2025年11月1日(土)、保土ケ谷公園サッカー場にて関東大学サッカーリーグ戦第20節、東海大学と一戦を迎えた日本大学サッカー部は、先制されたものの引き分けに持ち込み(1-1)、貴重な勝点1を獲得。残り2試合を残して大学選手権の出場権獲得が決定した。

粘り強く、耐え凌ぐ

前節、昨季王者の明治大学を相手にシーズンダブルを果たし波に乗る日本大学は、3連戦の締めくくりとなる東海大学との一戦に臨んだ。残り3節とリーグ戦の最終盤を迎えたなか、インカレ出場を掛けた両者の意地がぶつかり合った。

互いに慎重な立ち上がりとなった中で、徐々に試合をコントロールし始めたのは東海大学。攻めの姿勢で圧をかけ、ボールの保持率を高め、日本大学の焦りから生まれる隙を巧みに突く。日本大学は、我慢の時間を強いられた。

しかし、時間の経過とともに、ピッチ上の動きは激しさを増していく。日本大学はMF阿部水帆(文理学部2年/浦和レッズ・Y)が積極的に前線へボールを送り、ゴール前ではFW平尾勇人(文理学部3年/四日市中央/東京V内定)の激しい競り合いが目立つようになった。

ただ、それでも東海大学が主導権を握る状況が続く。アディショナルタイムはなく、前半を終えた。東海大学は長い時間ボールを保持し何度もゴール前に押し込むも、日本大学はDFアピッチ輝(法学部4年/浦和Y)を要とした堅い守備で得点を許さない。決着は後半戦へともつれ込む。

攻守のバランスが鍵に

後半開始と同時に、東海大学が一気に仕掛けてくる。50分、日本大学のペナルティエリア手前で得たフリーキックから、相手FW玉田選手がヘディングを叩き込み、痛恨の先制点を許した。後半開始わずか5分後の出来事だった。(1-0)

ハーフタイムを挟んでも東海大学優勢の状況を変えられない日本大学は51分、MF阿部に代えてMF田中慶汰(経済学部4年/川崎U-18/福島ユナイテッドFC内定)を投入。嫌な展開になり始めているのを感じ取った日大ベンチは、早めの手当てで試合の流れを自分たちに引き寄せようと試みる。

投入されるやいなや攻守ともに実力を発揮するMF田中。日本大学は前線から果敢にプレスを仕掛け、MF石川晴大(経済学部3年/清水Y)からゴール前のFW中川粋(経済学部2年/長崎日大)へと展開されるシーンが目立つようになってきた。

1点ビハインドの状況にも焦らず、冷静に普段のプレーをすることを心がけたのが功を奏したのか、日本大学は徐々に勢いを取り戻す。後半75分、DF松本大地(危機管理学部4年/帝京長岡/高知ユナイテッドSC内定)のクロスにFW中川がヘディングで反応。相手GKに阻まれるも、こぼれ球をいち早く拾ったMF野澤勇飛(文理学部3年/日大藤沢)が押し込み、試合を振り出しに戻す。鋭い嗅覚を見せたMF野澤の正に値千金のゴール。(1-1)

そして82分、FW平尾からFW五木田季晋(スポーツ科学部3年/川崎U-18/水戸ホーリーホック内定)、FW中川からFW長谷川皓哉(経済学部4年/明秀日立)と攻撃陣に新しい力を加え、勝ち越し点を奪いに行く姿勢を見せた。交代直後、FW関日向多(危機管理学部3年/JFAアカデミー)のクロスをFW五木田がヘディングで合わせるもポストを直撃。惜しくもネットは揺らせなかったが、この一撃で試合の流れを完全に掌握し、その後も相手を翻弄し続けた。

試合も残りわずかな時間となった90分、日本大学はMF野澤からDF白濵聡二朗(法学部2年/C大阪U-18)へとカードを切り、東海大学の攻撃陣を圧倒する高さを誇るDF白濵をピッチへ送り出した。万が一に備えたベンチワークで、勝ち点の取りこぼしを防ぐ。

アディショナルタイム4分、両者一歩も譲らない展開が続く。試合終了間際、東海大学がショートカウンターから右サイドを突破し、一気にゴールへ迫る。決定的な場面となったが、最後はDF松本が体を投げ出し対応。ボールを弾き出し、チームを救った。会場中が息をのむ中、直後に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

今節の結果をスコアドローとし、日本大学はインカレ出場を確定させた。勝ち点1を積み上げ、現4位という順位で今年も全国の舞台への切符を掴んだ。チームは「日大らしさ」を発揮しながら、最終節まで全力で駆け抜ける構えだ。
より良い順位でリーグ戦を終え、インカレの戦いを優位に進めたい。昨年ベスト8という結果を残したチームの良かった点、悪かった点を胸に、それを超える戦いへと挑む。引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします。

次節の予定

【関東大学サッカーリーグ1部第21節】
11月8日(土)14:00KO
VS慶応義塾大学
@慶應義塾大学下田グラウンド

【KSL市原ATHLETAカップ】
11月9日(日)11:00KO
VS桐蔭横浜大学FC
@日本大学 アスレティックパーク稲城サッカーフィールド


文責:井上希羽(スポーツ科学部2年/淑徳巣鴨)
画像:日本大学サッカー部 広報班

ニュース一覧へ