パリパラリンピックが8月28日(現地時間)に開幕した。8月30日に行われた競泳男子400メートル自由形(視覚障害S11)では、富田宇宙選手(文理学部卒・EY Japan)が銅メダルを獲得、東京大会の銀メダルに続き2大会連続のメダル獲得となった。
翌31日に行われた競泳男子50メートル自由形(視覚障害S11)決勝では、木村敬一選手(文理学部卒、大学院文学研究科博士前期課程修了・東京ガス)が出場、日本新記録を更新する泳ぎで金メダルを獲得した。木村選手も東京大会に続き2大会連続のメダル獲得となった。
パリ・パラリンピックの競泳男子400㍍自由形(視覚障害S11)で銅メダルを獲得し、表彰台でガッツポーズする富田宇宙選手【共同通信社】
男子50㍍自由形(視覚障害S11)で金メダルを獲得し笑顔の木村敬一選手【共同通信社】
東京大会では、競泳男子400m自由形と男子100mバタフライで銀メダル、男子200m個人メドレーで銅メダルと、3つのメダルを獲得していた富田選手。
31日に行われた男子400m自由形(視覚障害S11)決勝、このクラスでの予選は無く、いきなり決勝となったレース。
富田選手はスタートから4番手をキープすると、後半追い上げ、順位を一つ上げ3着に。東京大会に続き2大会連続でのメダル獲得となりました。
富田選手は6日に行われる男子100mバタフライ(視覚障害S11)予選に出場予定、この種目でのメダル獲得も期待されます。
男子400㍍自由形(視覚障害S11)決勝、力泳する富田宇宙
パラ競泳のエースとして大会に臨んだ木村選手。本学在学時に出場したロンドンパラリンピックでは、初出場ながら100m平泳ぎで銀メダル、100mバタフライで銅メダルを獲得。その後、金メダル獲得を目標に臨んだリオデジャネイロパラリンピックでは、50m自由形と100mバタフライで銀メダル、100m平泳ぎと100m自由形で銅メダルと、金メダル獲得とはならなかったものの、4枚のメダルを獲得。
東京パラリンピックでは、100mバタフライで悲願の金メダルを獲得、100m平泳ぎでは銀メダルを獲得し、3大会連続で複数メダルを獲得していました。
31日、男子50メートル自由形(視覚障害S11)予選に出場した木村選手は2組目1位、全体4位で決勝進出を決めます。同日に行われた決勝では、力泳を見せ自身が持つ日本記録を上回る25秒98で1着、唯一の25秒台で優勝を飾り、東京大会に続き2大会連続での金メダル獲得となりました。
木村選手は、6日に100mバタフライ(視覚障害S11)予選に出場予定で、東京大会で金メダルを獲得した得意種目での活躍が大いに期待されます。
パリ・パラリンピックの競泳男子50㍍自由形(視覚障害S11)決勝で力泳する木村敬一。金メダルを獲得した