電気工学専攻の岸本誠也さんが電気学会「優秀論文発表賞(基礎・材料・共通部門表彰)」を受賞しました。

2013年9月12日に横浜国立大学で開催された平成25年電気学会基礎・材料・共通部門大会にて、電気工学専攻博士後期課程の岸本誠也さんが「優秀論文発表賞(基礎・材料・共通部門表彰)」を受賞しました。

対象論文は、平成24年11月15-17日に開催された第41回電磁界理論シンポジウムで発表を行った「PMCHWTを用いたナノ領域電磁界解析の基礎検討」です。研究内容はナノサイズのデバイス設計などに有用な新奇電磁界シミュレーション法の提案です。これにより、これまで用いられてきたシミュレーション法では取り扱えない問題を解決しました。発表ではナノサイズの物体に対する電磁界解析を行い、従来法と比較することで提案手法の有効性を示しました。また、並列コンピュータを用いた高速計算の可能性や、提案手法を用いたナノデバイスの設計例を示しました。
これらの研究成果が評価され、今回の受賞に至りました。

本研究成果の一部は日本大学N. 研究プロジェクトおよび私立大学戦略的研究基盤形成支援事業によるものです。