
髙島選手のProfile写真 【東京グレートベアーズ提供】
本学男子バレーボール部のオポジットとして活躍する髙島優作選手(スポーツ科学部・4年)が、SVリーグ・東京グレートベアーズとの新規選手契約を締結。入団記者会見が2025-26シーズン開幕記者会見とともに国立代々木競技場第二体育館にて行われた。 髙島選手は日本大学が誇る大砲としてチームを牽引。最高到達点350㎝超の高さとパワーを武器に、名実ともにスーパーエースとして活躍。2025年の春季関東大学男子リーグではチームを2部優勝に導き、スパイク賞も受賞した実績を持つ。
リルベアと呼ばれるファンクラブ会員も招き、和やかな雰囲気で始まった記者会見。プログラムはチームのホームタウン首長の長谷部健 渋谷区長による激励の言葉から幕開けた。続いてカスパー・ヴオリネン監督、古賀太一郎選手(主将)、ネーションズリーグでベストミドルブロッカー賞を受賞したヤン・コザメルニク選手(新加入)ら、そうそうたるメンバーが来たるシーズンへの意気込みを語る。そしていよいよ新規加入選手として、本学の髙島優作選手が紹介された。
御殿場南高校時代は高いポテンシャルが評価され、静岡県国体メンバーには選ばれたものの、経験不足のため目立った成績を残せなかった。しかし本学入学後はフィジカル、テクニカル面ともに向上し、2024年にはユニバーシアード合宿に声がかかるまで成長。4年生になりさらにプレーが安定してきたが、技術的にはまだまだ課題があるという。それだけに大きな伸び代が期待される大型選手だ。
そんな髙島選手に向け、カスパー監督は「圧倒的なフィジカルを誇るパワフルな選手。学習能力の高さや攻撃のバリエーションを素早く身につける姿を見て、私たちの期待は大きく膨らんでいる」と高く評価。さらに「勝負所で果敢に力強いスイングを見せ、サーブでも躊躇なく勝負できる選手」とし、今後の技術的な成長にも大きな期待を寄せているという。その髙島選手に、プロデビューに向けての意気込みを聞いた。

取材対応する髙島選手 【日本大学】
―プロを目指すようになったのはいつから?
高校生の頃からプロを目指して頑張ってきました。それだけに今回、東京グレートベアーズに加入できて本当に嬉しいです。
―どんな選手を目指しているか?
自分はオポジットというポジションなので、攻撃の中心としてしっかり点を取れる選手になりたいです。また、自分の弱点は技術的に波があるところ。調子がいい時もそうでない時も、常に平常以上の力が出せるよう努力していきたいです。
―東京グレートベアーズに入団したきっかけは?
2024年の夏、チームの練習に参加する機会をいただき、プロの世界というものを目の当たりにしました。翌2025年も1ヶ月ほど練習に参加する機会を得て、そこでは練習試合にも参加。それがトライアウトとなり、結果を残せたことが入団のきっかけになったと思います。
―プロ選手として心掛けていきたいことはありますか?
基本である食事・健康管理は、大学生である現在もしっかり心がけています。また東京グレートベアーズはファン対応にも力を入れているので、今後はお客様に喜んでいただくため、パフォーマンスなどプレー以外の面も磨いていきたいと考えています。
―東京グレートベアーズ入団にあたり家族など親しい人の反応は?
後押しをしてくれた家族にはとても感謝しています。また、「すごいね」と言って応援してくれる友人たちのためにも、恥ずかしくないプレイを心がけなくてはと思っています。
―バレーボール部の後輩たちに向けてのメッセージをお願いします。
自分がバレーボールを通じて学んだことは「楽しむこと」と「全力で挑むこと」の2つ。プレーすることは楽しくなければと思うが、それだけではダメで「全力で楽しむ」ということを心がけてほしい。「全力で楽しむ」とは、例えば新しい技術を身につけること。目標にしている選手の技術を参考にするなどして、常に積極的に進歩していってほしい。そして、そのような成長こそが最大の喜びであると胸を張れる選手になってほしい。
若者らしい爽やかな笑顔で語る姿は、今後の活躍を大いに期待させるものだった。

2025-26シーズン チーム集合写真 【日本大学】
Profile
髙島 優作(たかしま・ゆうさく) 選手
(新加入/日本大学4年)
【ポジション】オポジット
【 生年月日 】2004年1月31日(21歳)
【 出 身 】静岡県沼津市
【身長/体重】189cm/92kg
【 利き腕 】右
【 経 歴 】御殿場南高校→日本大学(在学中)
【背番号】39