2022年4月に開幕した第96回関東大学サッカーリーグ戦2部が11月12日に最終節を迎えた。リーグ2位の本学サッカー部はスポーツ日大アスレティックパーク稲城サッカーフィールドで11位の明治学院大学と対戦。4-0と完勝して最終順位を2位として来年の1部昇格を決めた。1部でプレーするのは2005年以来、18年ぶりのことになる。
立ち上がり速いプレスと素早く縦に仕掛けることで試合のペースを握った。しかし、「サッカーは甘いものではありません」という川津博一監督の予想通り、なかなか得点には至らない。焦れるような時間が流れたが、「チャンスはあるから慌てなくていい」という監督の声がフィールドに響き渡った8分後、待望のゴールが生まれる。右からの攻撃を橋田尚希選手(危機管理・3年)が落ち着いて流し込んで先制ゴール。さらに流れを引き寄せると、前半終了間際に中村健人選手(文理・4年)が近藤友喜選手(法・4年)のアシストから貴重な2点をゲット。4年生コンビのゴールで18年ぶりの1部昇格へと大きく前進した。
後半になっても攻撃の手綱を緩めることはなかった。80分、左CKから藤村祐世選手(経済・4年)が押し込み、85分には再び中村健人選手がネットを揺する。終わってみれば、4ゴールを奪う完勝。3連勝で締めくくって1部への扉を開いた。
試合後のコメントは以下の通り。
川津博一監督
「1部に昇格したらいい環境でサッカーをしてほしいですし、(本学サッカー部の)立ち位置を変え、価値を上げていきたい。皆さんが誇れるサッカー部にしていきたいです」
梶谷涼人キャプテン
「焦りはありませんでした。焦れずにやろうと話していました。今回の昇格に関しては先輩たちが築いてくれた土台があったからできたのだと思います。それに自分たちの泥臭くやるという色を加えただけです。僕たちだけで得たものではありませんし、先輩方に感謝したいです」
1部昇格を決め選手、スタッフ全員で記念撮影
先制点を決めた橋田選手
18年ぶりの1部復帰に沸く選手たち