
全日本大学対抗テニス王座決定戦 準決勝の様子 【日本大学】
愛媛県総合運動公園(松山市)で開催されている、大学テニスの日本一を決める団体戦「2025年全日本大学対抗テニス王座決定試合(男子第79回/女子第61回)」。昨年、20年ぶり4度目の大学日本一に輝き、王座連覇を目指す日本大学テニス部男子は、10月25日(土)に近畿大学との準決勝に臨んだ。
10月24日(金)の2回戦から登場した本学は、東北学院大に9試合(ダブルスD1〜D3・シングルスS1〜S6)で1つのセットも落とさずポイント9-0で完勝し、準決勝への弾みをつけた。
翌25日、準決勝の相手は関西地区第2代表の近畿大。
午前中に行われたダブルスは、D1の小泉熙毅選手(通信4・浦和麗明)・山田矢音選手(スポーツ科3・東海大菅生)ペアが6-3、6-2で完勝し幸先良いスタートなったが、主将の丹下颯希選手(文理4・新田)・高畑里樹選手(文理3・相生学院)のD2ペア、髙悠亜選手(スポーツ科4・関西)・木村一翔選手(スポーツ科1・関西)のD3ペアは、いずれも第1セットを落とし苦しい展開となった。
しかし、経験豊富な丹下選手、高選手が下級生のペアを引っ張り、両ペアともに第2セットは6-3で奪取し、タイブレークの第3セットに持ち込む。丹下・高畑ペアは10-8で接戦を制し、高・木村ペアは10-3で圧倒して逆転勝利。ダブルスを終えてポイント3-0とし、いい流れを作って勝利へ大きく近づいた。
しかし、午後からのシングルスは、第1セット途中から小雨が降り始めて一時中断し、文字通り水を注されることになった。雨足が強くなったためインドアコートに移動して1試合ずつ順番に再開されたが、中断前に1セットを獲られていたS6の木村選手は、巻き返しならずに1-6、3-6で敗戦。S5の岡部悠希選手(経済4・日大三)も粘りを見せたが4-6、4-6で敗れ、ポイントを失った。
それでも1セット目を6-1で獲っていたS4の山田選手が、約2時間後に再開された第2セットも6-4で獲って勝利。ポイントを4対2として、決勝進出へ王手を掛けた。
会場の都合により、シングルスの残り3試合(S3 高選手、S2 小泉選手、S1 丹下選手)は明日26日)(日)の午前中に実施されることになり、決勝戦は同日午後(ダブルス3試合)と27日(月)午前(シングルス6試合)の2日間にわたり行われることになった。
王座2連覇の歓喜は2日後に訪れるはずだ。

サーブを打つ山田矢音選手(スポーツ科3・東海大菅生) 【日本大学】

準決勝は雨脚が強くなり雨天によるサスペンデッドとなり翌日順延となった 【日本大学】