救急科概要

救急科は、救急車で搬送される2次救急患者および最重症の3次救急患者を対応する救命救急センターを担当しています。
救命救急センターの歴史は、昭和53年に当院の前身である駿河台日本大学病院において東京都内で6番目の3次救急施設として救急医療センターを開設した事に遡り、平成3年に救命救急センターに移行しました。
千代田区で唯一の救命救急センターであり、これまでの35年間に25,000人以上の重症患者さんを収容し治療した実績があります。また、院内での急性期診療を管轄する部署として、平成20年から昼間(8:00~18:00)に救急車で来院される患者さんを救急外来で担当しております。
搬送先にお困りの医療機関の方は、救急外来担当医までご連絡していただければ対応させていただきます(内線PHS:5546、内線3150)
診療体制
“人の命を助ける”ことを最優先にし、循環器科、心臓血管外科、脳外科、整形外科、外科、麻酔科等と協力し、EBM(evidence-based medicine: 根拠に基づいた医療、実証医学)に基づく初期診療とそれに引き継ぐ高度な専門治療を展開しています。
一方、EBMが十分でない治療に関しては、全員が一丸となってその対策を講じ治療を行っています。“鉄は熱いうちに打て”をモットーに一人一人が危機管理意識を持ち、患者さんとその家族へ最良の救急医療が提供できるように、24時間、365日体制で対応しています。
施設認定
日本救急医学会指導医、専門医指定施設、日本集中治療医学会専門医研修施設、日本急性血液浄化学会認定指定施設、東京DMAT指定病院、日本DMAT指定病院
教育体制
心肺脳蘇生をはじめ外傷救急患者さんに対しても、一人で初期診療に対応できる能力の育成を目指しています。例えば、初期診療をより確実なものにする目的で、心臓超音波検査、腹部超音波検査や内視鏡検査などの院内出向研修を行っています。
また近年増加している人工透析患者さんへの対応の目的に透析管理のみならず一人で透析を行えるための知識の習得といった教育カリキュラムを実践しています。
- カンファレンス(朝/毎日):患者さんの治療方針を全員で検討する
- 科長回診(水曜日午後)
- 抄読会(1回/週):英文雑誌を翻訳し討論を行う
- 心臓超音波検査、腹部超音波検査や内視鏡検査の研修(各3か月間、午前中)
- 出向:希望に沿い出向を行っています