7月22日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第11節の国士舘大学戦が行われ、日本大学サッカー部は、2年連続でアミノバイタル杯を制した相手に引き分けて勝ち点1を分け合った。順位は前週と変わらず4位のままで前期を終えた。(7月22日時点)

前節で明治大学に引き分け(0-0)、順位を2つ下げていた日本大学サッカー部。リーグ戦前期最後の相手はアミノバイタル杯で大会史上初の連覇を成し遂げた国士舘大学だ。前期最後のホーム開催で大学選手権出場枠をキープ、リーグ戦優勝に向け勝って折り返したい一戦である。

前節と全く変わらないスターティングメンバーで挑んだ日本大学。
試合開始から高い位置でのプレスを続けるがチャンスには繋がらず、逆にシュートを許してしまう場面が目立つが、最初にCKのチャンスを得ることに成功。MF橋田尚希(危機管理学部4年/JFAアカデミー)が蹴ったクロスをFW五木田季晋(スポーツ科学部1年/川崎フロンターレU18)が頭で狙うもシュートには至らず、その後も攻撃を続けるが国士舘大の堅守に阻まれ突破することが出来ない。

今度は国士舘大が中盤での激しいボールの奪い合いからチャンスメイクしていく。左サイドからフリーでペナルティエリアに侵入すると、ゴール正面に走り込んできた国士舘大の選手にパスが通ってそのままダイレクトシュート。ゴール右隅へ蹴られたシュートは決まったかと思われたが、GK木村凌也(スポーツ科学部2年/横浜FMユース)がビッグセーブ、続く2度のCKも防ぎ切りピンチを切り抜ける。

しかしピンチは続く、ビルドアップでGK木村までボールを下げた日本大学、そこから展開をしたかったが国士舘大学のプレッシャーが早くインターセプトされループシュート。ペナルティエリア外に出てプレーをしていた木村は急いで戻るがボールの軌道は頭を超える、会場中が完全に決まったと思ったが…ボールはポストに当たり跳ね返ったボールは木村へ。万事休すと思われたが、日本大学に運が味方した場面だった。

危うい場面が目立つ日本大学だったが、FW熊倉弘達(法学部3年/前橋育英)がペナルティエリア内で3人に囲まれながらもDF栗田悠巨(スポーツ科学部4年/川崎F U-18)にパスを通し、シュートシーンを演出するなど、攻撃のリズムを掴んでいく。

だが、互いにチャンスをものに出来ず前半が終了(0-0)


後半開始、GK木村のロングフィードや、カウンターからFW熊倉弘達とMF植木颯(経済学部2年/日大藤沢)の連携。FW五木田もディフェンスラインをドリブルで突破しシュートを放つなど、見せ場を作るが決定には至らない。

ハードワークを惜しまない両チームの試合は互いに良く守り膠着状態に。
後半終了も近くなり、決めれば勝利を大きく手繰り寄せられる場面で、日本大学は前線を大きく押し上げ、CKを得る。
DF青木駿人(法学部4年/日大藤沢)がクロスを頭で合わせ、キーパーの逆を突いたが、惜しくも枠外。その直後に今度は右からペナルティエリア内にクロスを上げ、ニアサイドにいた丸山喬大が頭で狙う、しかし相手GKのビッグセーブに阻まれてしまう。
カウンターから五木田に代わって入った、佐藤誠也(文理学部4年/関東第一)がペナルティエリア内にクロスを上げ、走り込んできた橋田が頭でシュートを放つもこれはGK正面。ビッグチャンスを決めきれず。

ゴールに嫌われ、決定機を欠いたまま試合は終了(0-0)。ここ2戦に渡って好調な相手を前に引き分けで終わった事はマイナスではない。18年ぶりの1部復帰から前期を4位で折り返した事は大きい。リーグ戦後期も日本大学サッカー部に注目だ。

次戦は7月29日(土)18時よりホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて東海大学と対戦予定。

選手のコメント

熊倉弘貴(法学部3年/前橋育英高校)

どのような想いで試合に入ったか
前節の明治大学との試合では、チャンスを作るも決め切ることができず、引き分けで終わった。今節の国士舘大学はアミノバイタルを優勝したりと力のあるチームに対して、自分たちのアグレッシブなサッカーをしたかった。前期最終戦ということもあり、勝ち点3を必ずゲットし、後期に良い流れで移りたかった。

引き分けの結果を受けて
勝ち点3を狙っていただけに引き分けで終わったことはとても悔しいです。ただ、守備では国士舘大学を相手に0で抑えることができていますし、決定的なチャンスも作れていた。こういうどっちに転ぶか分からない試合を勝ちにもっていきたいです。

次節に向けて
次節は東海大学です。前期では、試合開始から相手の勢いにのまれることなく、日大らしいサッカーで勝つことができた。対策などもされ、同じようにはいかないと思うが、日大全員で勝ち点3を取ります。

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