射撃　松本 崇志選手

一度は五輪代表に内定したものの、その後の記録会で基準点をクリアできず再選考となった松本選手。今年5月の代表決定戦で改めて代表切符を手に入れた。

 

 

北京から3大会連続で出場権を逃し、4度目の正直で五輪出場となって正直ホッとしました。長い戦いにようやく一区切りできるという気持ちです。

五輪延期となり、全くモチベーションが上がらない時期もありましたが、翌年の開催をイメージしながら、少しずつ技術を積み重ねてきました。多くの大会が中止・延期となる中で、所属先で変わらずに練習ができたことは幸いでした。しかも、試合会場がホームグラウンドの陸上自衛隊朝霞訓練場なので、この地で十数年、朝霞の環境を知っている分、大きなアドバンテージになります。

 

50m種目では環境の変化を大きく受けるので、この1年で本番のイメージをより濃く持つことができました。また、会場の日本人スタッフや観客の方の声援も大きな力になると思います。これまでの再選考のプレッシャーに比べたら、本番では意外とスッキリして撃てるのではないでしょうか。

長い代表争いの中では日大の後輩たちとも戦ってきましたが、それぞれの苦しい気持ちも分かっているので、彼らの思いも背負って戦うつもりです。そして、多くの方に支えられてここまで来られたことに感謝しながら、メダル獲得を目指して全力で挑みますので、応援よろしくお願いします。