議論を重ねて臨んだインゼミ大会。“問いを楽しむ”姿勢が、次なる成長の一歩に

日常で感じた疑問を突き詰めたいと選んだゼミナール

所属しているゼミナールを選んだきっかけは、商学入門の授業で出会った先生の人柄に惹かれたことでした。普段から、スーパーに並ぶ商品ひとつに対しても「どんな人が関わって、どんな工夫があるんだろう」と考えることが好きだったこともあり、消費者心理をテーマとするゼミで自分の興味を突き詰めたいと志望しました。
ゼミが本格的に始まったのは2年次生の春。秋には、日本大学商学部に所属するゼミナールがそれぞれの研究について発表し合う「インゼミ大会」に参加しました。公の場での発表は初めての経験で、何から手をつけていいか分からず、不安や緊張で頭が混乱したこともありました。それでも、チームのみんなと「このままじゃダメだ」「こうしてみよう」と話し合い、積極的に課題と向き合うことができました。

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テーマを深掘りする面白さを実感

インゼミ大会での研究テーマは「音声広告」。特に音性の男女差が与える影響に着目しました。「バスの音声アナウンスは、男女で使い分けられているのではないか」と感じて先行研究を調べると、男性の声は注意喚起、女性の声は親しみを感じさせるということが分かりました。これを音声広告に生かすことができないかと考え、このテーマを選びました。授業で学んだ消費者行動論や心理学的知見も生かしながら、アンケート調査を実施。自分たちで立てた仮説を立証することができました。一方で、大会の審査員の方からの指摘で新たな課題も見つかり、次の大会に向けてさらに研究を深めています。インゼミ大会では入賞には至りませんでしたが、テーマを深く掘り下げて考える面白さを知ることができ、自信にもつながる経験ができたと感じています。

日々の発見に商学部の学びが生きる

商学部での学びは日常生活で実感できることが多々あります。例えば、スーパーのBGMのテンポによって消費者行動が変わるとされていますが、実際にスーパーを訪れた際に意識して考えるようになりました。最近気になったのはトイレ清掃の看板です。「只今清掃中です」という文字とともに、困った顔をした人のイラストが描かれている印象がありませんか?これも消費者行動論における、人は困っている人を見ると助けたくなるという心理現象を利用して、思いやりの心を喚起しているのではないかと考えています。このように、日常生活の細部にまで意識が向くようになり、日々発見が生まれています。

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ゼミ長として、ゼミ運営にも挑戦。一人ひとりと向き合い “支える”リーダーシップを

互いを尊重し、成長し合うゼミづくり

3年次生になり、ゼミ長としてチーム全体の調整役としても奮闘しています。まだ設立3年目の新しいゼミのため手探りの部分も多いですが、メンバー一人ひとりが熱意を持って活動しています。そんな彼らを支えるような存在でありたいと思い、ただ指示を出すだけではなく、互いを尊重し合い、議論を交わしながら良い雰囲気をつくることを意識しています。
ゼミ活動を通して、私自身も大きく成長しました。大学に入ったばかりの頃は、パワーポイントの操作すらよく分からなかった私が、今では仮説を立てて調査し、資料を作って発表するという一連の流れをこなせるようになりました。メンバーがそれぞれの得意を生かしながら成長していく姿に刺激を受け、私自身も人を見る力が身に付いたと感じています。

学んだ知識と人と向き合う姿勢を武器に、次なる挑戦へ

現在は、関東学生マーケティング大会に向けて、ゼミ全体で新しい研究を進めています。インゼミ大会とは異なり、他大学のマーケティング専攻のゼミが集う、より専門性の高い大会です。私たちはこれまでの経験を踏まえ、「無音の動画広告が人々に与える効果」や「アスペクト比が与える時間的印象」など、日常の中の気づきをテーマに、チームで話し合い、研究を深めています。
将来は、メーカーや商社の営業職を志望しています。商学部で学んだ知識はもちろん、ゼミで培った人を見る力や支える姿勢、コミュニケーション能力は、社会に出てもきっと役立つと信じています。

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自主創造の歩み

 
きっかけ

日常の中にある“なぜ?”を深める

社会人になるための力を身に付けたいと日本大学商学部に入学。普段から疑問に感じたことを見逃さず、興味を深める好奇心を持って行動する。

 
2年次生

ゼミに所属し、インゼミ大会へ挑戦

教授の人柄に惹かれて決めたマーケティング戦略のゼミ。音声広告をテーマにインゼミ大会での研究発表を経験。

 
3年次生

関東学生マーケティング大会に向けて研究を進める

インゼミ大会での経験を経て、新たな大会に挑戦。ゼミ長としてチームをまとめながら、まだ若いゼミの基盤づくりも行う。

 
これから

ゼミでの学びを将来に生かす

メーカー・商社の営業職を目指して就職活動にも取り組む。学びを生かし、人と向き合う仕事に挑戦したい。