ここまで戻せる!Burst Fracture!
平素より当院整形外科センターに患者様をご紹介頂きありがとうございます。整形外科センターの佐藤 謙太郎(さとう けんたろう)です。当院では主に脊椎・脊髄疾患の診療を担当しております。
さて当院では千代田区唯一の救命救急センターがあり、重症外傷の患者様が多く搬送されてきます。中でも「高エネルギー外傷に伴う青壮年期の胸腰椎破裂骨折(Thoracolumbar Burst Fracture)」は椎体圧壊の程度が強く、椎体高・後弯位の整復に難渋することがあります。当院ではそのような症例においてmonoaxial screwおよび外傷整復ツールを用いて、可能な限り「整復」を行っています。骨強度が良好な症例に限定はされますが、非常に優れた整復効果が期待できます。
下図の症例(自験例)は16歳女性、高所からの転落受傷によるL1破裂骨折の症例です。スクリュー挿入後、スクリュー上位でcompressionをかけ後弯矯正、スクリューを平行にdistractionして椎体高を改善していきます。術中透視でリアルタイムに整復状況を確認でき、術後CTで良好な整復位が確認できました。同システムは2年前より当院採用となっていますが、大学病院として今後も最新の手技・機器を取り入れ治療に邁進したいと考えています。
末筆ではありますが、今後の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。引き続き当院整形外科センターを何卒よろしくお願い申し上げます。
(引用:Medtronic社, CD Horizon™ Solera™ Voyager FNS™ SAS NForce Trauma)