メインコンテンツへスキップ

日本大学病院

診療科・部門

救急科

ニュースレター

診療科からのお知らせ

お知らせ一覧

ご挨拶

日本大学病院救急科の紹介をさせていただきます。平成7年11月1日に日本大学医学部に救急医学講座(救急科)が発足し、翌年5月1日より日本大学病院救命救急センターは救急科が主軸となって診療を行ってきました。現在は平日日中の2次救急患者に対する救急外来診療と救命救急センターに搬送される3次救急患者に対応する初期診療および集中治療を日本救急医学会指導医、救急科専門医、集中治療専門医など複数の資格を持った医師が担当しています。東京都CCUネットワークと急性大動脈スーパーネットワークに加盟しており、心臓救急・急性大動脈疾患においても初期治療だけでなく循環器内科医、心臓血管外科医とともに診断、治療、管理を行っています。

災害拠点病院として千代田区、消防署、医師会や地域住民の方々との防災訓練の実施や災害派遣医療チーム(DMAT)隊員として災害現場に出動しています。

当院の理念は“病院は病者のためにある”すなわち“患者さんを日常へ戻す治療”を実践することです。日本大学病院救急科をよろしくお願い申し上げます。

救急科 科長 斎藤 豪

概要

救急科は、救急車で搬送される2次救急患者および最重症の3次救急患者を対応する救命救急センターを担当しており、患者様の命を救うために日々奮闘しています。
救命救急センターでは、緊急性が高く、重症度が高い患者様を受け入れ、救急車で搬送される際の初期治療だけでなく、その後の集中治療室での集中治療管理も一貫して救急科が行なっております。急性心筋梗塞、脳卒中、敗血症、重症膵炎、劇症肝炎、中毒、外傷などの幅広い疾患を救急科専門医および集中治療専門医が治療にあたっています。重症な患者様は生命の危機を脱した後も回復に長い時間がかかることがあります。そこで、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士と共にチーム医療を実践し、患者さまのQOL(Quality of Life)向上を全力でサポートしています。また、院内での急性期診療を管轄する部署として,昼間に救急車で来院される患者様に対して、救急外来で初期診療を行なっております。診断や応急処置の後、専門的診療や入院が必要と判断された場合は、各専門科と連携して対応しています。
搬送先にお困りの医療機関の方は、救急外来担当医までご連絡していただければ対応させていただきます(内線PHS:5546、内線3150)。救急科は、患者様に最善のケアを提供し、命を守るために全力でサポートいたします。

特徴・特色

診療体制

“人の命を助ける”ことを最優先にし、循環器センター(循環器内科・心臓血管外科)、脳神経外科、整形外科、麻酔科等と協力し、EBM(evidence-based medicine: 根拠に基づいた医療、実証医学)に基づく初期診療と高度な集中治療を行っています。

一方、EBMが十分でない新興感染症やその他の複雑な病態に関しては、全員が一丸となってその対策を講じ、治療を行っています。一人一人が危機管理意識を持ち、患者様とその家族へ最良の救急医療が提供できるように、24時間、365日体制で対応しています。

施設認定

日本救急医学会指導医指定施設、救急科専門医指定施設、日本集中治療医学会専門医研修施設、日本急性血液浄化学会認定指定施設、東京DMAT指定病院、日本DMAT指定病院

教育体制

心肺脳蘇生はもちろん、外傷患者に対しても、一人で初期診療に対応できる能力の育成を目指し、院内外の教育も行っています。初期診療をより確実なものにする目的で、心臓超音波検査、カテーテル検査、内視鏡検査などの院内出向研修を行っています。

カンファレンス(朝/毎日) 患者様の治療方針を全員で検討する
部長回診(木曜日午後/毎週) 治療方針や経過の確認をする
抄読会(1回/月) 英文雑誌を翻訳し討論を行う
出向 希望に沿い出向を行っている
院内出向研修(各3か月間、午前中) 心臓超音波検査、カテーテル検査、内視鏡検査の研修

主な対象疾患と診療内容

病院外心肺停止びょういんがいしんぱいていし
特に虚血性心疾患で心室細動が認められた症例に対してVA-ECMOやECPELLAを導入しています。 詳しく見る
急性冠症候群きゅうせいかんしょうこうぐん
24時間365日心臓カテーテル検査や冠動脈形成術が実施できる体制になっています。 詳しく見る
重症心不全じゅうしょうしんふぜん
IABPやIMPELLAを用いた補助循環装置の使用や循環に関わる臓器補助療法(非侵襲的陽圧換気や気管挿管による人工呼吸器療法,高度徐脈に対する一時ペースメーカー導入,利尿薬剤に不応の症例における腎代替療法)を組み合わせた治療を行っています。 詳しく見る
大血管疾患だいけっかんしっかん
急性大動脈解離や大動脈瘤破裂など致死的な大血管疾患に対して緊急手術を行っています。 詳しく見る
脳血管疾患のうけっかんしっかん
脳内出血における開頭血腫除去術,脳動脈瘤破裂におけるクリッピング術やコイル塞栓術,脳梗塞急性期におけるt-PA療法や血栓回収療法を行っています。 詳しく見る
外傷がいしょう
頭部や顔面を含めた体幹や脊髄,四肢の外傷に対して迅速な治療や手術を行っています。 詳しく見る
急性中毒きゅうせいちゅうどく
解毒,吸着剤の使用だけではなく,重症例に対して血液浄化療法も行っています。 詳しく見る
重症消化管出血じゅうしょうしょうかかんしゅっけつ
出血に対して緊急内視鏡による止血術や止血困難症例における動脈塞栓術を行っています。 詳しく見る
重症体温異常じゅうしょうたいおんいじょう
重篤な熱中症における血管内冷却システムを使用した治療や難治性の低体温症における透析回路を用いた復温療法や重症に対してVA-ECMOを用いた治療を行っています。 詳しく見る
重症呼吸不全じゅうしょうこきゅうふぜん
気管挿管による人工呼吸器管理だけではなく,ネーザルハイフロー療法や非侵襲的陽圧換気による人工呼吸器を用いる治療を積極的に行っています。重症例においてはVV-ECMOを用いた治療も行っています。 詳しく見る
出血性ショックしゅっけつせいしょっく
手術だけではなくカテーテルを用いた血管塞栓術を行っています。 詳しく見る
肝不全かんふぜん
血漿交換療法がいつでもできる体制となっています。 詳しく見る
急性腎不全きゅうせいじんふぜん
腎代替療法がいつでも行える体制となっています。 詳しく見る

診療実績

2022年度の診療実績
部門別年間搬送件数
2次救急(ER)
557件
3次(救命救急センター)
837件
CCU
39件
2021年度の診療実績
部門別年間搬送件数
2次救急(ER)
556件
3次(救命救急センター)
631件
CCU
54件
2020年度の診療実績
部門別年間搬送件数
2次救急(ER)
577件
3次(救命救急センター)
484件
CCU
49件
2019年度の診療実績
部門別年間搬送件数
2次救急(ER)
670件
3次(救命救急センター)
506件
CCU
79件
診療科・部門

診療受付時間

初診の方
月〜金曜日
/
土曜日
再診の方
月〜金曜日
/ 午後は予約診療のみ
土曜日

休診日

土曜日午後,日曜・祝日,10月8日,年末年始(12月30日〜1月4日)

住所

〒101-8309 東京都千代田区神田駿河台1-6 Google Map