個人情報保護方針・利用目的
当病院は,医療の提供ならびに医療安全に努めています。
患者様の個人情報について,正確かつ最新の状態に保ち,患者様の個人情報の漏えい,紛失,破壊,改ざんまたは患者様の個人情報への不正なアクセスを防止することに努めています。
当病院では,個人情報を下記の目的に利用し,その取り扱いには細心の注意を払っています。
1. 院内での利用
- 患者様に提供する医療サービス
- 医療保険事務
- 入退院等の病棟管理
- 会計・経理
- 医療事故等の報告
- 患者様への医療サービスの向上
- 医学臨床研修,院内医療実習への協力
- 医療の質の向上を目的とした院内症例研究
- その他,患者様に係わる管理運営業務
2. 院外への情報提供としての利用
- 他の病院,診療所,助産院,薬局,訪問看護ステーション,介護サービス事業者との連携
- 他の医療機関等からの照会への回答
- 患者様の診療のため,外部の医師等の意見・助言を求める場合
- 検体検査業務等の業務委託
- ご家族等への病状説明
- 保険事務の委託
- 審査支払い機関または保険者からの照会への回答
- 事業者等から委託を受けた健康診断に係わる,事業者等へのその結果通知
- 医師賠償責任保険等に係わる,医療に関する専門の団体や保険会社等への相談または届け出等
- その他,患者様への医療保険事務に関する利用
3. その他の利用
- 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
- 外部監査機関への情報提供
付記
- 上記のうち,他の医療機関等への情報提供について同意しがたい事項がある場合には,その旨をお申し出ください。
- お申し出がないものについては,同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。
- これらのお申し出は後からいつでも撤回,変更等をすることが可能です。
- 個人情報の取り扱いについてお気づきの点は,患者相談窓口(1階)までお気軽にお申し出ください。
診療情報開示について
当院は,患者様と医療に関する情報を共有するためにカルテ(診療記録)の開示を行っています。開示を希望する方は,1階中央受付の文書受付までお申出ください。必要な手続き,書類等についてご説明させていただきます。
なお,日常の診療における診療情報の説明において,一部の診療記録を閲覧・複写にて提供する場合については,この手続きを省略いたしますが,カルテ複写等に伴う費用については以下の料金を徴収させていただく場合がありますので予めご了承ください。
診療記録の開示を求め得る者
診療記録の開示を求め得る者は,原則として患者本人とするが,次に掲げる場合には,患者本人以外の者が患者に代わって開示を求めることができるものとする。
- 患者に法定代理人がいる場合には,法定代理人。ただし,満15歳以上の未成年者については,疾患の内容によっては患者本人のみの請求を認めることができる。
- 診療契約に関する代理権が付与されている任意後見人
- 患者本人から代理権を与えられた親族及びこれに準ずる者
- 患者が成人で判断能力に疑義がある場合は,現実に患者の世話をしている親族及びこれに準ずる者
受付時間
- 月~金曜日
- 午前9時~午後4時30分
- 土曜日
- 午前9時~午後1時30分
開示手数料
- 診療録類複写
- 1枚につき40円(税込)
- 画像CD
- 1枚につき2,200円(税込)
- 要約書
- 1通11,000円(税込)
- 閲覧による開示料金
- 30分につき5,500円(税込)
- その他
- 実費
オンライン臨床教育評価システムの使用について
本院は,初期研修医の育成と医学生の臨床実習を行っている臨床研修病院・臨床実習教育病院です。
別途定めた臨床研修理念のもと,将来専門とする分野に関わらず,幅広い疾患・病態に対応できる医師・医学生の育成に取り組んでいます。
研修医は指導医の下で病棟・外来等にて受持医として診療にあたりますが,診療の安全と質には十分な配慮を行っており,患者様の同意及び指導医の責任の上,十分な指導・監督のもとで診療を行っております。
医学生の臨床実習
医学生が臨床実習を行うに足る能力があるかないかということは,実習が開始される前に,知識・技能試験を含む全国統一の共用試験ならびに大学内独自の試験を用いて総合的に判定されます。これらの試験に合格した医学生のみが臨床実習に参加します。また,指導医の立ち会いのもと,一部の侵襲的な医療行為についても行います。医学生は指導医の下で病棟・外来等にて実習にあたりますが,診療の安全と質には十分な配慮を行っており,患者様の同意及び指導医の責任の上,十分な指導・監督のもとで実習を行っております。
研修医の臨床研修・医学生の臨床実習
研修医・医学生が診療した患者様の医療情報が,東京大学内に設置されている大学病院医療情報ネットワークセンター(UMINセンター)に個人情報を取り除いた形で送られます。この医療情報の移送・管理にはオンライン臨床教育評価システムが使用されます。これらのシステムは厚生労働省・文部科学省の支援の下,国立大学病院長会議が開発した,医師臨床研修指導ガイドラインに準拠したオンラインシステムです。全国の多くの臨床研修機関で使用され,医学生・研修医・指導医・ メディカルスタッフ(看護師等)が,研修医ならびに医学生の評価のために使用するもので,高度なセキュリティにより守られています。
医療情報の利用
評価システムによって集められた医療情報は,臨床研修プログラムや医師臨床研修指導ガイドラインおよび臨床実習ガイドライン,医学教育コアカリキュラムの策定・改善などを含む臨床教育等に使用されます。さらに集積された医療情報は医師・医学生の研修・教育などに関する研究に二次的に利用されることも考えられています。
患者皆さんの医療情報を集積し,医師の研修・教育のために使用すること及び将来的に二次利用して研究に用いることに関して,ご質間・ご意見がある方は以下に記載されているこの研究の担当者までお知らせください。
- 日本大学医学部附属板橋病院 臨床研修センター
- 日本大学病院庶務課教務係
- 日本大学医学部教務課
匿名加工情報の作成及び第三者提供について
院内の医療情報システムは電子カルテ,医事システム,部門システム等から構成されており,これらのデータは,臨床研究や経営分析を目的として医療用DWH(データウエアハウス)に蓄積されています。DWHに集められた診療データや医事データを利活用することで,医療の質の向上及び病院経営の改善に役立てることができるため,診療データ等から適切に匿名加工情報を作成し,第三者に提供しています。
作成及び第三者提供する匿名加工情報に含まれる情報
- 患者基本情報(氏名,住所,電話番号は含みません)
