日本大学大学院危機管理学研究科

専任教員一覧

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  • 安藤 貴世

    安藤 貴世

    専門分野
    国際法学
    研究内容
    国際法を専門分野とし,個人の国際犯罪に対する国際法による規制・対処について研究しています。普遍的管轄権への関心を軸に,これまで国際テロリズムのほか,戦争犯罪,海賊行為などに対する処罰の法構造を研究対象としてきました。特にテロリズム防止関連諸条約を中心に,その他の条約も含め,国際刑事法条約の保護法益の多様性や相違,それらが各条約の裁判管轄権規定や訴追規定に如何に反映されているかについて研究を進めています。
    学生へのメッセージ
    複雑で混沌とした今日の国際社会における様々な問題の解決について,国際法を手掛かりに考え,検討する醍醐味を大学院生の皆さんと共有しつつ,学問としての国際法の魅力を伝えることができればと思っております。
    教員情報詳細
  • 上野 幸彦

    上野 幸彦

    専門分野
    刑事法学
    研究内容
    2000年代に入り,刑事立法が活発に行われる状況になっていますが,社会状況の変化に対応した刑事規制の利用について,有効性と正当化の両面から最適化を探求しています。
    学生へのメッセージ
    刑法は社会の安全に奉仕すると同時に,人びとの自由を確保する役割も担っています。幅広い視野に立ち,多角的な観点から,犯罪抑止対策について考えましょう。
    教員情報詳細
  • 岡田 太

    岡田 太

    専門分野
    企業リスクマネジメント
    研究内容
    企業リスクマネジメントと保険
    学生へのメッセージ
    全社的リスクマネジメント(ERM)は,企業全体の観点から統合的,包括的かつ戦略的にリスクを認識,評価,処理し企業価値の最大化を目指す経営手法です。役員の経験を踏まえ,理論と実践をバランス良く講義します。
    教員情報詳細
  • 木村 敦

    木村 敦

    専門分野
    社会心理学,認知心理学
    研究内容
    リスク認知,リスクコミュニケーション,食行動
    学生へのメッセージ
    認知・社会心理学の発想や方法論が危機管理に関わる問題解決にどう役立つか研究指導を通じてお伝えできればと思っています。ただし,心理学の広範な研究領域のすべてを私一人でカバーできるわけではないので,指導可能なテーマかどうかは事前にご相談ください。研究の成果だけではなく,研究プロセスも含めて大学院での学びの財産となるよう,ひとつひとつの研究ステップを大切に一緒に進めていきたいと思います。
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  • 工藤 聡一

    工藤 聡一

    専門分野
    ロジスティクス法,国際航空法
    研究内容
    国際航空法の展開(米国航空法の淵源,航空損害賠償,航空セキュリティ,航空環境問題,ドローンの活用等),ロジスティクスの動態(MaaS,Freight-Sharing 等)
    学生へのメッセージ
    研究は登山に似ています。一歩一歩踏みしめながら,険しい起伏を越えたところに,一気に視界が開ける瞬間があります。危機管理学は,とても急峻で複雑な山岳ですが,それだけに取り組む意義があり,従事する研究者にも達成感があります。この学問のフロンティアに,一緒に挑んでみませんか。
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  • 木村 敦

    小谷 賢

    専門分野
    インテリジェンス,国際政治学
    研究内容
    専門は国際政治学です。特に戦間期の日英米関係を,各国の公文書に基づいて研究してきました。また各国のインテリジェンス(政府による情報活動)や安全保障問題についても研究しており,現在の研究テーマは,戦後日本のインテリジェンス,経済安全保障,偽情報対策等になります。
    学生へのメッセージ
    危機管理というと実践的な学問ですが,同時にアカデミアによる研究蓄積も必要となってきます。危機管理学研究科においては,既存の学問を学ぶと同時に,新たな学問領域を開拓してくという野心的な心構えで臨んでいただきたいです。
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  • 杉山 幸一

    杉山 幸一

    専門分野
    憲法学,危機管理・緊急事態法制
    研究内容
    立憲主義に基づく危機管理
    学生へのメッセージ
    危機対応によってどのような人権が制限されるのか,またどの程度制限できるのか。危機における公共の福祉について研究します。また,様々な危機に際して統治機構をいかに機能させるか研究します。
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  • 鈴木 秀洋

