2023年度関東大学テニスリーグ1部が8月25日から9月8日まで有明テニスの森公園にて行われ、1部男子最終戦で勝利した日本大学テニス部が4勝1敗の2位となり19年ぶりとなる王座出場権を手にした。

   昨年、悲願の一部復帰を果たしていた日本大学テニス部男子、今年のインカレシングルスには出場大学中最多の10名が本戦に進出するなど目覚ましい活躍を見せており、リーグ戦開幕前からダークホース的存在として注目されていた。

 第1戦は大学王座17連覇中でまさしく大学テニス界の王者である早稲田大。格上相手だがここで勝てば、一気に流れを引き寄せられる一戦。
8月25日に行われたダブルスの3試合では高悠亜(スポーツ科学部2年/関西)・小泉熙毅(通信2年/浦和麗明)ペアが勝利するも他2試合で早稲田大が勝利したため、1-2でリードされた状態で翌日のシングルスへ。
 6試合行われるシングルス、高悠亜のファイナルセットでのタイブレークを制しての勝利等で4勝し5-4で逆転勝利。最大の難関であった初戦を勝利で飾った。

 続く第2戦の法政大戦は9-1、第3戦の中央大戦は9-0で勝利するなど、初戦の勢いそのままに連勝を重ねていく。
 
 そして3勝0敗で迎えた第4戦。昨年王座2位であり、先日行われたインカレシングルスでトップ2に名を連ねた強豪・慶應大。共にここまで連勝を重ねてきており、この1戦がリーグ戦優勝の分かれ目となった。
 迎えたダブルス、日本大は1セットずつ取りあう展開が見られたものの全敗、0-3と出鼻をくじかれてしまう。シングルスで巻き返しを図りたい日本大、日没のため4試合が2日後に順延となるなど長期戦となったが小泉熙毅、石垣秀悟(経済学部3年/松商学園)、片山楓(スポーツ科学部4年/敦賀気比)らが挙げた3勝にとどまり、3-6で今季初黒星となった。

 それでも最終第5戦の大学王座出場がかかる明治大戦では気持ちを切り替えてシングルス全てで勝利を挙げるなど8-1で快勝、4勝1敗で堂々の2位。19年ぶりとなる全日本大学対抗テニス王座決定試合の出場権を獲得した。

選手のコメント

主将 小川智裕(スポーツ科学部4年/柳川)

どのような気持ちでリーグ戦に臨みましたか。
昨年のリーグ戦では全勝で1部に昇格する事ができた為、チーム全体で強い自信を持って臨みました。 部員全員が部の目標である「王座優勝」に向けて一致団結出来ていると感じました。

リーグ戦の結果を振り返っていかがでしょうか。
準優勝という結果に対しては悔しい反面、良い勉強になったと考えております。昨年度の1部昇格から今年度の全日本学生テニス選手権まで、良い流れで進めていた我々は自信に満ち溢れていました。 決して慢心をしていた訳ではありませんでしたが、自分達の立ち位置を確認する良い機会となりました。今回の負けを経て我々はまだまだ強くなれると確信しております。

王座への意気込みをお願いいたします。
部内で長年の目標にしていた「王座優勝」のスタートラインにようやく立つ事が出来たので、必ずモノにしたいと思います。 しかし全員初めての出場である為、プレッシャーを感じる必要はないと考えています。 むしろ一戦一戦、その状況を楽しんで貰いたいです。 私達4年生にとっては最後の集大成となりますので、笑って終われる様に臨みたいと思っております。 応援の程、宜しくお願い致します。

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