病院長ご挨拶

松本 直也 Naoya Matsumoto
病院長就任のご挨拶
令和5年4月より病院長を拝命しました循環器内科の松本直也と申します。私は医師になってから出張、米国留学以外ずっと旧駿河台日本大学病院と現日本大学病院で過ごしてきました。そのため人一倍この御茶ノ水という場所に愛着を持っています。
3年前から流行したコロナ感染症により院内クラスターも発生しましたし、患者さんの受診行動も変化し、近隣医療施設にも変化がありました。また当院11階に設けられてたコロナ専用病床も2月をもって閉鎖されております。以前は対面で行っていた公開講座や病診連携充実の為の会がオンラインやオンデマンドで行われるようになりました。現在の感染状況が続き、コロナ感染症の5類感染症への変更により5月8日以降、対面での皆様への情報発信が行えるようになることを期待しています。
当院では昨年7月よりリフィル処方の開始により基本的な処方日数が30日となっています。このため多くの患者さんが近隣またはご自宅の近くの医療施設に逆紹介されてまいりました。その結果外来受診者数は減少しており、以前よりも外来でお待たせする時間が短くなっている科も多いと思います。このメリットは初診患者さんをご紹介下さる近隣医療施設の先生方にも是非ご認識頂きたいと思います。
前天野病院長の努力により昨年度より新たに三つの共同診療センターが開設されました。共同診療センターとは複数の科がチームを組んで一人の患者さんを診療する場所です。主に扱う疾患はそれぞれ、脳腫瘍・頭蓋底センター(脳腫瘍や三叉神経痛の治療など)、糖尿病・肥満症治療センター(糖尿病指導・治療や減量外科手術など)、レディースセンター(乳腺・子宮・卵巣腫瘍の治療)となっています。これまで馴染みの無い名称かも知れませんがどうぞよろしくお願いいたします。
当院4階に健診センターがあります。未病の段階での健康チェックに大変有用ですが、健診で異常があった場合、当院外来に電子カルテ上でコンサルテーション(紹介)することが可能で新たに紙の紹介状を書くよりも患者さんの利便性が向上しております。是非当院で健診ドックを受けて下さい。またPET/CTによる癌検診コースも実施しておりますのでホームページをご参照頂けると幸いです。
令和5年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和5年4月1日 病院長 松本直也