    鈴木 秀洋

    専門分野
    行政法・地方自治法,危機管理行政分野(災害,虐待,ジェンダー等)
    研究内容
    〇社会的弱者にしない行政・自治体・地域連携
    -法律(刑事・行政・民事),福祉,心理,保健・医療等多面的アプローチ
    〇多様な一人ひとりの命(安全安心)を守るための法制度設計と運用
    学生へのメッセージ
    〇虐待,ⅮⅤ,ストーカー,ジェンダー・性被害等で日々命が奪われている。SOSが出されている。災害時には高齢者,障害者,子ども等が命を落としている。社会モデル,社会的弱者の立ち位置から,社会の様々な制度・運用そして紛争事例を研究していきましょう。
    〇立ち位置を変えることで見える景色が変わる。
    〇今そして未来の世代の笑顔のために。学ぶことは優しくなること。
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  • 福田 充

    福田 充

    専門分野
    リスクコミュニケーション,リスクマネジメント
    研究内容
    危機管理学におけるリスクコミュニケーションをオールハザード・アプローチで研究しています。自然災害,原発事故,テロ,ミサイル,戦争紛争,サイバー,感染症パンデミックなどオールハザードなリスクコミュニケーションを研究しています。
    学生へのメッセージ
    危機管理学とリスクコミュニケーションという新しい研究領域に挑戦するパイオニア精神を持つ大学院生に期待します。
    教員情報詳細
  • 中村 良

    中村 良

    専門分野
    ビジネス法務,消費者保護
    研究内容
    これまで公正競争の確保のための法規制(特に独占禁止法や会社法)をテーマに,課徴金等の執行手段について,および消費者保護の視点からの「事業者団体」規制等についての研究しています。
    また,企業や学校における危機管理も重要な研究テーマとしており,企業不祥事への有効な対応方法や学校における「いじめ」問題等も研究しています。
    学生へのメッセージ
    危機管理学は新しい学問領域です。これまでの学問領域に囚われることなく,問題点を見出し,その解決に向けて研究を進める強い意志を持った方をお待ちしています。
    教員情報詳細
  • 永沼 淳子

    永沼 淳子

    専門分野
    民事法学,賠償法学
    研究内容
    財産法分野では,不動産取引に関連した契約関係について研究しています。近年,賃貸借契約に多く利用されているサブリース契約について,所有者とサブリース業者間については研究が進んでおり,特別法が制定されるなど一定の結果が出ています。これに対し,入居者の保護は手薄なのが現状であり,調査や研究が必要な分野です。家族法分野では,生殖補助医療により誕生した子をめぐる法的課題について研究予定です。
    学生へのメッセージ
    生活の基本ルールである民法は,解決すべき課題が山積しています。自ら課題を設定し,解決策を提示できる力を身に着けてください。
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  • 宮脇 健

    宮脇 健

    専門分野
    公共政策,リスクコミュニケーション
    研究内容
    社会調査,実験を軸にしながら,リスク事象に関する人の意思決定,行政の意思決定に関して研究を行っています。
    学生へのメッセージ
    リスクに関する研究は学際的な側面が多くあるので,様々な領域の研究を知る必要がありますが,楽しみながら研究をしましょう。
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  • 吉富 望

    山下 博之

    専門分野
    公共政策学,防災・減災政策
    研究内容
    〇レジリエントな地域社会を支えるローカル・ガバナンス
    地域住民や自治会等の住民組織,事業者,行政機関が災害等に対し共に備え,災害発生時に支え合うような連携協力が,いかなる条件のもとで成立するのかを研究しています。
    〇災害等に対してレジリエントな組織
    いかなる条件がそろうと,民間企業や行政機関等の組織において事業継続に対する積極的な取り組みが行われるようになるのかを研究しています。
    学生へのメッセージ
    防災・減災などの理念を政策として作成し実行する過程には様々な課題があり,だからこそ防災・減災の研究には政策研究の手法が不可欠です。こうした防災・減災政策の課題やその研究手法について皆さんと議論し,学び合える日を楽しみしています。
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  • 吉富 望

    吉富 望

    専門分野
    安全保障
    研究内容
    1 日本の防衛:防衛政策,日米防衛協力,陸上自衛隊の防衛態勢,南西諸島防衛,防衛装備品,民軍連携,国民保護
    2 自然災害への対応:災害救援における官民連携,自衛隊の災害派遣,海外における人道支援/災害救援,先端技術を活用した避難支援
    学生へのメッセージ
    日本を取り巻く戦略環境は不安定であり,武力攻撃事態やグレーゾーン事態が生起するリスクが高まっています。軍事へのタブー視を捨て,国家防衛を直視し,真摯に学ぶことが今,求められています。
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