社会で求められるチカラが変わってきた！

さまざまな場面で、発信力があまりなかったように思います。

就職活動のグループディスカッションでは、その場で考えて意見を述べる瞬発力や思考力、ほかの人の意見にも触れながら要点を抽出することが求められますが、自信を持って取り組めています。法律分野について基礎から専門的な知識や考え方を修得する過程で、解釈のコツや理解力を身に付けられたことや、判例を扱う中で要点を的確に見出す力を鍛えられたことが役立っています。自分の学科以外の講義を受け、新しい知識を得られたのも大きいです。

教職を取るなかで、多様な価値観を学びたいと考えていました。

教員には生徒や保護者、地域からの「信頼」が大切だと考え、コミュニケーション方法を学び、学校やアルバイトの場で実践しました。また、小学校ボランティアに参加して勉強を教えたり、支援が必要な方々と関わったりする機会を自ら設けてきました。これらの経験から多様な価値観を学び、他者を理解する力が養われ、円滑に対話できるようになったと思います。そして、自分に必要な力を身に付けるためにすべきことを考え、実践するという自己分析力や行動力が身に付きました。

自分の考えや意見を伝えることに、慣れていませんでした。

例えば「スポーツ科学論」の授業では、学生が４人で１グループをつくり、タイムキーパー、司会、まとめ役、書記を日ごとに変えてディベートを繰り返し行いました。さまざまなテーマでの議論や立場を経験する中で、これから就職活動をする上で必要となるグループディスカッションをする力を身に付けられたように思います。またゼミナールでは、同学年だけではなく上級生、下級生との交流を通して、幅広い人間関係を築くことができました。

幅広いコミュニケーションをとるような経験がなかったです。

所属しているゼミナールでゼミ長を務めたのが転機になりました。説明会や各ゼミナールの代表者ミーティングなどで多くの人とコミュニケーションをとる機会を得られたこと、講義の中でグループワークやプレゼンを多く経験したことから、どのような人を前にしても自分の意見を発信することができるようになったと思います。コミュニケーションへの自信から、道で困っている人がいた際に声をかけるといった日常的な行動力も身に付きました。

まずは写真の知識を得ることに注力しました。

休みを見つけては、撮りたい対象である「島」に行っています。ある島の祭りの撮影では、祭り自体にも参加し、精神的・身体的にも近い距離で撮影することが叶いました。また、講義で写真家の方から準備にこそ時間をかけると聞き、その場で感じたものを形にしてきた私は衝撃を受け、作品として昇華するために撮影前にテーマやコンセプトを練るようになりました。写真はそこでしか撮れず、素材が全てという当たり前に立ち返ることができました。

リーダーシップを発揮した経験がほとんどありませんでした。

ボランティアサークルの副代表に選ばれ、人前で演説をしたり参加者をまとめたりなど責任のある立場として動く機会が多く、リーダーシップやマネジメント力を高めることができました。また、私が中心となって他大学や企業と合同でチャリティーフットサルイベントを成功させた経験が大きな自信になり、自己肯定感も上がったように感じます。大学4年の夏にはドイツの大学で行われた短期海外語学研修に参加し、積極性を磨くことができました。

控えめな性格で、人前で発言することが苦手なタイプでした。

コロナ禍で先のことを予測できない状況に不安を感じ、人と交流するために2年次のときに学園祭の実行委員会に参加。イベント局長に任命され、初めてメンバーをまとめる役割を担いました。その後も、仲間と共にSDGsの考え方を広める学内プロジェクトを企画して学部の協力を得て実施したり、学外の人たちと協力・連携しながら課外プロジェクトを成功させたりする中で、人とのつながりの重要性や企画実施の面白さを発見することができました。

高校生の頃は、与えられた生活を淡々とこなす日々でした。

「今、何をするべきか」を自分で考えて、行動できるようになったと思います。例えば、授業や部活がない自由な時間をただ過ごすのではなく、就職活動を少しでも有利にするために、またライフプランを立てて楽しく生きていくために、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格を取得しました。もともとポジティブで明るい性格なのですが、授業で多くのグループワークを経験して養ったコミュニケーション力は、社会でも役立てられると考えています。

