8月6日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第13節の拓殖大学戦が行われ、日本大学サッカー部は、前期開幕戦で0-1で敗れた拓殖大学に5ゴールを決め5-1で快勝、勝ち点3を積み上げ、順位を2つ上げ再び4位となった。
(8月7日時点)

前節は東海大学に0-2で完敗を喫し、4位から6位に後退していた日本大学サッカー部。今節の相手は前期開幕戦で敗れている拓殖大学、この試合に敗れれば上位争いから後退してしまう状況、絶対に負けられない一戦だ。

最初にシュートを放ったのは拓殖大学、左サイドを崩されると、そのままゴール前まで運ばれシュートを許すが枠外へ。前期の失点と同じ崩され方でヒヤリとさせられる。

今度は日本大学、前半9分拓殖大学がゴールキックを自陣深いところでビルドアップ、MF植木颯(経済学部2年/日大藤沢)がプレッシャーをかけ奪うと、そのままシュート。見事決まって1-0、先制点は4節ぶりのゴールだった。

先制後も攻撃の手を緩めない日本大学は積極的に仕掛け、相手陣内でプレーを続ける。前半10分、右サイドからMF平賀禎大(文理学部3年/佐野日大)がクロスを上げると、左サイドのMF永田亮輔(経済学部3年/横浜FCユース)がヘティングシュート。拓殖大学GKのビッグセーブに阻まれるものの、こぼれ球をMF丸山喬大(経済学部4年/帝京長岡)が押し込み2-0。

さらに前半18分、日本大学はセンターライン付近からDF栗田悠巨(スポーツ科学部4年/川崎F U-18)が相手DFの背後にロングフィード。前線のFW五木田季晋選手(スポーツ科学部1年/川崎F U-18)、FW熊倉弘達(法学部3年/前橋育英)、MF橋田尚希(危機管理学部4年/JFAアカデミー)と上手く繋ぎ、最後はMF丸山が2点目を決めて3-0と拓殖大学を突き放す。

飲水タイムを挟んで拓殖大学の反撃、自陣中央からゴール前へのパスを許すと、GKの頭を超えるループシュートを打たれてしまう、しかしこれはバーに当たってゴールキックに、何とか救われた場面だった。その後もゴール前まで運ばれる場面はあったが、GK木村凌也(スポーツ科学部2年/横浜FMユース)の好判断等、DF陣が守り切って前半を3点リードで終える。

後半に入ると互いに堅守となり膠着状態、ゴールは遠い。
試合もこのまま終了かと思われた後半36分、敵陣での激しいボールの奪い合いから、FW熊倉が敵陣左サイドでファールを誘いFKを獲得。MF橋田のゴールを横切るクロスをDF青木駿人(法学部4年/日大藤沢)が折り返し、最後はFW五木田が押し込んで4点目。
この日の日本大学はこれで終わらなかった。後半42分、敵陣右サイドで再びFKを得ると、MF橋田がゴール前に蹴りこんだボールは相手DFがクリアするかと思われたがミス。それを逃さずDF栗田が豪快に蹴り込み5点目。
しかし、その直後に自陣内でファールを取られPK献上、これを決められ5-1となったものの、間もなく試合終了。

前節から修正を生かし、前線からのハイプレス、セットプレーで得点の機会を作った日本大学が5得点で快勝とした。
これで上位争いに踏みとどまることになったが、次節は現在リーグ戦1位独走状態の筑波大学、前期引き分けとしている相手だ。ここで勝利を掴んで差を縮め上昇気流に乗りたい。
次節は8月12日(土)18時より、ホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて行われる。

選手のコメント

2点を挙げた丸山喬大(経済学部4年/帝京長岡)

どのような想いで試合に入ったか
拓殖大学に勝利するか負けてしまうかで上位に残れるか、下位に巻き込まれてしまうか大きく左右する試合でした。勝ち点3を取り上位に食らいつくぞと強い気持ちで試合に臨みました。

結果を振り返って
チームの中でもなかなか勝ちきれない試合が多く、雰囲気もシーズン序盤の勝ち点を積み上げていた時期に比べると重たい雰囲気でした。3試合連続で無得点で終わってしまっている中でただの勝利でなく大量得点で勝利できたことはとても良かったです。

次節に向けて
次節は首位の筑波大学との試合です。勝利することで首位も近くなる大事な試合です。今節の勝利に浮かれずに勝ち点を積み重ねれるように気を引き締めて1週間良い準備をして臨みたいです。

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