概要

入院中の食事は，医師の指示に基づき個々の患者様の病状に適した食事です。

病気治療のための入院生活において「入院中の楽しみは食事だ」との患者さまのお言葉を頂くことがありますが，患者さまの身内になった気持ちで「季節を感じて美味しく召し上がって頂ける安全な食事」を提供しております。

病院での治療や薬物療法も，食事療法や運動療法をきちんと進めることで，効果があがります。

適正なカロリーを守り，食品をバランスよく組み合わせた食事は健康の基本で，食事療法は疾病の改善や病気を悪化させないための大切な役割を「診療」と「看護」と並んで果たします。

医師から食事についての改善が必要と言われた時や，「入院中と同じ食生活を退院後も続けてみたい」など，具体的な食事内容，調理方法などにつきましては，入院・外来での「栄養食事指導」を実施しております。

特徴・特色

日常の食事時間に近づけて配膳し，温かい料理は温かく，冷たい料理は冷たくお届けできる「保温保冷配膳車」を使用しております。
入院中の食事時間は，朝食 午前7時30分～8時30分，昼食 午前11時40分～午後12時40分，夕食 午後6時～7時になっております。

一般食患者様に選択メニューを週1回（木曜日）実施しております。
食事は，できる限りの範囲で嗜好などに配慮した個別対応も行っております。
また，食物アレルギーをお持ちの方は，かならず医師または看護師にお伝えください。別途対応をさせていただいております。
ご遠慮なくお申し出ください。

お膳には，箸，お絞り，お茶は毎食，必要に応じてスプーン，フォークなどメニューに合わせてお付けしております。
行事食も年18回実施し，季節感と安らぎが得られるよう努めております。
栄養食事指導は，管理栄養士が患者様の立場になって優しく，丁寧にわかりやすく，実践しやすい指導を心かけております。
特に，小児先天性代謝異常症，小児糖尿病は医師と専門担当管理栄養士が協力して，チーム医療に積極的に取り組んでおります。

行事食

行事食は年18回実施しています。

ベットサイド訪問

管理栄養士がベットサイドに訪問し，治療食の説明をしたり，患者様から直接食事についてのご意見を伺い，より食べやすい食事がお出しできるように努めております。