本日この3月11日に、2011年の東日本大震災ならびに福島第一原発事故から13年を迎えます。この震災で亡くなられた犠牲者の方々のご冥福を改めてお祈りし、被害にあわれた被災者の皆様お一人お一人の生活の復興、心の復興を改めて願います。
 13年という歳月の中で、被災地では新しい復興が進む地域がある一方で、まだまだ復興に向けた道半ばで被災者の皆様の奮闘が続いている地域もたくさんあります。この3月11日には私自身、毎年東北の被災地を訪問して、各地の追悼式に出席しながら、被災地の復興を見守り、支援をさせていただきました。
 そして危機管理学、災害対策の専門家として、自治体や企業の皆様方と復興に向けた支援の活動を続けています。さらには学部や大学院の学生たちにも講義や演習を通じて、東日本大震災についても教育を行なってきました。
 この東日本大震災の被災者の皆様のご経験、お苦しみを絶対に風化させてはなりません。これからも支援を継続し、そしてこの被災者皆様のご経験を今年元日に発生した能登半島地震の被災者の皆様のために繋ぎ、活かしていくこと、その使命を日本大学危機管理学部はこれからも担ってまいります。
これからも引き続き東日本大震災被災地と向き合い、支援を続けて参ります。改めて一日も早い復興をお祈りします。

2024年3月11日
日本大学危機管理学部長
福田 充