12月上旬に始まる全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)に3年連続6回目の出場を果たした日本大学サッカー部。その中から、チームの主力6選手が来シーズン以降、Jリーグのチームへの加入が内定。11月28日(金)、経済学部7号館学生ホールで、6選手の合同記者会見が行われ、それぞれがプロ選手となる意気込みを語った。

経済学部の一般学生や教職員も見守る中で始まった記者会見。サッカー部部長の小田司 法学部長の挨拶に続き、選手たちが順番に自己紹介とプロとしての一歩を踏み出す思いや決意を語った。

最初にマイクを握ったのは、チームの主将を務めるMF・植木颯(経済4・日大藤沢)。
1年生の時からボランチのレギュラーとして活躍しする一方、一昨年はU-20全日本大学選抜に選ばれアジア大学サッカートーナメントで優勝したほか、今夏は全日本大学選抜の一員としてイタリア遠征に参加し、強豪チームとの対戦も経験。7月に2026シーズンからのJ1・浦和レッドダイヤモンズ加入が内定(2025年JFA・Jリーグ特別指定選手)した。
「日本でも歴史が長く、ファンやサポーターも多くて熱い浦和レッズに内定することができてうれしく思います。同時に、入るだけではなく、そこで活躍して、ファンやサポーターの皆さんから応援される選手、子どもたちに夢や希望を与える選手になりたいと思うので、それを実現するために日々努力していきたいと思います」

サッカー部の川津博一監督が「技術が非常にしっかりしている選手」と評したMF・田中慶汰(経済4・川崎フロンターレU-18)は、9月にJ3・福島ユナイテッドFCへの2026シーズン加入が内定(2025年JFA・Jリーグ特別指定選手)。チームではトレーニング班長を務め、8月の釧路市阿寒合宿の際は、地元小学生向けのサッカークリニックの運営リーダーを務めるなど、リーダーシップも兼ね備えている。
「福島ユナイテッドFCという素晴らしいクラブに内定したことを大変うれしく思っています。
プロとしての生活は厳しいものになると思いますが、今まで以上に強い覚悟と責任を持って、開幕から必ず試合に絡んで、1年間通して全試合出場という目標を持って頑張りたいと思います」

J3・高知ユナイテッドSCには2人の選手が2026シーズンから加入する。
6月に加入内定(2025年JFA・Jリーグ特別指定選手)を得たDF・松本大地(危機管理4・帝京長岡)は、主務としてチームの管理運営にも尽力した、部では初の総務出身J リーガー。川津監督曰く「真面目な働きぶりがピッチ上にも現れている」という。
「1日でも早く試合に出場して、自分を支えてくださった方々に、結果という形で恩返ししたい。武器は前への推進力やクロスなので、それらを前面に出して勝利に貢献したいと思います」

もう1人は、前日にリリースが出たばかりのDF・浅野良啓(文理4・湘南ベルマーレU-18)。一般受験で入学し、3年間Bチームで努力を重ねた末に、その真面目さ、献身性が評価され、今季からトップチームに昇格した苦労人。持ち味であるドリブルやクロスを武器に、チームへの貢献を誓った。
「プロサッカー選手のキャリアを高知ユナイテッドSCで始めることができ、とてもうれしく思っています。プロになるからには、日本を代表する選手になりたいと思っているので、J3からも這い上がっていけることを証明し、多くの選手の希望となれるように頑張ります」

現在3年生の2選手についても、2027シーズンからの加入内定が発表された。

J1・東京ヴェルディへの加入内定は、FW・平尾勇人(文理3・四日市中央工)。2025年JFA・Jリーグ特別指定選手としてヴェルディのトップチームに所属し、8月にはJリーグデビュー、9月の岡山戦で初スタメン・初ゴールを決めて一躍注目を集めた。「この1年で最も成長した選手」(川津監督)として今後の期待も大きく、来シーズンも学生の試合とプロの試合を並行して活動していく。
「プロは結果がすべて。結果で自分の価値を証明して、世界に羽ばたいていけるような選手になります」


「前への推進力が評価されての内定だと思う」(川津監督)というFW・五木田季晋(スポーツ科3・川崎フロンターレU-18)は、水戸ホーリーホックへの加入が内定、2025年JFA・Jリーグ特別指定選手としても承認されている。1年生の時から切磋琢磨してきた平尾選手をライバルとして意識しているという。
「水戸ホーリーホックという、野心と向上心に満ちたクラブでプレーできることを本当にうれしく思っています。ここからまた上に行ってやるという強い気持ちで加入することを決めました。自分自身がそうであったように、子どもたちの憧れとなるサッカー選手になれるよう、日々努力していきたいと思います」

最後に川津監督が挨拶に立ち、「これからプロの世界に羽ばたいていきますが、大学4年間の積み上げが、プロという結果になりました。この先は、サッカー界でどう長生きしていくかを考えながら、引き続きサッカー以外のことも考え、自分を律し、チームと自分の価値を上げるべく時間を使ってほしいと思っています」とエールを贈り、会見を締め括った。

会見終了後、所属チームのユニフォームを身に着けてのフォトセッションと囲み取材、さらに会見に訪れた一般学生やファンとの記念撮影にも笑顔を見せながら対応した選手たち。来シーズン、Jリーグの舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、活躍を期待して止まない。

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