日本大学について
理事長・学長メッセージ
理事長メッセージ
次世代に誇れる日本大学の未来を、共に創り上げる
日本大学は、明治22年に学祖・山田顕義先生により創立以来、長い歴史の中で常に社会の要請に応える多彩な人材を輩出し、日本最大級の総合大学としての使命を果たしてまいりました。
一方、近年は連続する不祥事により社会からの信頼を大きく損なうという事態を生じさせてしまいましたが、令和4年以降、林真理子前理事長のもと、ガバナンス改革と内部統制の強化に全力を挙げ、いかなる不正も許容しない高い自浄作用と透明性の高い法人運営の基盤を築いてまいりました。これらの基盤を今後も不断に改善して強固に維持・定着させ、社会からの信頼をより確固たるものにすることは、今後も私たちの変わることのない責務です。
現代は、従来の予測困難な「VUCAの時代」を超え、より混沌として脆く、非線形な「BANIの時代」へと移行しています。この激変する社会変革期こそ、日本大学がさらなる進化を遂げる好機であると考えています。これまでの改革の成果を礎としながら、この改善改革を完遂する強い決意のもと、私は理事長として、学長が掲げる教学ビジョンを強靭な財政基盤で力強く支え、教学と経営が一体となったワンチームとして日本大学の未来を切り開いてまいります。
本学の最大の強みは、16学部、通信教育部、短期大学部、大学院21研究科、そして全国の付属学校等が織りなす、日本最大級の多様な「知」と「人」のネットワークです。私たちはこの広大なフィールドを最大限に活かし、組織や学問の壁を越えた連携をこれまで以上に強化いたします。これにより、本学の多様な学問分野が生み出す質の高い教育・研究を社会へ提供し、複雑化する国内外の諸課題の解決に貢献することで、本学の社会的価値を一層高める所存です。
さらに、約130万人の卒業生をはじめとするステークホルダーの皆様を大切な共創パートナーとして位置づけ、これを基盤として、学びと成長を希求するすべての人々に、世代を超えた学びと成長が循環する新たな運営モデルを構築できると考えています。「和をもって尊しとなす、和して同ぜず」の精神のもと、オール日大のシナジーを最大化し、すべてのステークホルダーの皆様と共に、次世代に誇れる日本大学の新たな価値を創造してまいります。その実現を通じて、日本大学を日本、そして世界の未来を切り開く原動力となる「未来志向の大学」へと進化・発展させてまいります。
学長メッセージ
Society 5.0をリードし、未来を「自主創造」する大学へ
日本大学は、建学以来、社会の礎をつくり、また新機軸の開拓に挑む人材の育成に重きをおいてまいりました。学祖である山田顕義は、岩倉使節団による欧米視察からの帰国後、日本の風土にあった法律の整備の必要性を唱え、その教育機関として本学の原型である日本法律学校を1889年に創立しました。その後、社会ニーズに応えながら発展し、現在は、文系・理系・医療系から芸術・スポーツに至るまであらゆる学問分野を有する16学部86学科からなる総合大学となりました。卒業生の総数は約130万人に達し、認定こども園から大学院までを擁する総合教育機関でもあります。
この豊かな数は、私たちの教育・研究において非常に大きなメリットであると考えます。
現代社会は、かつてない程に情報化が進み、AIの急速な進化とともに情報にあふれています。そうした時代だからこそ、情報の真偽を見抜く力は、これからの社会で必要不可欠であり、そのためには深い専門性はもちろんのこと、広い視点から物事を捉えることが大切です。本学は、さまざまな学問領域を有するからこそ、分野を異にする多様な存在との関わりを在学中から経験することができ、また、さまざまな分野の「本物」に触れる機会を得ながら、多角的に考える姿勢を身につけることができるのです。こうした学びをとおして、英字のHの横棒のように、他分野の人びととのブリッジになりながら、実践的な協働から新たな「もの」「こと」をイノベーションする「H型人材」を育成し、高度情報社会であるSociety 5.0をリードできる人材を輩出してまいります。
また、私たちは、この豊かな数をデータの力とした教学DXを強力に推し進めています。全学的な教学情報収集・分析基盤や世界標準の学修管理システム等を活用し、精度の高いデータに根ざした個別最適化を進めながら、学生一人ひとりの成長をサポートしてまいります。令和8年4月に新設した「日本大学情報イノベーションセンター」を中核として、大学だけでなく付属校や校友を含めた、生涯にわたる学びのプラットフォームの整備をさらに進めるとともに、「日本の縮図」といっても過言ではないデータに根ざしたその成果を、適切に社会に還元してまいります。
研究面においても、日本大学特別研究や日本大学学術研究助成金(独創的・創造的研究)をはじめ、学部を横断する取り組みが加速しています。また、実社会と研究が交差する領域を中心に、社会実装を前提とした研究も多く進んでおり、その成果を具現化すべく「日本大学発ベンチャー」が複数誕生しています。今後もますます、本学の知に根ざした社会貢献を進めてまいります。
令和8年6月24日付で学長として2期目を迎えることとなりました。1期目の就任以来、すべてのキャンパスに足を運び、学生や教職員、そして国内外の校友の皆様と対話を重ねてまいりました。多くの皆様にお力添えを賜り、本学は信頼回復の段階から、未来への躍進という次なるフェーズへと力強く歩みを進めております。
135年を超える伝統と全国に広がるキャンパスネットワーク、そして全国約2万人の企業経営者を擁する産業界との強固なつながりを活かし、世界から「日本の大学といえば日本大学」と称される存在を目指すとともに、本学の教育理念である「自主創造(自ら学ぶ、自ら考える、自ら道をひらく)」を体現し、社会を創り、世界を動かす人材をこれからもていねいに育成してまいります。

