初夏を思わせる陽気となった4月14日(日)、青木祐奈選手(スポーツ科学部卒・MFアカデミー)は現役続行を表明してから初の試合となる神奈川県のローカル大会「第47回リリーカップカナガワ 神奈川県フィギュアスケートフリー選手権大会」に出場。今シーズン最後の試合で、女子では唯一の100点越えとなる125.47点を獲得し、貫禄の優勝を飾った。

最終滑走グループの2番目に名前がアナウンスされ、青木選手が勢いよくリンクに飛び出すと、観客席から一際大きな声援が贈られる。NHK杯と同じプログラム「She」を演じた4分間、前半から次々とジャンプを決め、後半に惜しくも転倒があったものの、柔らかさと力強さを感じさせる演技で観客を魅了。湧き上がる大歓声に、青木選手は笑顔で何度も手を振って応えた。

試合直後、「準備が完璧ではなかったけれど、楽しく滑れました」と話す青木選手は、「この時期の試合としては70点ぐらいの出来かなと思いますが、シーズン通して考えれば20点ぐらいですね」と苦笑い。そして「来シーズンに向けてしっかり準備して、いい結果を残せるように頑張ります」と、力強く語ってくれた。
新たな気持ちで臨む2024-25シーズン、世界の舞台でその輝きを見せてくれるに違いない。

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