前節に流通経済大学に勝利し(〇3-1)2連勝と良い流れで準備をして試合に挑んだ日本大学サッカー部。今節の相手は、昨シーズン2部から共に1部へ昇格した東海大学との一戦。昨シーズンの2部リーグでは2戦2勝している相手だ。

 試合開始早々積極的な攻撃を仕掛けたのは日本大学。相手のクリアボールを植木楓選手(経済学部2年/日大藤沢)がミドルシュートするが枠内ギリギリのボールは東海大学GK安達選手のビッグセーブに阻まれるものの、コーナーキックのチャンスを得る。橋田尚希(危機管理学部4年/JFAアカデミー)のキックからデザインされたプレーは青木駿人選手(法学部4年/日大藤沢)をかすめたが、後方に良いポジションを取った西山蓮平選手(経済学部4年/前橋育英)が押し込み先制点を上げる(1-0)。
 その後も攻め続ける日本大学に再びチャンスが訪れる。前半5分、相手のクリアボールに反応した植木選手が拾ってクロスをあげると西山選手がシュート。ブロックに入った東海大DFの手に当たりPKを獲得。これを蹴った五木田季晋選手(スポーツ科学部1年/川崎F U-18)のシュートは東海大GK安達選手に阻まれたものの、タイミング良く詰めていた熊倉弘達選手(法学部3年/前橋育英)が押し込み追加点(2-0)。試合開始5分で2点のリードを奪う展開とする。

 ここから東海大学の反撃を受け何度か自陣にボールを運ばれるが、全員で守備を整えて相手にシュートの機会を与えない。試合は互いに中盤でボールを奪い合う展開になるが前半19分、徳島ヴォルティス加入内定のゲームキャプテン青木選手が自陣から前線へロングパスを送ると熊倉選手が反応。奪いに来たGKを抜き去りDFの間を抜いたシュートが決まり本日2点目をマークし3-0と東海大を突き放した。この後、お互いにチャンスを活かせず前半終了となり、3点リードで後半を迎えることとなった。

 後半は互いに攻守で良いプレーが観られるが得点には結びつかない。東海大学のコーナーキックから2度のピンチを招くもGK有留奎斗選手(文理学部4年/四日市中央工)が立て続けにビッグセーブ。U20ワールドカップで不在の木村凌也選手(スポーツ科学部2年/横浜FMユース)に代わって出場した4年生のプライドを見せ攻撃の芽を摘み取る。

 このまま試合が終わる展開だったが、攻撃の姿勢を崩さなかった日本大学が試合の最後にチャンスを作る。後半アディショナルタイム3分に敵陣で栗田悠巨選手(スポーツ科学部4年/川崎F U-18)が体を張ってボールを奪うと相手DFの背後にクロスを上げる。それに反応した後半アディショナルタイムに交代で入った平尾勇人選手(文理学部1年/四日市中央)がフリーの状態からダイレクトでヘディングシュート、GKの上を超えた技ありのシュートは見事に決まり起用に結果で応えた(4-0)。

 試合はこのまま日本大学サッカー部が4‐0で勝利し勝ち点3を積み上げた。

 次戦は5月27日(土)、インカレ王者・桐蔭横浜大学と対戦、日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて14時キックオフ予定。

選手のコメント

2得点の活躍をした熊倉弘達選手(法学部3年/前橋育英)

どのような想いで準備し試合に入りましたか?
第5節東海大学戦に勝つのと負けるのでは今後の戦いに大きく影響することは全員が理解していた。相手は勢いのあるチームだと言うことはわかっていたので冷静に戦うことを意識して準備しました。

本日の勝因は?
全員が勝点3のために90分間戦うことが出来たこと。

次節に向けて一言お願いします。
チームが勝つことが一番です。その中で自分がゴールを決めてチームを勝たせるようにしたい。チームのために走ります!

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