
大木 優瑠 選手
名門・飛龍高校で腕を磨いていたが、2年生の時に夏バテで体重を大きく落とし、思うような結果を残せなくなる。そこで食生活の改善に取り組み、体重管理を徹底すると、わずか1年で自己ベストを大幅に更新。高校3年時のインターハイ400m自由形では100分の4秒差の大接戦を制して優勝。その後の全国大会でも優勝するなど、確実に力をつけていった。
そうした背景から、自分の身体についての研究を進めたり、トップ選手たちが活躍するチームに入り、より多くの知識や経験を蓄えたいと、新しい環境に飛び込むことにした。
「チーム内にも自由形長距離のライバルはたくさんいるので、一緒に切磋琢磨しつつ、レギュラーとなってインカレで活躍し、総合優勝に貢献したいです」
Profile
大木 優瑠[おおき・うりゅう]
2005年生まれ。静岡県出身。飛龍高卒。食生活を改善したことで高校3年時に大幅に記録を伸ばし、’23年インターハイ400m自由形で優勝、1500m自由形3位。さらにJOCジュニアオリンピックカップの400m自由形でも優勝。中長距離が得意種目。

錦織 孟徳 選手
ゆったりとした大きな泳ぎが特長で、高い技術力が持ち味。高校1年時は骨盤の故障により、思うような練習が積めず、同級生が活躍する姿に悔しい日々が続いた。2年生になって練習を再開すると、その悔しさを晴らすようにインターハイ200m自由形で2位を獲得し、リレー3種目にも出場した。その後、骨盤の故障が再発するも、自分にできることを模索してトレーニングを続行。実力を伸ばし、最後のインターハイでは100m自由形で2位を勝ち取った。
スポーツ科学部でスポーツ心理学を学び、自分のメンタル強化に生かしたいと話す。そして、チームのインカレ総合優勝のため「リレーメンバーに入って、決勝の舞台で先輩たちとともに戦いたいと思っています」と、力強く抱負を語った。
Profile
錦織 孟徳[にしきおり・もうとく]
2005年生まれ。千葉県出身。日大豊山高卒。小中学校時代からさまざまな大会で新記録を樹立。高校では’23年インターハイ100m自由形で2位、4×100mリレーで優勝し、母校の総合6連覇に貢献。東京五輪2020の聖火リレーランナーを務めた経験を持つ。

辻森 魁人 選手
昨年、福岡で開かれた世界水泳ではオープンウォータースイミング(OWS)の日本代表として出場。結果は37位と満足いくものではなかったが、その悔しさをバネに全国大会で活躍を続け、今年は競泳でジュニアパンパシフィック選手権の日本代表に選ばれた。
これからもOWSと競泳の二刀流で勝負していくため、どちらも記録を伸ばせる環境を求めて本学へ。スポーツ科学部では、選手として役立つことはもちろん、将来を見据えてコーチングなども学びたいと意気揚々。
「長時間泳ぎ続けるOWSのため、流水プールを使った練習にも挑戦してみたいですし、科学的なトレーニングを学べるところにも魅力を感じています」
インカレではOWSと競泳の両方で活躍して、総合優勝に貢献したいと話す。
Profile
辻森 魁人[つじもり・かいと]
2006年生まれ。兵庫県出身。須磨学園高卒。’23年インターハイは400m自由形3位、1500m自由形2位。世界水泳福岡2023のOWS日本代表に続き、8月に行われるジュニアパンパシフィック水泳選手権(オーストラリア)では競泳で日本代表に選出されている。