気温30度以上、日差しが照り続けタフなゲームで競り勝った日本大学サッカー部 【日本大学サッカー部】
6月17日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第9節の東洋大学戦が行われ、日本大学サッカー部は前半先制を許すも、後半逆転に成功、2-1で4節ぶりの勝利となった。勝点3を積み上げ15、順位を二つ上げ再び2位に浮上した。(6月17日時点)
前節、東京国際大学に敗れ、5位に後退していた日本大学サッカー部。今節の相手は2021年の総理大臣杯で準優勝をしている強豪・東洋大学だ。
この日は気温が高い上にアウェイ戦、ハードな試合になることが予想された。試合開始から攻め込まれる展開が続く日本大学。試合開始から守備が機能せず簡単に突破される場面が目立ち、攻撃も煮え切らない。
日差しが照り付け気温は30度を超え、前後半中盤に1分間のウォーターブレイク(飲水タイム)が設けられるほどだ。
飲水後から徐々に動きが良くなってきた日本大学。直後にハーフライン付近で五木田希晋選手(スポーツ科学部1年/川崎フロンターレU18)が相手DFからボールを奪うと丸山喬太選手(経済学部4年/帝京長岡)へ、背後にランニングした五木田選手に戻すと一気に敵陣ゴールに迫りシュートを打つもボールは枠外。それでも少しずつ攻撃のリズムを掴んでいく。
敵陣に攻め込む回数が増えていくが、東洋大のカウンターでプレッシャーをかけ続けられる。
前半34分、東洋大がハーフライン付近から前線へロングボールを入れると、簡単に背後を取られてしまった日本大学。クロスボールを上げられ走り込んできた東洋大・村上選手がダイレクトシュート。それが決まり失点を許してしまう(0-1)。
ペースを掴めないながらも前半で追いつきたかった日本大学だが、フリーキックなどでチャンスを得るも得点には繋がらず前半が終了(0-1)。
後半開始後も気温の高い状態が続き、試合は消耗戦の様相を呈していく流れとなっていく。
攻められるもののカウンターを仕掛ける日本大学、自慢の走力で自分達の流れを作っていく。フリーキックのチャンスからゴールを狙うも東洋大GK川上選手がビッグセーブ、直後のコーナーキックも川上選手に阻まれる。
今度はハーフラインから青木駿人選手(法学部4年/日大藤沢)が前線へロングボールを入れると永田亮輔選手(経済学部3年/横浜FCユース)が反応、五木田選手に上手く繋ぐと抜け出してクロス、長谷川晧哉選手(経済学部2年/明秀日立)がシュートを打つもブロックされてしまう。それでも相手のクリアボールを拾い左サイドに展開、再び攻め込み大久保帆人選手(法学部1年/前橋育英)がゴール前にクロスを上げると最後は逆サイドからゴール前に入ってきていた永田選手がダイビングヘッド、シュートは見事に決まり、後半55分に永田選手のゴラッソで同点に追いつく(1-1)。
同点後も主導権を握りボールを保持する時間を増やす日本大学。前線を押し出し丸山選手を筆頭にプレッシャーをかけ続ける。すると再び相手のビルドアップからチャンスを得る。永田選手がGKのロングパスを右サイドでインターセプト,相手が処理をするも丸山選手が再び相手のパスをスライディングでカットすると五木田選手へ、後方からランニングをした植木颯選手(経済学部2年/日大藤沢)へと繋ぎクロス、最後はゴール前の良いポジション取りをしていた長谷川選手がダイレクトで放ったシュートが決まり2-1、逆転に成功。
後半も中盤に差しかかると天候を含めタフな展開が続く、東洋大の選手達は足が攣るなど動きが鈍くなっていく。前半同様にウォーターブレイクを挟んで試合再開。ここから互いに良いプレーが出るも得点には結びつかない。
終了間際、東洋大がフリーキックのチャンスを得る。デザインされたプレーは完全に日大の選手の裏を付き、複数人がフリーな状態でゴール前へ。しかしながらシュートは枠を外れ、
試合は日本大学が1点のリードを最後まで守り切り勝利(2-1)。
4節ぶり(第5節 東海大戦以来)の勝利を掴んだ日本大学は上位対決を制し、勝ち点3を積み上げ15。東京国際大と勝ち点で並ぶが得失点差で上回り再び2位に浮上した。
これでリーグ戦は総理大臣杯の予選を兼ねる「アミノバイタル®カップ2023関東大学サッカートーナメント大会」のため7月14日の第10節明治大学戦まで一次休止となる。
アミノバイタルカップカップは6月23日の3回戦、慶應義塾大学戦からとなり、ホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて18時キックオフ予定。
選手のコメント
逆転弾を決めた長谷川皓哉選手(経済学部2年/明秀日立)
どのような想いで準備し試合に入りましたか
東洋大学戦はなんとしても勝ち点3が欲しい中で、僕の役割として前線で体を張るプレーやチームのために走ること、点を取ることなどチームを勝たせたいという気持ちでピッチに立ちました。
結果を振り返っていかがでしたか
東洋大学との上位対決でこのような結果が出せたことはこれからのリーグ戦やアミノバイタルカップにも繋がるいい経験が出来たと思う。ここで一喜一憂せずに練習からひたむきに取り組んでいきたいです。
次戦に向けての意気込みをお願いします
まずはアミノバイタルの関東大会で、1つ1つ勝つことを目指し、最終的には全国に行けるように頑張りたいと思います。