小堀倭加選手がパリ五輪の代表を狙っていた選考会初日の400m自由形決勝。調子は悪くなかったが後半に失速してしまい、派遣標準記録を突破できずに代表入りを逃してしまった。
今までなら気持ちが落ち込み、あとに続くレースに影響を及ぼしていただろう。だが、東京五輪後から世界の舞台で戦い続けてきた経験とスポーツ科学部での学びによって、気持ちを前向きに切り替えることができた。
小堀 倭加 選手
大会3日目、先に行われた400m個人メドレーでは自己ベストを大幅更新。派遣標準記録を突破したものの3位に終わり、またも代表入りを逃す。だがその30分後、笑顔で200m自由形の決勝に臨んだ小堀選手は、会心のレースを見せて1分58秒22の自己ベストで優勝。ネガティブな気持ちを引きずらないメンタルの強さによって引き寄せた最高の結果が、パリ五輪の4×200mフリーリレーメンバーとしての選出につながった。
「大学で受講していたスポーツ心理学の授業で、どうしたらネガティブ思考をプラスに変えられるか、ということを学びました。今大会ではそれを生かすことができました」
代表に選ばれたからには、チームが目標に掲げる4×200mフリーリレーでの決勝進出に向けて全力を注ぎ込む。
「個人としては今回の自己ベストを超える泳ぎをするのが目標。そして、リレーメンバーと力を合わせ、決勝進出をめざし頑張ります」
Profile
小堀 倭加[こぼり・わか]
2000年生まれ。奈良県出身。湘南工科大学附属高卒。2022年度スポーツ科学部卒。あいおいニッセイ同和損害保険(株)所属。高校時代に背泳ぎから自由形中長距離に転向して花開く。大学3年時の東京五輪で400m・800m自由形に出場。以降は代表に定着し、女子自由形を牽引。パリ五輪は、東京五輪に続いて2種目での出場となる。
