6月3日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第7節の法政大学戦が法政大学城山サッカー場にて行われ、日本大学サッカー部はPKで先制したものの、PKで追いつかれ1-1で引き分けとなった。勝点1を積み上げ12、順位は一つ上がり2位につけた。(6月3日時点)

前節はホームにて前年度インカレ王者と引き分けとし、ここ5戦無敗の日本大学サッカー部。今節の相手は関東大学サッカーリーグ戦1部で常に上位をキープしている強豪・法政大学だ。

試合開始早々にコーナーキックのチャンスを得た日本大学、ファーサイドでのトリックプレーを狙うものの得点に至らず。
その後、法政大学に左サイドを崩され決定的な場面になる。クロスからのこぼれ球をシュートされるが、U-20ワールドカップから帰国しリーグ戦に復帰したGK木村凌也選手(スポーツ科学部2年/横浜FMユース)が好反応を見せビッグセーブ。頼れる守護神が復帰早々に活躍を見せる。

前半中盤には立て続けにシュートを放つが決まらず、その後は試合は互いにチャンスメイクするも得点には繋がらず、前半は0-0で終了。

前週に続き快晴で日照りが強まり気温が上がっていく中、後半が開始。

先制し優位に立ちたい日本大学は、後半序盤に左サイドから大久保帆人選手(法学部1年/前橋育英)が敵陣PAにドリブルで切り込みシュート、これは相手DFにクリアされるが、すぐさまクリアされたボールを奪うと、栗田悠巨選手(スポーツ科学部4年/川崎F U-18)がゴール前にクロス。そのボールを長谷川皓哉選手(経済学部2年/明秀日立)が相手DFと競り合い、最後は五木田季晋選手(スポーツ科学部1年/川崎F U-18)がシュートしゴールネットを揺らすも、判定はオフサイド。

この決定機の後から日本大学がリズムをつかむ。
相手のフリーキックから再開され、法政大学が素早い攻撃を仕掛けてくる。ゴール前へのスルーパスに木村選手がPA外に出て処理、そのまま自らのファーストタッチでセンターライン手前まで運び、前線の五木田選手へスルーパスを送る。相手DFを振り切ってPA内に入った五木田選手が倒され、ファールを誘発、ここでPKのチャンスを得る。
そのPKを五木田選手が決め、先制に成功し1-0。

先制点からリズムをつかんだ日本大学と、追いつきたい法政大学が互いに攻勢を強めていく。
スコア、流れと優位な状況であった日本大学だったが自陣PA内で痛恨のファール、2試合続けてのPKを献上。
これを決められ1-1、試合を振り出しに戻されてしまう。

その後も互いに攻守に良いプレーを見せるものの得点には繋がらず1-1で試合終了。勝ち点1を分け合った。
日本大学は前節に続いて引き分け、勝ち点1を積み上げ12、他の試合結果により再び2位タイに浮上した。

ここ2試合では先制後に追いつかれ引き分けに持ち込まれてしまっているものの6戦負けなし。着実に勝ち点を積み上げている日本大学サッカー部、前期リーグ戦も7試合を消化し残り4試合。リーグ上位に与えられる全日本大学サッカー選手権の出場枠、そして1部リーグ優勝争いを演じる彼らの活躍から目が離せない。


次戦は6月10日(土)、東京国際大学と対戦、ホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて14時キックオフ予定。

選手のコメント

先制点を挙げた五木田季晋選手(スポーツ科学部1年/川崎F U-18)

どのような想いで準備し試合に入りましたか
横浜桐蔭大学戦では勝ち点2を落とすような試合になってしまったので、必ず勝ち点3を取るという強い気持ちで臨みました。
個人としては、ゴールを奪ってチームの勝利に貢献すること。これだけを考えて試合に入りました。

引き分けという結果を振り返ってどのような試合でしたか
また勝ち点2を落とすようなゲームになってしまったのは残念ですが、内容的にはポジティブな要素も多かったと思います。反省点として1点を守りきれなかった事と、もう1点奪えなかった事が挙げられるので、自分はFWなのでもう1点奪えるように成長していきたいと思います。

次節に向けての意気込みをお願いします
チームとしては引き分けが2試合続いているので、次節は必ず勝ち点3を奪えるように全員で良い準備をしたいと思います。個人としてはゴールを奪ってチームの勝利に貢献するのと、それ以外の部分でもチームを助けられるようにしたいです。

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