ランで地域おこし

米沢市教育委員会のベンジャミンさん

卒業生
2024年08月19日

箱根駅伝などで活躍したガンドウ・ベンジャミンさんは今、総務省が展開する「地域おこし協力隊」の隊員として山形県米沢市教育委員会スポーツ課に勤務、特技のランニングを生かしたスポーツイベントの企画・運営に携わっている。

学生時代は大迫傑選手や「山の神」の一人、柏原竜二さんらと競い合い、2013年の箱根2区では12人を抜いて首位に立ったことも。卒業後に実業団入りし、17年退社。大学陸上部の先輩の紹介で20年に地域おこし協力隊員として栃木県壬生町に赴任した。契約満了となり、自ら求職情報をネットで探して応募した米沢で今年4月に働き始めた。

市民ランナーとして走り続けており、早朝に20㌔㍍、勤務後に15㌔㍍ほど毎日、近くの河川敷を走る。土日はイベントやレースに参加し、平日はランニング教室などイベントの準備で忙しい。6月末の函館マラソンではフルの部で優勝した。

国際関係学部で多文化交流について学んだ。米沢では大学生や社会人らと駅伝チームを組み、指導もしている。

「チームの走力アップに貢献したいし、多くの子どもに走る楽しさを伝えたい。さらに私と話すことで異文化に触れる機会も作ってほしい」と笑顔で話した。