
100周年記念祝賀会の様子 【日本大学】
12月6日(土)、日本大学野球部の創部100周年を祝う祝賀会が、OB会組織「桜門球友クラブ」の主催により都内で開催され、プロ野球の経験者および現役選手、大学・社会人などのアマチュア野球関係者ほか、社会の第一線で活躍する卒業生約270名が出席。積み重ねてきた100年の歴史と輝かしい実績を振り返り、世代や立場を超えて旧交を温めあうとともに、来シーズンの1部復帰へ向けて期待と激励の言葉をいただいた。
日本大学野球部の創部は1923年(大正12年)。100周年はすでに一昨年に迎えていたが、コロナ禍の影響が残る中で祝賀会の開催は延期され、昭和100年の節目となる今年の開催に至った。
開会の1時間ほど前から、会場前の受付に続々とOBたちが訪れる。懐かしい顔を見つけては久しぶりの再会を喜び、あちらこちらで昔話に花を咲かせている姿が見られた。
午後1時開会。創部100年を綴った動画が流された後、祝賀会の発起人であり桜門球友クラブ会長の仲村恒一氏(昭和58年卒、前野球部監督)が、「これからの野球部を支えていく強固なOB会を作っていくために、皆さんのお力をお貸しいただきたい」と挨拶。来賓の小堂俊孝日本大学副学長の祝辞、関係者挨拶に続いて、阪神タイガース1軍ヘッドコーチの和田豊氏(昭和60年卒)、東京ヤクルト・スワローズ元監督の真中満氏(平成5年卒)、横浜DeNAベイスターズ2軍監督の村田修一氏(平成15年卒)らによる鏡開きが行われた。
その後、歓談の時間をはさんで、プロ野球在籍者の紹介や高校・大学・社会人野球の指導者の挨拶、2026年度新主将の冨塚隼介選手(危機管理3・日大三)の紹介及び決意表明が行われた。最後は片岡昭吾監督(平成12年卒)が、「来年こそ神宮球場で24回目の優勝を果たさなければいけない。皆様方の思いと我々の思いを一致団結させて、日本大学野球部の新たな歴史を築いていきたい」と決意を語り、盛大な拍手の中で2時間以上におよぶ祝賀会はお開きとなった。

「想像以上に多くの方にお集まりいただきうれしい限りです」と感謝を述べた桜門球友クラブの仲村会長 【日本大学】

現役プロ野球選手として紹介された(左から)読売ジャイアンツ・赤星優志投手(令和4年卒)、埼玉西武ライオンズ・森脇亮介投手(平成27年卒)、横浜DeNAベイスターズ・京田陽太選手(平成29年卒) 【日本大学】
祝賀会の終了後も、多くのOBたちに囲まれ、激励を受けていた片岡監督に話を聞いた。
− 盛況のうちに終わりましたが、どんな感想でしょうか?
歴史を振り返るというよりも、大OB会という形になって、プロに行かれた方、社会人に行かれた方、歴代監督の方々、それぞれの思いを知り、ご活躍を肌で感じることができた良い会になりました。
− OBの方々とはどんなお話をされましたか?
皆さん、日本大学でやってきたプライド、東都で野球をしてきた誇りを持っている方たちばかりで、口には出さないですけど、やはり1部に上がってくれということ、神宮球場に戻ってほしいという思いが感じられました。
− 監督も壇上で熱のこもった話をされていました
思いはみんな1つなので、この100年の歴史への感謝をしつつ、我々が1部で活躍して次の優勝を目指すというのが皆様の活力になる。しっかりそういう気持ちを持って、臨んでいかないといけないなという思いでした。
− ご自身の学生時代、一番思い出に残っていることは?
やはり入替戦が一番印象に残っています。私は2部にいる時に入学して、東都には入替戦があるというのを初めて知りました。2年秋に入替戦で1部に昇格しましたが、ある意味、醍醐味でもある入替戦をどう勝ち抜くか、そして勝ち点を積み重ねてどう優勝をつかみに行くかというところのせめぎ合いでした。今でも同じですが、1部に居続けないといけないという思いがすごいありました。
− 4年間の経験が、その後の野球キャリアや指導において生きていることはありますか?
グラウンドで、その場をこなしているだけでは勝ちきれないところもあるので、大学時代に教わった生活の面や礼節・マナーなど野球以外のところもしっかりしなきゃいけないというのは身に染みています。今日の様子を見ていても、皆さん挨拶がすごいし、しっかり先輩に挨拶に行っていたりしていて、社会に出てからもそういう対応をされている姿を見ると、私たちが過ごしてきた時間は間違いじゃないと思いましたし、これからの人たちにも伝えていかなきゃいけないと改めて感じます。
− 来季へ向けての思いをお願いします。
OBの皆様から言葉以外のものも感じましたし、チームスタッフ、選手一同が全身全霊を賭けて1部に上がらなきゃいけない。1部に上がって神宮球場で勝負できなければ24回目の優勝はないので、もうそこに向かってやるだけだという思いでいます。

「さまざまな激励をいただきました。皆さんの期待に応えられるように頑張っていきます」と話す片岡昭吾監督 【日本大学】