- 病歴
- 検体検査
- 生理検査
- 病理検査
- 処方
- 注射
- レジメン
- 手術
- リハビリ
匿名加工情報の継続的作成
DWHの診療データから匿名加工情報を毎月継続的に作成し,第三者に提供しています。
匿名加工情報の安全管理措置
匿名加工情報及び加工方法等の情報の安全管理措置として,以下のような組織体制を整備しています。
- 加工方法等情報を取扱う者の権限と責任の明確化
- 規程に従った加工方法等情報の取扱いとその取扱い状況の評価の実施等
- 加工方法等情報へのアクセス制御と漏えい等の防止
匿名加工情報の提供の方法
提供先が運用管理するサーバに,匿名加工情報を暗号化してアップロードしています。
包括同意につきましてのご説明
Regarding the comprehensive consent
個人情報保護と包括同意についてお願い
日本大学病院(以下「当院」)では,「病院は病者のためにある」の理念のもと診療を実施しております。
当院は診療,教育,研究を遂行する社会的使命を有しており,当院に来院するすべての患者様の人権を尊重した安全で高度な医療を提供するとともに,次世代を担う医療人(学生,研修医,看護師等)の育成を行っております。その特徴を最大限に活かし,医学の進歩を目指した臨床研究,医学研究も行っております。これらの診療,教育,研究を円滑に進めるため,当院では,患者様に以下の方法を用いて「説明と同意」の確認をさせていただいております。
第一に,書面(又は口頭)で説明し,書面(又は口頭)で同意をいただく方法(個別同意)。第二に,一定の基準の元にそのような手続きを経ないで実施する方法(包括同意)に分けて対応しています。この包括同意に関しては,ご本人からのお申し出により,診療等に支障のない範囲内で不同意等の意思表示が可能です。なお,包括同意への意思表示の内容は,当院で受ける診療に一切影響を与えるものではありません。以下に記する当院で行われる行為については,個別に書面等による同意を得る手続きは行わず,包括的に同意をいただいたものとして施行させていただきます(これを包括同意といいます)。当院の診療,教育,研究の役割にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
Request to patients who will receive medical treatment Regarding comprehensive consent
Nihon University Hospital (hereinafter referred to as “this hospital”) provides medical care based on the philosophy that “Hospitals exist for people suffering from illness”
This hospital has a social mission to carry out medical treatment, education, and research, and in addition to providing safe and advanced medical care that respects the human rights of all patients who visit our hospital, and we are training the next generation of medical professionals (students, residents, nurses, etc.). Taking full advantage of its characteristics, we are also conducting clinical research and medical research aimed at the advancement of medicine. In order to smoothly advance such medical treatment, education, and research, we request patients to confirm "explanation and consent" using the following methods.
First, a method of explanation in writing (or oral explanation) and obtaining written (or oral) consent (individual consent). Secondly, corresponding through (comprehensive consent) that is implemented based on certain standards without going through such procedures. In addition, regarding this comprehensive consent, and upon the request of the individual himself / herself, it is possible to express your intention such as disagreement, etc., within the range that does not interfere with medical treatment. The content of the manifestation of intention regarding comprehensive consent does not affect the medical treatment received at this hospital. For the following acts to be carried out at our hospital, we do not go through the process of obtaining individual written consent, etc., and will carry out the acts as if comprehensive consent has been obtained (referred to as comprehensive consent). We request your understanding and cooperation in the roles of medical care, education, and research at this hospital.
