
北海道釧路市での合宿模様 【日本大学】
来る10月18日(土)、第102回箱根駅伝予選会が東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソンのコースで行われる。3年連続の本戦出場を目指す日本大学陸上競技部特別長距離部門からは、本戦出走経験者7名を含む14名の選手がエントリーされた。「古櫻復活」をスローガンに掲げ、チームを牽引する中澤星音主将をはじめ出走候補の選手たちに、夏合宿の成果と予選会に向けての決意を聞いた。
予選会3位以内を目標に、チーム一丸で戦います。
主将・中澤 星音(経済4・一関学院)
夏合宿を終え、選手それぞれが予選会に向け当事者意識を持ちながら練習を行うようになり、チームの総合力が大きく上がったと感じています。必ず箱根駅伝に出場するという想いがチームとしてより強くなりました。
また、夏合宿では下級生が上級生に食らいつく場面も多く、メンバー競争はかなり熾烈でした。特に上級生の意地を強く感じ、他大学はもちろん、チームメイト同士が切磋琢磨できる雰囲気を感じています。
私たちは箱根駅伝予選会で3位以内を目標としており、3年連続の箱根駅伝出場を目指します。必ず箱根の舞台で戦うためにも、チーム一丸となって戦います。
個人としては、2年振りの予選会となります。怪我や病気に阻まれた悔しさを胸に、チームに貢献できるよう精一杯走ります。応援のほど、よろしくお願いいたします。
副将・大仲 竜平(スポーツ科4・北山)
順調に練習を積むことができ、充実した夏合宿でした。
予選会では、いつも通りを心掛けて堅実に走りたいと思います。
小路 翔琉(法4・鹿児島城西)
夏合宿を経て、長い距離の練習に対して自信を持って臨めるようになりました。
予選会でもいい走りをして、今年こそチームの箱根駅伝出場に貢献したいと思っています。
冨田 悠晟(法4・草津東)
夏合宿を通して、徐々に走りの感覚を取り戻すことができました。自分の走りを見つめ直し、精神的にも成長できたと感じています。
予選会では、どんな役割を任されてもチームのために全力で臨みたい。これまで積み重ねてきた努力を信じ、予選突破請負人としての実力をしっかりと示したいと思います。
鈴木 孔士(法4・中越)
夏合宿では自分に向き合う時間が長く、練習面での成長もありますが、リカバリーに対する意識や、日々の目標の設定、振り返りを書き出すなど、精神的なところが成長できたと思います。
予選会は、予選突破するために自分に与えられた役割を全うするだけだと思います。応援よろしくお願いします。
天野 啓太(法3・岡崎城西)
少し離脱をする場面もありましたが、大きな怪我もなく夏合宿を終えることができました。終盤のポイント練習はいい感覚で消化することができ、自信を持つことができました。
昨年、一昨年は怪我で応援に回ってしまい、今回が初めての予選会となるので、今持っている力をしっかりと発揮したいと思います。
片桐 禅太(法3・中越)
夏合宿を通して多くの距離を踏み、足作りをすることができました。また精神的にも忍耐力が向上したと感じています。
予選会は、自分の走りでチームを勢い付けるような走りがしたいと思っています。
シャドラック・キップケメイ(文理3・イリギタティ[ケニア])
夏合宿を終えて、走りの動きがいつも以上に良く、成長したと感じています。
予選会では3年連続の個人1位を獲って、チームの予選突破に貢献する走りがしたいと思います。
高田 眞朋(スポーツ科3・宮崎日大)
これまでハーフ、ロング走に対する自信があまりなかったのですが、この夏に距離を踏んできて、昨年よりも自信を持つことができました。
予選会ではチームに貢献する走りをして、古櫻復活、そしてチーム目標の達成に向けて頑張ります。
山口 彰太(スポーツ科3・佐野日大)
夏合宿を通して気持ちの面で成長したと感じています。
予選会は、自分の実力がどれくらいなのかを試すというような気持ちで走ります。
山口 聡太(文理3・佐野日大)
昨年よりも成長ができた、レベルアップできたと思える夏合宿でした。
昨年の予選会は、11番目でのフィニッシュとなりチームに貢献することができなかったので、今回はチームに貢献する走りをしたいと思っています。
長澤 辰朗(文理2・中越)
夏合宿を終え、昨年はいっぱいいっぱいだった練習が、余裕を持ってこなせるようになったのは大きな成長だったと思います。距離に対する不安も払拭できました。
予選会では、昨年より何段階も成長した姿を見せたいです。これまでやってきたことを信じ、責任を持ってチームに貢献する走りをして、予選会を突破します。
𣘺本 櫂知(スポーツ科2・学法石川)
夏合宿では、怪我をせず、継続して長い距離を踏み続けたことにより、スタミナ面に自信をつけることができました。
予選会では、3位通過というチーム目標の達成に貢献できるよう、今までの苦しかった思いをすべて出し切ります。
奥村 櫂陸(文理1・大牟田)
長い距離でペースを上げて走っても我慢ができるようになり、後半まで体力が持つようになったことが、夏合宿を通じての成長として感じています。
1年生は勢いが大事だと思うので、予選会では先輩の力を存分に借りて、他大学の人たちに引けを取らないような攻めた走りができるようにしたいと思います。
新 雅弘監督
夏合宿を終えて、昨年度に比べチーム力・個人の力がより強固になっていると思いますが、点数をつけるとすれば、まだ75点くらいです。
その中で、これまでの練習をトータルして見て、消化率と勝負強さを基準として予選会のメンバーを選考しました。この14名を中心に、来年正月の本戦で戦えるように、チーム一丸となって予選突破を目指していきます。

箱根に向けて走りぬく 【日本大学】
予選会のレースを走るのはエントリー14名の中の12名。先着10名の総合タイムで、上位10校に与えられる本戦出場権を競うが、その先を見据えるチームとしての目標は、中澤主将の言葉通り「予選会3位以内」。最下位に終わった今年の箱根駅伝の悔しさを力に変えて、本戦でのシード権獲得を目指す戦い、「古櫻復活」のストーリーがいよいよ始まる。