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重量挙 近内 三孝選手

久しぶりの試合となった2020年4月のアジア選手権で6位入賞。2019年の世界選手権で自らが出した日本記録には及ばなかったが、五輪本番への手応えは感じている。

 

 

新型コロナウイルスの影響で多くの試合が延期・中止になってしまい、この1年間はモチベーションを保つことがとても難しいと感じていました。しかし、コロナ対策をしながらしっかり練習することができましたし、五輪出場という目標に向かって「楽しみながら練習すること」を心掛けてやっていました。アジア選手権は久しぶりの試合でしたが、怪我をしていたということもあって今回はトータルとして記録を残すことが目標だったので、6位という順位については満足していませんが無事に終えることができて良かったと思っています。


東京五輪代表が決まってホッとする気持ちと、待ちに待った五輪が近づいてきて少し緊張感もありますが、今は早くあの最高の舞台に立ちたいという楽しみの方を強く感じています。五輪は4年に1度の大会ですが、選手として迎える自国開催の五輪は年齢的にも今回が最初で最後になるので、自分自身が楽しむことはもちろん、今までお世話になった方々へ感謝を伝え、勇気を与えられるような大会にしたいと思っています。試合の時にコンディションがピークになるように合わせていき、日本記録更新とメダル獲得を目標に、最高の舞台で最高の試技を見せたいですね。

Profile

Mitsunori KONNAI ​[こんない・みつのり]

1996年生まれ。福島県出身。福島県立田村高卒。2018年文理学部卒。日本大学職員。ʼ13年インターハイ62kg級で優勝。本学在学中に出場した世界選手権69kg級で5位入賞、ʼ19年の世界選手権で日本記録を更新して6位入賞。'21年4月のアジア選手権でも6位入賞。世界ランク67kg級6位に入り、初の五輪代表に選出された。