留学・国際交流

ケント州立大学 野﨑義晶さん(法学部)

ケント州立大学交換留学報告書

私の留学の目標は、「コンピューターサイエンスの分野における専門知識を深めること」と「英語力の向上」でした。これらの目標は、新型コロナウイルスの期間中にプログラミングと英語に情熱を傾ける中で生まれました。以下では、私の留学経験を「授業」と「英語力」の向上の観点からお伝えます。

1.授業について

専門科目に関しては、ネットワークやオペレーティングシステムなど、ITの分野における基盤となる概念を学びました。言い換えれば、インターネットがどのように実現されているのかや、コンピューターの根幹に関わる考え方などを習得しました。これらの学びは、デジタル時代において重要な理解力を養う上で貴重なものでした。
これらの学びを基に、実際のプロジェクトにおいてアウトプットを行いました。具体的には、データベースとアプリケーションの仲介役として機能するWebAPIの構築や、ウェブサイトの開発、クラスメイトと共に協力して簡単なゲームを制作しました。
専門科目の他には、ウェイトトレーニングや柔術の授業も履修しました。講義形式ではなく、実際に身体を動かして新たな知識を自分の体験に落とし込むことができ、生活に新たな刺激をもたらしてくれました。
上記の学びを通じて、私は現地の授業の魅力は3つあると感じました。
1つ目は、学生の意欲です。
日々、授業に対する学生の強い熱量を感じていました。彼らの授業への情熱は、ただ単に知識を得るだけでなく、それを実際の現実にどう活かすかという点にも向けられていました。また、授業内でのひとつひとつの発言が、自分の考えに対する自信によって支えられており、異なる意見にもオープンに向き合い、建設的な議論を展開する姿勢には、刺激を受けました。その情熱と自信に触発され、初めは控えめであった私も、次第に自信を持って発言・議論をすることができるようになりました。
2つ目は、先生との距離感です。
アメリカでは年功序列的な思想が強くないことも影響しているのか、先生との関係も上下関係というよりは、横の関係に近いように感じました。授業後に先生に質問をしているときの感覚は、塾でチューターに相談をしているような感覚に近く感じました。権威性や形式を重んじるよりも、生徒のフィードバックを大切にして授業の形式や内容を柔軟に変更している教授が多かったです。また、ジョークが大好きな教授や、ハロウィンにはクラス全員にお菓子を配る教授がいたりもいました。私自身、授業後の先生への質問やメールでの相談を頻繁に行っていました。また、履修外授業の聴講の許可もいただくことができ、専門性の高いクラスの授業に参加させていただきました。
3つ目は、学生の多様性です。
ケント州立大学は多くの留学生が在籍しており、異なるバックグラウンドや文化を持つ学生が一つの教室で学ぶ機会が、刺激的な学びの場を生み出していました。国際的な学生たちとの交流を通じて、さまざまな視点やアイデアに触れることができました。この多様性は、一つのトピックに対する理解を豊かなものにし、広い視野で物事を考える力を養う助けとなりました。
授業内外でのグループワークやプロジェクトも、多様性を活かした学習を促進していました。異なる文化やバックグラウンドを持つメンバーが協力し、異なるアプローチで課題を検討することで、創造的な解決策や意見の幅広い議論が生まれていました。

2.英語力について

留学中には、専門科目の授業やグループプロジェクト、先生との対話、プライベートでの友人との交流など、あらゆる場面で英語力が不可欠です。最初は言葉の壁に直面することもありましたが、その分英語力を高める努力を重ねることができました。授業で扱う専門用語と抽象的な概念の理解に苦労したこともありました。その時には、授業内容の録音や日本語の電子書籍の教材を利用、教授や友人との対話を通じて解決をしました。
また、授業内での発言やディスカッションを通じて、自分の意見を正確に表現する能力が向上しました。また、英語でのプレゼンテーションやレポートの執筆を通じて、論理的な文章を構築するスキルを磨くことができました。英語でのコミュニケーションが日常的に求められる環境において、自信を持ってコミュニケーションする力が養われました。
さらに、異なる国から来る学生たちとの交流を通じて、異なるアクセントや表現方法に触れることができました。これによって、リスニング力やコミュニケーションスキルがより多様な状況に適応する能力につながりました。英語を共通の言語として使用する国際的な環境は、単に英語力を向上させるだけでなく、異文化への関心や理解に役立ちました。

8カ国以上から集まったメンバーでボウリング(私は後列中央です)

8カ国以上から集まったメンバーでボウリング(私は後列中央です)

3.まとめ

総じて、アメリカでの授業を通じて、英語力の向上と専門知識を深めることができました。多様なシチュエーションでの英語の使用に慣れ、失敗を恐れず挑戦する力を養うことができました今回の留学経験は、今後の国際的なキャリアやコミュニケーション能力の向上において大いに役立つものであると考えています。