日本大学危機管理学部

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情報セキュリティ領域

情報システムの効果的活用と最適化を目指して

インターネットやコンピュータ,スマートフォンなどの情報機器やネットワークにおける情報流出の問題や情報管理,サイバーセキュリティについて学びます。

概要

領域の特徴

情報セキュリティ領域では,情報システムを巡るさまざまなリスクを研究の対象とします。情報システムは日常生活にコミュニケーション手段や高機能のサービスを提供する反面,情報漏洩やGAFAなどに代表される巨大プラットフォーム企業の優位性が新たな問題を生み出しています。また,情報システムに依存する企業活動は,大規模災害や感染症の拡大によって大きな影響を受けます。私たちは基礎となる情報技術を学び,その問題を取り上げ,情報システムのあり方を研究します。

メッセージ

日常生活で触れる情報システムはさまざまであり普段私たちは利用者の立場でサービスを享受していますが,何らかの要因でサービスが利用できなかったり,サイバー犯罪などに遭遇すると,リスクの視点から情報システムを捉えることになります。それはコンピュータを構成するソフトウェア,ハードウェア,ネットワークといった構成要素やサイバー犯罪の手口や被害への対応方法かもしれません。情報システムのリスクを研究するためには,情報システムをより広範囲に捉える姿勢が求められます。

授業説明

主な科目

  • 情報法
  • 情報倫理
  • 情報管理論
  • メディアコミュニケーション論
  • 情報技術
  • サイバーセキュリティ論
  • プライバシーと法
  • ジャーナリズム論
  • デジタル・フォレンジック
  • 企業広報論
  • 知財セキュリティ論

履修モデル(令和3年度参考)

令和4年度分は更新作業中,準備が整い次第掲載します。

  1年 2年 3年 4年
総合教育科目
  • 自主創造の基礎1・2(前・後)
  • 市民と法(前)
  • 国家と法(前)
  • コンピュータ・情報リテラシー(前/後)
  • スポーツ講義・スポーツ実技(前/後)
  • 英語Ⅰ~Ⅳ(前・後,各週2回)
  • 総合科目1・2(前・後)※A
  • 総合科目1・2(前・後)※A
  • 英語Ⅴ~Ⅷ(前・後)
  • 文章表現1・2(前・後)
  • 総合科目1・2(前・後)※A
   
総合科目一覧※A
  • 哲学
  • 論理学
  • 倫理学
  • 宗教学
  • 歴史学
  • 近代史
  • 文学
  • 教育学
  • 社会学
  • 政治学
  • 経済学
  • 地理学
  • 心理学
  • 文化人類学
  • 数学
  • 統計学
  • 科学技術史
  • 地球科学
  • 健康の科学
  • 教養特殊講義
専門基幹科目
  • 危機管理学概論 Ⅰ・Ⅱ(前・後)
  • 生活安全と法(前)
  • 社会安全と法(後)
  • リスクマネジメント論(前)
  • リスクコミュニケーション論(後)
  • インテリジェンス概論(後)
  • 憲法と人権(前・後)
  • 立憲主義と統治(前・後)
  • 行政法と行政過程 Ⅰ(前)※B
  • 行政法と行政過程 Ⅱ(後)※B
  • ロジスティクス論(前)
  • ヒューマンエラー論(後)
  • 犯罪と法 Ⅰ(前)
  • 民事法 Ⅰ(前)
  • 民事法 Ⅱ(後)
  • 企業取引と法(後)※C
  • 地方自治と法(後)※B
  • 行政法と行政過程 Ⅲ(前)※B
  • 民事法 Ⅲ(前)※C
  • 企業組織と法(前)※C
  • 企業統治と法(後)
  • 民事手続と法 Ⅰ(前)※C
 
専門展開科目
領域共通
  • ボランティア論(後)
領域共通
  • 社会調査法(前)
  • コミュニケーション英語1・2(前・後)
情報セキュリティ領域
  • 危機管理基礎演習 Ⅰ・Ⅱ(前・後)
  • 情報法(前)
  • 情報管理論(後)
  • メディアコミュニケーション論(後)
  • 情報倫理(前)
  • マスコミュニケーション論(前)
  • 情報システム論(後)
  • プライバシーと法(前)
領域共通
  • 企業コンプライアンス論(前)
  • コミュニケーション英語3・4(前・後)
  • 危機管理特殊講義2(後)(デジタルリスク)
情報セキュリティ領域
  • サイバーセキュリティ論(前)
  • ゼミナール Ⅰ・Ⅱ (前・後)※D
  • 危機管理特殊研究1・2(前・後)※D
  • 知的財産法制(前)
  • デジタル・フォレンジック(後)
  • 知的財産戦略(後)
  • 企業広報論(後)
領域共通
  • 事業継続論(BCP・BCM)(前)
情報セキュリティ領域
  • ゼミナール Ⅲ・Ⅳ(前・後)※D
  • 危機管理特殊研究3・4(前・後)※D
他領域科目
  • 災害対策論(前)
  • 災害情報論(前)
  • 犯罪と法 Ⅱ(後)
  • 安全保障論 1(前)
  • 警察政策(前)
  • 大規模事故論(後)
  • セキュリティ論(前)
  • 安全保障論 2(後)
  • 事故責任法制 (前)
  • 犯罪と捜査(前)
  • インテリジェンス論 1(前)
  • インテリジェンス論 2(後)
  • テロ対策論(前)
  • ライフライン防護(後)
  • 防衛政策(前)
 