どちらかというと消極的な性格で、主張することを控えていました。

柔軟なアイデアやアプローチが必要かつ予測できない問題が発生する実験や研究を通して、共通の目標を達成するために仲間と協力することを学び、責任感も養われました。最初は話し合いにためらいがありましたが、意見の違いは当たり前であり、受け入れ合い、合意点を模索することが成功の鍵であると気づきました。積極的に自分の意見を主張したり自分が主体となって行動できるようになり、大きな自己成長と自己表現が可能になりました。

誰かと話していても、聞き手役に回ることが多かったです。

授業やイベント・部活動などを通して、コミュニケーションをとることが好きになりました。具体的には、授業で学生同士が話し合い答えを求めるという経験を多く積んだこと、学部関係なく日本大学に所属する１年次の学生が指定されたテーマで自由な会話によりさまざまな意見交換を行う「ワールド・カフェ」イベントに参加したこと、１年次から弓道部に所属し、先輩や後輩と部活内外での交流をしたことで、自分自身が変わったのだと思います。

課題をこなすことだけで精一杯でした。

設計製図を繰り返すことで、忍耐力・継続力・創造力が養われ、設計に対するモチベーションが一層高まったように思います。設計演習の授業では、目上の方との会話や学びへの主体性、自己表現力を身に付けられました。また、猪苗代湖の清掃活動のボランティアに参加し、地球環境への興味が高まり社会的な価値観を広げられたこと、サークル活動やアルバイトを通じてリーダーシップ力や自己表現を行う力を養えたことも大きかったです。

体調や時間などの自己管理に無頓着な面がありました。

講義では、医療従事者になる者としての自覚の重要性や、「アンプロフェッショナル」な行為をしないようにということを諭されます。そのため、試験勉強や実習で忙しい日々で必要不可欠な体調・時間管理を強く意識するようになりました。今は一生懸命学んできたことで医学への好奇心が高まり、より自発的に楽しく学べています。日本全国から幅広い年代の学生が集まっていて、新しい価値観や視点を得られるので、自分の視野も広がったように思います。

将来のビジョンについて、狹い視野で考えていました。

進級するにつれ学修内容が専門的になり、多くの試験があるため準備や対策に思い悩むことも。私はその中でオンオフを切り替える力を身に付けました。例えば放課後や週末を復習や試験勉強に使うこともあれば、勉強を忘れて楽しむ日もあります。自分の中でスイッチを切り替えて勉強に集中し、新しく学んだ内容を理解出来たと実感したときは成長を感じます。現在は、大学病院内での実習で患者さんと接し、医療現場の一員である自覚が芽生えると共に、さまざまな診療科を回るなかで、将来の進路に多彩な選択肢があることが分かり、思いを巡らせています。

早速、仲間とともに国家試験対策に取り組み始めました。

国家試験に向けた学修内容は、正直とても難しいです。心が折れそうになる時も多々あります。しかし、「歯科医師になる」という夢をかなえるためには、この困難を乗り越える必要があります。そこで、周りの人を頼り、巻き込んで学修するようにしました。松戸歯学部では、学生同士の仲が深まる行事が沢山開催され、すぐに友達を作ることができます。知識の修得はもちろん、切磋琢磨できる学友ができたことが松戸歯学部における私の成長です。

大学生活にも慣れない中、勉強が大変でした。

入学から3ヶ月ほどでバイオ技術者認定試験を受けました。講義の課題、高校で履修していない科目の勉強、資格勉強を並行して進めるのは大変でしたが、高校の科目の復習ができる授業や先生に質問しやすい環境があり、乗り越えることができました。早い段階で、目標達成のためのコツ、具体的には質問する際に分かる部分と分からない部分を明確にし、分からない部分をより細分化するというスキルが身に付き、今後の学修や学生生活にも応用できると感じています。

人の命に関わる仕事がしたいけど、どんな道があるかはぼんやりとしていました。

入学後、薬剤師は倫理観やコミュニケーション力が必要とされる仕事であり、農薬や水質といった環境に関わる仕事など活躍の場が広いことを知りました。自分の興味がどんなことにつながるのかを明確にすることで、学びが深まったと思います。現在、私が研究している内容は微生物や進化論に関係しており、高校生の頃に感じた面白いという感情が今の研究につながっているのだと思います。
講義ではディスカッションや論理的思考を鍛える機会が多く、学園祭実行委員会では学生主体で企画・運営する中で幅広く人と接する機会を得られるなど、さまざまな活動を通じて薬剤師に必要なコミュニケーション力も伸ばせています。