残り5試合となった関東大学サッカーリーグ戦。ここまで6勝5敗6分、まさに一進一退の戦いを続ける日本大学は、今節ホームで首位・筑波大学を迎え撃った。

5位につける日本大学にとって、首位との勝ち点差は大きいものの、誇りを懸けて挑む一戦だ。この3連戦は上位陣との対戦が続く。その初戦となる今節は、勢いをつけるためにも絶対に落とせない試合である。

試合開始直後から、日本大学は積極的に仕掛けた。
Jリーグの試合にも出場しているFW平尾勇人(文理学部3年/四日市中央/東京V内定)とFW五木田季晋(スポーツ科学部3年/川崎U-18/水戸ホーリーホック内定)が前線で果敢にプレスをかけ、筑波守備陣を追い詰める。しかし、ゴール前での決定機は相手GK佐藤の好セーブに阻まれ、あと一歩が届かない。

その後もDF山内恭輔(法学部3年/前橋育英)が積極的に前線へボールを送り、チームを押し上げた。中盤ではMF植木颯(経済学部4年/日大藤沢/浦和レッズ内定)が攻守両面で存在感を放ち、相手を翻弄する。

そして前半28分、右サイドからMF石川晴大(経済学部3年/清水Y)のアーリークロスにDFアピッチ輝(法学部4年/浦和Y)がヘディングで反応。そのボールを受けたDF齊藤航汰(法学部3年/前橋育英)が相手GKの手をすり抜ける一撃を放ち、日本大学が待望の先制点を挙げた。(1-0)

しかし、筑波大学はすぐに反撃。
前半32分、右サイドを崩され、相手MF徳永の放ったシュートがディフレクション。GKドゥーリー大河(経済学部3年/市立船橋)も反応しきれず、筑波大学が同点に追いついた。わずか数分で一気に流れを奪われた。(1-1)

ハーフタイムまで残りわずか、日本大学は流れを断ち切ろうと前線から攻め込む。しかし、ゴール前の混戦を突破することはできず、前半終了を告げる笛が鳴った。

後半が開始すると、MF松本大地(危機管理学部4年/帝京長岡/高知ユナイテッドSC内定)が強烈なシュートを放つが、相手GK佐藤の好セーブに阻まれる。守備面ではDFアピッチが筑波大学の攻撃陣を完璧に封じ込み、盤石の安定感を見せた。両チームともゴール前での攻防が続く中、62分、日本大学は流れを変えるために最初の交代を行う。FW五木田に代えてFW中川粋(経済学部2年/長崎日大)を投入した。

日本大学はその後も攻撃の圧力を緩めることなく、MF野澤勇飛(文理学部3年/日大藤沢)を中心に再三追加点を狙った。しかし後半75分、日本大学は一瞬の隙を突かれ、左サイドを突破される。その流れから放たれたシュートはゴールネットを揺らし、痛恨の失点となった。(1-2)

後半78分、日本大学は一気に2枚の交代カードを切る。
FW田中慶汰(経済学部4年/川崎U-18/福島ユナイテッドFC内定)に代えてFW関日向多(危機管理学部3年/JFAアカデミー)を、MF石川に代えてFW大久保帆人(法学部3年/前橋育英)を投入。この攻撃的なスイッチにより、チームは前線の人員を増やし、得点への選択肢を広げた。
交代直後、FW関が強烈なシュートを放つも、ボールは無情にもポストに弾かれる。しかし、その得点への執念が、相手ゴール前に緊張感を生み出した。

それでも、完全に試合の流れを掌握した筑波大学の猛攻は止まらない。続く後半80分、ゴール前の決定的ピンチにGKドゥーリーが飛び出し、懸命なセービングでボールを弾き出す。だが、その反動でドゥーリーの体はゴール外へ流され、こぼれたボールが相手MF清水の足元へ。清水が無慈悲にゴールネットへ叩き込み、筑波大学が追加点を挙げた。点差は広がり、苦しい展開となる。(1-3)

試合はなおも目まぐるしい展開を見せる。
わずか1分後の後半81分、日本大学は右サイドからFW中川が鋭いクロスを放つ。これを防ごうとした筑波大学DFのスライディングがボールの軌道を変え、そのままゴールに吸い込まれた。日本大学は試合終盤で2点目を挙げ、点差を再び1点に縮めた。(2-3)

後半87分、日本大学はDF齊藤に代えてDF白濵聡二朗(法学部2年/C大阪U-18)を投入。アディショナルタイムに入ると、チームは総力戦でラストアタックに挑んだ。
猛攻を仕掛ける日本大学に対し、筑波大学は守備を固め、一進一退の攻防が続く中、無情にもタイムアップの笛が鳴った。試合は2-3での惜敗となった。

結果は悔しいものとなったが、残り試合が少ない中で、一つでも多く勝ち点を積み重ねることができれば、順位を上げてインカレへより有利な形で臨むことができる。
現在5位の日本大学はインカレ出場圏内にいるものの、一戦一戦が極めて重要だ。次節も上位との直接対決となるため、まずは「連敗しないこと」が最優先事項となる。堅い守備で相手の攻撃を抑え込みつつ、攻撃面では“日大らしさ”、すなわちアグレッシブな姿勢を発揮していきたい。
この敗戦の流れを断ち切り、次節で勝ち点を掴み取るため、チームは一丸となって次戦に挑む。

今後の予定

【関東大学サッカーリーグ1部第19節】
10月29日(水)18:00KO
vs明治大学
@日本大学 アスレティックパーク稲城サッカー場

【KSL市原ATHLETAカップ】
11月2日(日)14:30KO
vsCOEDO KAWAGOE F.C
@桐蔭学園多目的グラウンド


文責:井上希羽(スポーツ科学部2年/淑徳巣鴨)
画像:日本大学サッカー部 広報班

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