※A 別表「総合科目一覧」からいずれか選択

※B 行政キャリアの場合,すべて選択(ロースクール進学希望者は,すべて選択)

※C 企業キャリアの場合,すべて選択(ロースクール進学希望者は,すべて選択)

※D ゼミナール又は危機管理特殊研究のいずれか選択

座談会「デジタル化する社会とどう付き合うか」

情報セキュリティ領域 座談会
左から 寒江 章吾さん,今泉 純さん,石井 佑樹さん,美濃輪 正行教授
美濃輪
情報セキュリティ領域に興味を持ったきっかけは何ですか?
寒江
最初は単にコンピュータが好きという理由でした。しかし,本学部のさまざまな情報セキュリティ領域の講義を受講しているうちに,あらゆる脅威から情報資産を守りたいと思うようになりました。
美濃輪
実際に情報漏洩の事件は頻発していますね。情報漏洩の被害は,相当の時間が経過した後に発覚することもあり,被害の内容もプライバシーの侵害から金銭的なものまで多岐にわたっており,大変厄介です。最近発生した情報セキュリティ関連の事件で印象に残ったものは何ですか?
石井
7Payアカウントのなりすましによるカードの不正利用です。大手企業であってもセキュリティ対策が不十分だと被害に遭うことを改めて実感しました。この事件では,システムの設計上の脆弱性とカード情報の漏洩が原因として挙げられます。被害の補償だけでなく,会社の評判を落とすことにもなりかねません。
美濃輪
指摘の通り,一企業としての被害に加えて,キャッシュレスを推進していくうえで社会全体への影響も懸念されます。情報セキュリティ領域を勉強して良かったと思うことは何ですか?
今泉
情報システムを利用する立場だけでなく,裏方の開発や管理する立場で情報関連の事件に対して考察できたことです。先の7payの問題では,身元確認が緩いため,アプリケーションを導入し,必要な情報を揃え,それを登録するだけで本人になりすましができてしまいます。それらの技術的な内容は多くの報道では詳しい解説がないため,原因を理解するうえで情報が不足しています。情報技術の知識を身につけて情報システムの仕様を理解できると,ニュースを深く読み取ることができます。
美濃輪
情報セキュリティの学修ではサイバー犯罪の手法や情報システムの脆弱性,及びその対策などを取り扱いますが,それらには前提となる知識があります。情報システムの弱点を意味する脆弱性という言葉を例に挙げると,人に由来するものもあれば,技術に由来するものもあります。人の場合は体制なのか,組織の管理能力なのか,技術の場合は,認証及びアクセス制御の機能,暗号化技術,製品の不具合のいずれに原因があるかなど,広範な知識や思考力が求められます。さまざまな要素の理解を深めることはもちろん,関連付けて系統的に理解することによって,セキュリティ事件の全容を読み取ることができるわけです。スマホ決済,仮想通貨,機械学習など,デジタル化する社会の中で,情報セキュリティの重要性は高まっていくでしょう。
美濃輪 正行
美濃輪 正行教授

早稲田大学教育学部理学科卒業。日本IBMにて保険業界のフィールドサポート部門のエンジニアとしてPC管理システムの保守,保険アプリの開発,Webシステムの構築,ナレッジシステムの構築,大規模システムの移行等を担当。専門分野はオープンシステムのインフラ,セキュリティ,プロジェクト開発管理。

教員情報詳細

学生からのメッセージ

S.S

S.S
危機管理学部4年

テレワークに潜む課題に挑戦

情報分野における危機管理のスペシャリストになりたいと考え,これまでに情報システムの仕組みやサイバー犯罪の事例や手法,対策について学んできました。現在は,テレワークという働き方に潜む情報セキュリティの課題を研究したいと考えています。本学部では,選択した専門領域以外の科目も履修できるので,災害やテロなど幅広く学ぶことができます。危機管理に少しでも興味や関心があれば,本学部に入り,多くの専門科目を通じで視野を広げて欲しいと思います。