日本大学創立137周年の創立記念日にあたる10月4日(日)、東京・世田谷区の日本大学アスレティックセンター八幡山で第102回関東大学バスケットボールリーグ戦1部の公式戦が開催され、本学バスケットボール部男子が山梨学院大学と対戦した。
本学競技スポーツセンターでは、この一戦を「観戦イベント」として大学HPやお知らせメールで在学生・教職員に告知し、来場者には観戦チケットと応援グッズを配布。コートサイドの特別席に陣取った多くの学生・教職員らが、勝利を目指す選手たちに大きな声援を送った。

(取材:2026年10月4日)

日本大学創立記念日の競技部観戦イベントは今年で2回目。一昨年は、東都大学野球の公式戦の観戦を行ったが、創立137周年となるこの日は、関東大学バスケットボール連盟の協力のもと、日本大学アスレティックセンター八幡山が会場になる秋のリーグ戦(1部)第16節の山梨学院大との一戦が観戦試合となった。

通称レッドシャークスこと本学バスケットボール部男子は、今季は主力の故障者が相次いで厳しい戦いが続き、前日も首位・東海大戦に惜敗して5勝10敗となり12チーム中9位と苦しい状況にあった。山梨学院大とは9月の第5節で対戦して70-78で敗れているが、この日を含めて残り7試合、2部上位チームとの入替戦にまわるのを回避するためにも、もう負けるわけにはいかない。さらに、6月に就任したばかりの関泰一郎新理事長と大貫進一郎学長をはじめ、多くの学生・教職員が応援に駆けつける中での試合ということで、主将の西村渉(法4・洛南)は「創立記念日のイベントとして大学に集客していただき、いろいろな方に見に来ていただくので、必ずや日大としての勝利を見せたいと思っていた」と、プレッシャーも感じていた。それでも「自分たちが4年間積み上げてきたものをしっかり体現し、日大らしくひたむきに頑張っている姿をコートで体現したい」と、強い気持ちでチームを鼓舞し、試合に臨んだ。

手に汗握る大接戦に会場が湧いた

試合は午後3時にティップオフ。
シューティングガード・村田桂次郎(文理2・國學院久我山)の先制シュートで始まった第1クオーターは、3本の3ポイントシュートを決めながらも粘る相手に一進一退の状況が続く。しかし、残り1分半のところでポイントガード・山田哲汰(文理4・白樺学園)が相手ディフェンスの隙をついたドライブインからのシュートで4度目の逆転に成功し、そのまま19-18で終えた。
続く第2クオーターは、互いに何度も決定機を作りながらシュートを決め切ることができず、両チーム12点ずつを加えるに留まって31-30で前半を折り返した。

後半戦、第3クオーターが始まった。
開始21秒で山梨学院大に3ポイントシュートを決められ、31-33と逆転を許したが、その後はリバウンドやパスカットからの速攻などで3連続ゴールを決め、ペースを取り戻す。さらにマネージャー・春山が特別席の観客を先導し、一体感のある手拍子応援が始まると場内が一気に盛り上がってきた。そうした中で好調な山田と途中出場のシューティングガード・上野幸太(商4・藤枝明誠)が要所で3ポイントを沈め、相手に流れを渡さない。最後は1人でゴールした下へ切れ込んだポイントガード・外山颯紀(危機管理3・中部第一)が54点目を決め、4点のリードで第4クオーターに突入した。

ラスト10分間も両チーム互角の攻防が続く。得点を積み重ねても、なかなか相手を突き放すことができないまま残り時間が1分を切った。スコアは70-67。3点差を追って速く攻めたい相手に対して、本学は懸命のディフェンスで時間をかけさせる。
残り40秒で仕掛けてきた相手エースのドライブシュートをラインハート キャメロン幸(スポーツ科3・EJキング)が体を張って防ぐと、リバウンドを捕った世良陸翔(スポーツ科3・福岡第一)からのパスを受けた山田は、右サイドを走り出していたラインハートへボールを送る。1人をかわしたラインハートが余裕のレイアップシュートでダメ押しの2点を追加すると、この日一番の歓声が会場に響き渡った。

72-67でタイムアップを迎えると、日大ベンチは総立ちとなり雄叫びが挙がる。理事長・学長、観戦イベント来場者、一般観客のそれぞれに一礼して応援への感謝を示したレッドシャークスの選手・スタッフたちは、誰もが喜びと安堵の表情を浮かべ、日大側の応援席からは彼らに惜しみない拍手が贈られた。

試合後、観戦イベントに訪れた学生たちに話を聞くと、誰もが「楽しかった」と口を揃えた。
「バスケに興味があったのと、授業の一貫として観にきました」というスポーツ科学部体育会サッカー部の男子学生は、「上の方から観戦するのかと思っていたところ、アリーナで間近に観ることができ、プレーの迫力を感じることができ、面白かった」。さらに「今後も機会があればバスケを観てみたいと思いましたし、サッカーでも観戦イベントがあるといいですね」と今後にも期待する。
また、日本語や経済学を学んでいるという女子留学生2人組は、「2人ともバスケをやっていたので、興味を持って見に来ました」と言い、「とてもいいイベントで、参加して良かった。試合もImpressive!」と笑顔で答えてくれた。
いずれもバスケ経験者だという生物資源科学部の男女3人組も、「勝敗が読めない展開に、ずっとハラハラし通し。点が入るたびにみんなで盛り上がれるのも楽しかったですね」と興奮冷めやらぬ様子だった。

理事長に就任して初めて学生スポーツの現場を訪れたという関理事長に伺うと、「メディアを通じて見ているよりも、やはりこの場に来ると臨場感抜群だなと感じました。試合も接戦となって、会場が非常に盛り上がったし、創立記念日にふさわしい試合だったと思います」との感想。「選手のみなさんには怪我に十分注意していただき、今後も大学バスケの雄として、大学スポーツをリードしていってもらいたいと思います」

また「137周年の創立記念日の今日、素晴らしい試合で勝利を見せていただき、すごく感動しました」という大貫理事長からは、「学生たちが普段から頑張っている姿、練習の成果を今日このような形で見せていただけたことを本当に誇りに思います。バスケットボールを通じて人間としても成長していただけたら思っているので、引き続き頑張ってもらいたいと思います」と選手たちを讃える言葉をいただいた。

この日の試合は、主力の留学生選手が出場しない中で勝利をつかんだレッドシャークスは、リーグ戦通算6勝10敗となり9位をキープした。
「応援していただける方がたくさんいるんだなと、改めて感じた」という西村主将は、「それが自分のモチベーションにもなる」と言い、「日本大学という歴史ある大学でキャプテンとして戦えることに、誇りと自覚を持って挑んでいきたい」と決意を新たにする。さらに、「今日は、留学生抜きの日本人選手だけで戦い、いろんな戦い方があるなというところが分かったし、その戦い方でより精度を高めてやっていきたい。リーグ戦優勝は届きませんでしたが、その先のインカレにつながるような戦い方、終わり方したいなと思っています」と、力強く意気込みを語った。

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