第31回東京都サッカートーナメント〈天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会 東京都代表決定戦〉学生系の部予選の1回戦が3月24日(火)、2回戦が3月27日(金)に行われた。今年度初の公式戦となる本大会は、新体制となった日本大学サッカー部にとって今後のチームの流れを左右する重要な一戦である。

 また、天皇杯出場をかけた戦いでもあるため、チーム全員が気を引き締めて試合に臨んだ。

予選1回戦 vs中央大学

予選1回戦の相手は中央大学だ。過去の戦績は五分五分と言っても過言ではない。風が吹く中、初戦を勝利し流れを掴みたい日大は果敢にゴールへ迫る。

 序盤から積極的に攻撃を展開しようと試みるも、風でボールが流されてしまい、上手く合わない場面も見受けられた。しかし、このような天候にも素早く対応する。
 前半20分、10番MF野澤勇飛(文理学部4年/日大藤沢)がゴール前へ正確なクロスを送る。相手ディフェンダーに弾かれ日大がコーナーキックを獲得。キッカーの4番DF山内恭輔(法学部4年/前橋育英)がゴール前へボールを送る。これに17番FW平尾勇人(文理学部4年/四日市中央工業/東京V内定)が反応し、シュートを放つがゴール上へ外れ、惜しくも得点には至らず。
 前半22分、相手のシュートを1番GKドゥーリー大河(経済学部4年/市立船橋)がセーブ。そこから攻撃の態勢を立て直し、14番FW石橋鞘(経済学部3年/明秀学園日立)がサイドからマイナスのパスをゴール前へ送るが、相手ディフェンダーにパスカットされ、カウンターを仕掛けられる。しかし、3番DF齊藤航汰(法学部4年/前橋育英)、20番MF矢越幹都(スポーツ科学部2年/川崎U-18)、8番FW関日向多(危機管理学部4年/JFAアカデミー)の連携したディフェンスによりボールを奪い返す。
 その後もボールの奪い合いが続き、スコア0-0のまま前半が終了した。

 後半に入ると日大はさらに攻撃のギアを上げて得点を狙いに行く。
 後半5分、16番MF阿部水帆(文理学部3年/浦和Y)がゴール前へクロスを送る。14番石橋が飛び出し、頭で合わせるが相手キーパーに弾かれてしまう。こぼれ球に8番関が素早く反応しシュートを放つが、ここも相手キーパーによって弾かれる。さらに10番野澤がこぼれ球を拾い、強烈なシュートを打つも、わずかにゴールを逸れて得点には至らなかった。
 後半18分、日大は7番DF石川晴大(経済学部4年/清水Y)を11番FW中川広土(危機管理学部4年/甲府U-18)、14番石橋を9番FW五木田季晋(スポーツ科学部4年/川崎U—18/水戸ホーリーホック内定)に交代。

 日大は前後半合わせて16本のシュートを放つも、中央大の堅い守備に苦しめられ、0-0のまま後半も終了。

 8番関を24番FW糸井一凱(商学部3年/群馬U-18)へ交代し、延長戦へ突入することとなった。両大学ともに攻勢を強める中、延長12分、右サイドの激しいボールの奪い合いから17番平尾が抜け出し、ゴール前へクロスを送る。9番五木田が相手ディフェンダーを背負いながら絶妙なパスを出し、パスを受けた11番中川がゴールの左上を突く見事なコントロールでシュートを決め、待望の先制点を獲得する。(1-0)
 しかし、直後の延長16分、中央大の猛攻撃によりゴール正面からシュートを放たれ、失点を許し、振り出しに戻る苦しい展開に。(1-1)

 日大は16番阿部を19番FW中川粋(経済学部3年/長崎日大)に交代し、さらに攻撃力を上げる。
 試合終了間際の延長19分、5番DF白濵聡二郎(法学部3年/Ⅽ大阪U—18)がロングスローを送り、激しい空中戦で弾かれたこぼれ球を11番中川が左足で押し込み、チームを救う追加点を獲得する。(2-1)
試合終了のホイッスルが鳴るまで攻防が続くも、執念の守備を発揮し、スコア2-1で勝利を収めた。

予選2回戦 vs法政大学

予選2回戦の対戦相手は法政大学だ。天候は曇りで風もなく、1回戦よりもプレーしやすい状況の中でキックオフ。

 試合開始早々から10番野澤、14番石橋が続けてシュートを放つなど、積極的にゴールを狙う。
 前半15分、中盤の8番関の縦パスから、16番阿部を経由して左サイドのスペースを突く14番石橋へ展開。14番石橋はゴール前へクロスを上げる。やや長めに伸びたかと思われたが、ファーサイドの5番白濵が持ち前の長身を活かして頭で折り返す。最後はゴール中央の9番五木田がヘディングで押し込み、見事、日大に先制点をもたらした。(1-0)

 この先制点で勢いに乗った日大は9番五木田を中心にさらに攻撃を仕掛けていく。
 また、ディフェンス面では3番齊藤、5番白濵が高さとフィジカルの強さを活かした守備で壁となり、前線ではハイプレスで相手が簡単に攻撃できないようにプレッシャーをかける。前半は終始日大ペースで試合が進み、1-0でハーフタイムを迎える。

 後半も前半と同様の勢いでプレーしたい日大。しかし、ギアを上げた法政大の守備に阻まれ、拮抗した状況が続く。
 後半27分、日大は20番矢越を11番中川、14番石橋を15番MF浅倉心魂(危機管理学部3年/SC相模原Y)に交代。
 交替直後の後半30分、予選1回戦で2得点を上げた11番中川がシュートを放つが惜しくもゴールとはならず。さらに後半32分、最終ラインの3番齊藤が右サイドへ正確なロングパスを送り、パスを受けた16番阿部がカットインから17番平尾へパス。17番平尾はゴール正面のペナルティエリア付近からシュートを放つが、ゴール左へ外れる。

 その後も日大は攻撃の姿勢を見せるが得点には至らず、後半35分に今試合最大の危機が訪れる。
 日大のディフェンスの隙を突かれ、一気にゴール前まで侵入され、左サイドから強烈なシュートを放たれる。しかし、日大の守護神1番GKドゥーリーが冷静にセービング。こぼれ球を相手に拾われ、続け様にシュートを打たれるが、ここも1番ドゥーリ―がスーパーセーブで失点の危機から日大を守る。

 後半39分に16番阿部を24番糸井、後半43分に9番五木田を7番石川へ交代。
 前半と比較すると攻め込まれる場面も多かったものの、安定した守備を続け、アディショナルタイム4分も経過。スコア1-0を守り切り試合終了。

 高い攻撃力と安定した守備で、日大は見事予選を突破し2枠ある東京都学生代表として社会人代表との天皇杯出場権を掛けて戦うこととなる。また、4月4日開幕の関東大学サッカーリーグ戦に向け、良い流れでスタートすることができた。東京都サッカートーナメントにて天皇杯本戦出場権獲得、そして、リーグ戦で勝利を掴むために調整を重ね、チーム一丸となって挑む。
 
 現地で応援をしてくださった皆様、また、SNSを通して応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。今後も引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。



文責:片野日南子(文理学部2年/千葉敬愛)
画像:日本大学サッカー部 広報班

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