7月29日(土)関東大学サッカーリーグ戦1部第12節の東海大学戦が行われ、日本大学サッカー部は、前期で勝ち点を挙げた相手に0-2で完敗、今季3敗目を喫した。順位は2つ落とし6位に後退した。
(7月29日時点)

ここ2試合、好調な相手に引き分けとし前期リーグ戦を4位で折り返していた日本大学サッカー部。リーグ戦後期初戦となる第12節の相手は、第5節で4-0で勝利している東海大学だ。上位争いから話されないためにも負けられない1戦となる。

試合開始からロングボールやロングスローを駆使し攻め込む東海大学に対し、自陣でのプレーが続く。それでも最初のシュートチャンスを得たのは日本大学。

CKを得ると、低いクロスからMF丸山喬大(経済学部4年/帝京長岡)、DF栗田悠巨(スポーツ科学部4年/川崎F U-18)に繋ぎ、最後は栗田の短いクロスにMF西山蓮平が頭で合わせシュート。しかしキーパーの正面。

継続してロングボールを入れてくる東海大学に対し、日本大学も対抗するが互いの蹴り合いでは東海大学が上手だった。徐々に前線を押し上げる東海大学はクリアボールを奪って、左サイドで待ち構えていたFW桑山選手に高いクロスを上げると空中戦を制しヘティングシュート。決定機かと思われたが、GK木村凌也(スポーツ科学部2年/横浜FMユース)が今節もビッグセーブ。

しかしピンチは続く。攻めきれない日本大学のプレーを逃さず東海大学はカウンターからファールを誘い、ペナルティエリア近くでFKのチャンスを得る。何とか凌ぐ日本大学だが、今度はロングスローから直接狙われるなど、東海大学の戦術に対し後手に回り、攻撃も煮え切らない。
我慢しなければならない状況では細かいプレー1つが命取りだ。東海大学のシュートを防いだ後、DF青木駿人(法学部4年/日大藤沢)の軽率なプレーがファールに。センターライン近くからのFKだったが、東海大学選手の頭に当たったボールはゴール左に落ちると、最後は東海大学DF長江選手に押し込まれ失点してしまう(0-1)。セットプレーを得意とする東海大学にとってはラッキーなファールだったかも知れない。

前半に追いつきたい日本大学だったが、東海大学の好守に阻まれ決定機には至らず、逆に3度のロングスローと自陣内でのファールからFKを許すなどセットプレーに苦しめられ、何とか守り切って前半が終了。


ホーム会場である稲城は重苦しい空気の中で後半が開始。
日本大学は開始から積極的に得点を奪いにいく、左サイドからFW熊倉弘達(法学部3年/前橋育英)がディフェンスラインを突破しクロスを上げる、ダイレクトで合わせたのは後半から西山に代わって入ったMF永田亮輔(経済学部3年/横浜FCユース)、枠外だったが攻撃のリズムを掴んでいく。

今度はMF永田が右サイドからドリブルでペナルティエリアに侵入、エリア内で相手DFに倒されたかと思われたが、判定はノーファール。レフリーのジャッジとしては難しい場面であったが、攻撃のチャンスを繋げられずフラストレーションが溜まっていく日本大学。
試合が動いたのはその直後だった。後半10分、先ほどの判定から東海大学のゴールキックで再開、自陣中央まで蹴られたボールに対しクリアした日本大学だったが、ディフェンスの遅れからゴール前でボールを繋げられると、スルーパスからノーマークで運ばれクロス、更にもう一人ゴール前に迫っていた東海大学FW桑山選手に決められ0-2。
追加点を許すまさかの展開に。だが試合はまだ35分ある、何としても追いつきたい日本大学。
後半15分、ペナルティエリア付近で倒されFKのチャンス、MF橋田(危機管理学部4年/JFAアカデミー)が直接狙うものの、惜しくも枠外。

その後、何度もサイドを突破するが東海大学の固い守備を崩せず試合が終了(0-2)。

リーグ戦後期の初戦は黒星スタートとなり勝ち点は変わらず17、順位は二つ下げて6位。
上位争いからは一歩後退してしまったが、勝ち点差は小さい。後期の戦いはシーズン2巡目となり、それぞれの順位で目標も変わり心理的にも難しい戦いとなる。そう言った面では1部リーグでの経験の無さを露呈した戦いとなってしまった。中断まで残り2節、目標達成に向け正念場だ。バモス!日大サッカー部!

次節は8月5日(土)18時より、ホームの日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールドにて拓殖大学との対戦が予定されている。

選手のコメント

丸山喬大(経済学部4年/帝京長岡)


どのような想いで試合に入ったか
2試合連続引き分けが続いており、下位に巻き込まれないように上位に残れるようになんとしてでも勝ち点3が欲しいと思い試合に臨みました。
また、チームが2試合連続無得点なのでチームに得点をもたらせるようなプレーをするという気持ちを持って試合に入りました。

結果を振り返って
今節の敗戦を受けてチームとして3試合連続無得点という結果になった。シーズン序盤は複数得点の試合が多くあったにも関わらず最近は得点が出来ていない。もう一度、原点に立ち返りどのような時に得点が出来ていたのか、どのような時にチーム状況が良かったのかをチーム全体で共有しなければならないと感じた。

次節に向けて
次節勝つことが出来ればまだ上位に食らいつくことができる立ち位置で、逆に敗戦してしまうと下位に巻き込まれてしまい上位に関わるのが厳しくなってしまう。得点し無失点で勝利できるように1週間チームとして良い準備していきます。

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