世界バドミントン選手権大会2023のシングルス決勝が8月27日にデンマーク・コペンハーゲンにて行われ、日本大学バドミントン部の奈良岡功大選手(スポーツ科学部4年/FWDグループ/浪岡高出)が男子シングルスで銀メダルを獲得しました。

世界ランキング4位の奈良岡は1回戦から4回戦までストレートで勝ちあがると、準々決勝の相手は世界ランキング8位のシー・ユーチ(中国)、これも21-10、21-19のストレート勝ちを収め準決勝に進出。
準決勝の相手はアンダース・アントンセン(デンマーク)。6月のシンガポールOPの準決勝ではフルセットで敗れたものの、その後行われたインドネシアOPでは第1ゲームを奪われるがそこから逆転勝ちを収めている相手だ。第1ゲームはデュースにもつれたものの奈良岡が先に決め25-23でこのゲームを奪うと、第2ゲームは勢いそのままに21-12で取り勝利し決勝に進出。

決勝は世界ランキング3位のクンラブット・ビチットサーン(タイ)との対戦。前回大会では敗れたものの、1月のマレーシアOPの準決勝ではフルセットの上、勝利している(21-17、19-21、21-17)。ジュニア時代からしのぎを削って来た相手だ。
第1ゲームはリードされるも逆転で奪取(19-21)。第2ゲームは拮抗する展開だったが終盤に連取され落としてしまう(18-21)。勝負の行方が決まる最終ゲーム、急にギアを上げた相手に終始ペースをつかまれ7-21。惜しくもフルセットの上破れてしまったが、銀メダルを獲得した奈良岡選手。日本人選手による表彰台は桃田賢人選手に続き2人目だ。

この結果は東日本学生選手権を控える日本大学のチームメイトを力づけるビッグニュースになったことだろう。
2度目の世界選手権で銀メダルを獲得した日本の新エースの活躍に目が離せない。

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