スポーツ科学部 近藤 克之 准教授が,令和5年2月28日~3月1日に日本体育大学(世田谷キャンパス)にて開催された「日本コーチング学会第34回学会大会」において「短距離走の伴走者の熟達化に関する質的研究(近藤克之准教授(本学),森丘保典教授(本学),尾縣貢教授(筑波大)」というテーマで発表し,優秀発表賞を受賞しました!
写真:受賞された方々(左から2人目)
《近藤准教授のコメント》
この度,日本コーチング学会大会において,優秀発表賞を受賞することができました。
助言をくださった先生方や,ご協力いただいた関係各位にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。
この研究は,短距離走の伴走者が非常に少なく,重度視覚障害者が短距離走を全力疾走することを支援する環境が十分ではないという問題意識のもとに進められてきた研究の一部です。
長年,短距離走の伴走者として活動してきた方に対して,活動の開始時から現在に至る過程をヒアリングし,重度視覚障害者にどのように向き合ってきたのかについて質的に検討しています。
今後は,さらに重度視覚障害者へのインタビューを重ね,短距離走の伴走者としてのロールモデルを示すことを通して,まずは伴走者として活動することを検討する段階や,活動開始後の初期段階で役立つ事例を提供したいと考えています。
写真:挨拶をする近藤准教授