概要
内視鏡室は消化管,胆のう,胆管,膵臓,気管支に対する内視鏡診断および治療を行っている部門です。担当医師は消化器センターおよび呼吸器内科の医師を中心に行っています。当センターは特徴内視鏡室と放射線部が隣接しており透視下内視鏡処置がスムーズに行えます。
内視鏡検査室は計5室で行っています。治療前の精査や大腸内視鏡検査など検査時間が長くなる場合には鎮静剤を用いて内視鏡を行い,できるだけ苦痛を軽減できるよう努めています。鎮静剤使用後はリカバリーベッドで十分な休憩を取っていただくようにしています。また,最新の内視鏡機器を導入しており,より高画質な内視鏡で診断を行っています。通常検査や治療内視鏡を安全・確実に行うため全内視鏡検査室をモニター室で集中管理し,安全管理に努めています。
内視鏡検査室で扱う診断検査,治療
診断
食道・胃・十二指腸内視鏡検査(経鼻内視鏡検査を含む),大腸内視鏡検査,拡大内視鏡検査,ダブルバルーン内視鏡検査,カプセル内視鏡検査,超音波内視鏡検査,逆行性膵胆管造影検査
治療
内視鏡的ポリープ切除,消化管癌に対する粘膜切除術・粘膜下層剥離術,食道・胃静脈瘤硬化療法,内視鏡的止血術,内視鏡的乳頭切開術,超音波内視鏡下吸引細胞診(EUS-FNA)など
呼吸器内視鏡(気管支鏡)検査
肺癌の診断はもとより,血痰・気道出血,間質性肺炎を代表とするびまん性肺疾患,結核を始めとする抗酸菌感染症,あるいは難治性呼吸器感染症,肺門縦隔リンパ節腫脹などに対して,積極的に行っています。また超音波内視鏡(EBUS-TBNA,EBUS-GS)やCTガイド下腫瘍生検も随時施行しております。
内視鏡看護師
内視鏡室は消化器内視鏡技師資格のある看護師を含め6~7名の看護師を配置し,患者様に安心・安全に検査や治療を受けて頂けるよう,看護提供しています。また,進歩する内視鏡検査および治療に対応できる知識・技術を身につけ,看護の質の向上に努めています。