第19回世界陸上競技選手権大会が8月19日から8月27日までハンガリー・ブダペストにて行われ、25日に行われた女子やり投決勝に北口榛花選手(スポーツ科学部卒/JAL)が出場。最終6投目に66m73を記録、暫定トップの記録を上回り逆転での優勝を決めた。世界陸上での日本人女子選手による優勝は3人目で26年ぶり。世界大会でのトラック&フィールド種目での金メダル獲得は日本人女子初の快挙となりました。
 この他、日本大学陸上競技部出身の橋岡優輝選手(スポーツ科学部卒/富士通)は男子走幅跳に出場し17位、十種競技に出場した丸山優真選手(文理学部卒/住友電工)は自己ベストとなる7844点で15位、男子やり投の小椋健司選手(文理学部卒/エイジェック )は76m65で22位、﨑山雄太選手(文理学部卒/愛媛陸協)は記録なしとなった。

昨年の同大会でも銅メダルを獲得していた北口選手、今大会はダイヤモンドリーグ2勝、自身の持つ日本記録の更新など記録を伸ばし続け、世界ランキング1位として臨んだ。

23日に行われた予選では2投目で昨年銅メダルを獲得した時と同じ63m27をマークし、自動通過ラインを超え全体3位で予選を突破。

25日に行われた決勝、北口選手は1投目から61m78と60m越えの記録で2位につけ、トップである65m47をマークしたコロンビアのルイス・フルタド選手を追いかける展開に。
3投目に63mをマークするも、4投目と5投目は62m台。
5投目を終え4位で最終6投目を迎えた北口選手、最後の一投はトップを上回る66m73。その後この記録を上回る選手は現れず北口選手の優勝が確定。

女子やり投げ初、トラック・フィ―ルド種目における日本人女子初の金メダルを獲得する大快挙を成し遂げた。

日本にいる間は世田谷区桜上水にある日本大学陸上競技場でトレーニングを行う北口選手、この結果は日本学生対校選手権を控える日本大学陸上競技部の学生にとって勇気づけられるニュースになったことだろう。

北口選手はこの結果により日本陸上競技連盟が定めるパリオリンピックの選考基準を満たし代表に内定した。

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