救急科 Critical Care Medicine
診療科からのお知らせ
お知らせ一覧
概要
救急科は、救急車で搬送される2次救急患者および最重症の3次救急患者を対応する救命救急センターを担当しており、患者様の命を救うために日々奮闘しています。
救命救急センターでは、緊急性が高く、重症度が高い患者様を受け入れ、救急車で搬送される際の初期治療だけでなく、その後の集中治療室での集中治療管理も一貫して救急科が行なっております。急性心筋梗塞、脳卒中、敗血症、重症膵炎、劇症肝炎、中毒、外傷などの幅広い疾患を救急科専門医および集中治療専門医が治療にあたっています。重症な患者様は生命の危機を脱した後も回復に長い時間がかかることがあります。そこで、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士と共にチーム医療を実践し、患者さまのQOL(Quality of Life)向上を全力でサポートしています。また、院内での急性期診療を管轄する部署として,昼間に救急車で来院される患者様に対して、救急外来で初期診療を行なっております。診断や応急処置の後、専門的診療や入院が必要と判断された場合は、各専門科と連携して対応しています。
搬送先にお困りの医療機関の方は、救急外来担当医までご連絡していただければ対応させていただきます(内線PHS:5546、内線3150)。救急科は、患者様に最善のケアを提供し、命を守るために全力でサポートいたします。
特徴・特色
診療体制
“人の命を助ける”ことを最優先にし、循環器センター(循環器内科・心臓血管外科)、脳神経外科、整形外科、麻酔科等と協力し、EBM(evidence-based medicine: 根拠に基づいた医療、実証医学)に基づく初期診療と高度な集中治療を行っています。
一方、EBMが十分でない新興感染症やその他の複雑な病態に関しては、全員が一丸となってその対策を講じ、治療を行っています。一人一人が危機管理意識を持ち、患者様とその家族へ最良の救急医療が提供できるように、24時間、365日体制で対応しています。
施設認定
日本救急医学会指導医指定施設、救急科専門医指定施設、日本集中治療医学会専門医研修施設、日本急性血液浄化学会認定指定施設、東京DMAT指定病院、日本DMAT指定病院
教育体制
心肺脳蘇生はもちろん、外傷患者に対しても、一人で初期診療に対応できる能力の育成を目指し、院内外の教育も行っています。初期診療をより確実なものにする目的で、心臓超音波検査、カテーテル検査、内視鏡検査などの院内出向研修を行っています。
| カンファレンス(朝/毎日) | 患者様の治療方針を全員で検討する |
| 部長回診(木曜日午後/毎週) | 治療方針や経過の確認をする |
| 抄読会(1回/月) | 英文雑誌を翻訳し討論を行う |
| 出向 | 希望に沿い出向を行っている |
| 院内出向研修(各3か月間、午前中) | 心臓超音波検査、カテーテル検査、内視鏡検査の研修 |
主な対象疾患と診療内容
- 病院外心肺停止
- 特に虚血性心疾患で心室細動が認められた症例に対してVA-ECMOやECPELLAを導入しています。 詳しく見る
- 急性冠症候群
- 24時間365日心臓カテーテル検査や冠動脈形成術が実施できる体制になっています。 詳しく見る
- 重症心不全
- IABPやIMPELLAを用いた補助循環装置の使用や循環に関わる臓器補助療法(非侵襲的陽圧換気や気管挿管による人工呼吸器療法,高度徐脈に対する一時ペースメーカー導入,利尿薬剤に不応の症例における腎代替療法)を組み合わせた治療を行っています。 詳しく見る
- 大血管疾患
- 急性大動脈解離や大動脈瘤破裂など致死的な大血管疾患に対して緊急手術を行っています。 詳しく見る
- 脳血管疾患
- 脳内出血における開頭血腫除去術,脳動脈瘤破裂におけるクリッピング術やコイル塞栓術,脳梗塞急性期におけるt-PA療法や血栓回収療法を行っています。 詳しく見る
- 外傷
- 頭部や顔面を含めた体幹や脊髄,四肢の外傷に対して迅速な治療や手術を行っています。 詳しく見る
- 急性中毒
- 解毒,吸着剤の使用だけではなく,重症例に対して血液浄化療法も行っています。 詳しく見る
- 重症消化管出血
- 出血に対して緊急内視鏡による止血術や止血困難症例における動脈塞栓術を行っています。 詳しく見る
- 重症体温異常
- 重篤な熱中症における血管内冷却システムを使用した治療や難治性の低体温症における透析回路を用いた復温療法や重症に対してVA-ECMOを用いた治療を行っています。 詳しく見る
- 重症呼吸不全
- 気管挿管による人工呼吸器管理だけではなく,ネーザルハイフロー療法や非侵襲的陽圧換気による人工呼吸器を用いる治療を積極的に行っています。重症例においてはVV-ECMOを用いた治療も行っています。 詳しく見る
- 出血性ショック
- 手術だけではなくカテーテルを用いた血管塞栓術を行っています。 詳しく見る
- 肝不全
- 血漿交換療法がいつでもできる体制となっています。 詳しく見る
- 急性腎不全
- 腎代替療法がいつでも行える体制となっています。 詳しく見る
診療実績
2024年度の診療実績
- 年間応需件数
-
- 急性呼吸不全
- 76件
- 急性心不全
- 112件
- 急性腎不全(透析)
- 28件
- 急性冠症候群
- 82件
- 急性中毒
- 67件
- 重症意識障害
- 58件
- 脳血管障害
- 101件
- 大動脈疾患
- 35件
- 消化管出血
- 27件
- 院外心肺停止
- 63件
- 重症外傷
- 74件
- 軽傷外傷
- 74件
- 体温異常
- 20件
- 敗血症
- 60件
- 敗血症性ショック
- 15件
- 肝不全
- 5件
- 出血性ショック
- 7件
- 熱傷
- 4件
- 特殊感染症
- 2件
- その他
- 162件
2023年度の診療実績
- 部門別年間搬送件数
-
- 3次(救命救急センター)
- 795件
- CCU
- 138件
2022年度の診療実績
- 部門別年間搬送件数
-
- 2次救急(ER)
- 557件
- 3次(救命救急センター)
- 837件
- CCU
- 39件