1.個人情報保護方針 について
日本大学病院に来院する患者さまは,診療をお受けになると身体状況,病状,治療計画等の診療情報からカルテ等の診療記録が作成されます。この診療記録には貴重な個人情報が多く含まれております。患者様の健康状態に応じて迅速に質の高い医療の実現とよりよい患者サービスの提供を的確な医療を提供させて頂くためには,患者様に関する様々な医療情報が必要です。当院は,診療,教育,研究を遂行する病院としての使命を遂行すると同時に、臨床研究・医学研究を行い,教育機関として学生・研修医・看護師特定行為研修等の実習等を通じて医療人を育成しています。患者様と確かな信頼関係を築き上げ,安心して医療サービスを受けて頂くために,当院における診療記録に含まれる貴重な個人情報を,医療機関として,また教育研究機関として利用させていただきたいと思いますので,改めてご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
当院では,個人情報の重要性を認識し,個人情報に関する法律等を遵守することにより,個人情報保護に万全を尽くして参ります。当院では,下記の基本方針に基づき,医療情報の管理を行い,患者様の個人情報保護に厳重な注意を払っております。
- 個人情報保護に関する法律を遵守し,患者様の情報を管理しています。
- 患者様の個人情報を適正に取り扱うために,責任者を置き,教職員教育を行っています。
- 診療及び病院の運営管理に必要な範囲においてのみ患者様の個人情報を収集いたします。
- 個人情報の取り扱いについてお気づきの点は,患者相談窓口(1階)までお気軽にお申し出ください。
なお,以下の場合を除き本来の利用目的の範囲を超えて使用いたしません。
◎ 患者様の了解を得た場合
◎ 匿名化(個人を識別あるいは特定できない状態に加工)して利用する場合
◎ 法令等により提供を要求された場合
- 患者様の個人情報への不正アクセス,個人情報の紛失,破壊,改ざん及び漏えいを防止し,安全対策を実施いたします。
- 一部,検査等を外部の施設等に委託する場合があります。その際に,患者様の情報をこれらの施設に知らせる必要のある場合があります。この場合には,信頼のおける施設等を選択すると同時に患者様の個人情報が不適切に取り扱われないように契約を取り交わします。
- 患者様が継続的に良い医療を受けられるように,診療に関する情報を病院,診療所などに提供する場合があります。また,学会や研究等で医療の発展を目的として情報を利用する場合があります。
- 患者様の必要に応じて医療情報を開示していますが,最良の治療の継続に支障をきたすことが考えられる場合は,開示をしない場合があります。
以上のことについて,内容を継続的に見直し,改善に努めます。
上記の基本方針に関するお問い合わせは,下記相談窓口までお願いいたします。
<患者様相談窓口>
1階総合案内 『患者相談窓口』
当院における患者さまの個人情報利用目的
1.院内での利用
- 患者様に提供する医療サービス
- 医療保険事務
- 入退院等の病棟管理
- 会計・経理
- 医療事故等の報告
- 患者様への医療サービスの向上
- 院内医療実習への協力
- 医学臨床研修への協力
- 医療の質の向上を目的とした院内症例検討
- 当病院内において行われる医療実習や医学部等における医学系教育への協力
- その他,患者様に係る管理運営業務
2.院外への情報提供としての利用
- 他の病院,診療所,助産院,薬局,訪問看護ステーション,介護サービス事業者との連携
- 他の医療機関等からの照会への回答
- 患者様の診療のため,外部の医師等の意見・助言を求める場合
- 検体検査業務等の業務委託
- ご家族等への病状説明
- 保険事務の委託
- 審査支払機関または保険者からの照会への回答
- 事業者等から委託を受けた健康診断に係る,事業者等へのその結果通知
- 医師賠償責任保険等に係る,医療に関する専門の団体や保険会社等への相談または届出等
- 医学の発展のための学術的検討(院内がん登録等を含む)
- 専門医,認定医等教職員の資格認定に必要な申請
- その他,患者様への医療保険事務に関する利用
3.その他の利用
- 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
- 外部監査機関への情報提供
- 上記のうち、他の医療機関等への情報提供について同意しがたい事項がある場合にはその旨を患者様相談窓口までお申し出ください。お申し出の際,患者様が不利になるようなことは一切ございません。
- お申し出がないものについては同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。また,これらのお申し出は、後からいつでも撤回、変更等をすることができます。
2.検査,診療行為について
当院では,書面で正式な説明同意をいただく診療項目と,口頭及び掲示で説明と同意確認をさせていただく診療項目に分けて,対応させていただいております。以下の検査,診療行為の中には,医師が立ち会う必要がないものが多く,より良い医療のための多職種によるチームの関わり等,診療を円滑に安全に進めるための項目も含まれます。診療を円滑に進めるためにこれらの診療項目については,説明と同意確認を口頭又は掲示により対応させていただいております。以下に記する当院で行われる行為については,個別に書面等による同意を得る手続きは行わず,包括的に同意をいただいたものとして施行させていただきます。
(1)【一般項目】
問診,視診,内診(産婦人科医の診察には必ず看護師あるいは助産師が立ち会います), 身体診察,体温測定,身長測定,体重測定,血圧測定,リハビリテーション,栄養指導,食事の決定,カメラ等による患部撮影等
(2)【検査,モニター】
血液学的検査・生化学検査(血液等の採取),尿・糞便等検査,微生物学的検査(痰・唾液等の採取),検体の病理・細胞診検査,生理機能検査(心電図検査,脈波検査,呼吸機能検査,脳波検査,超音波検査,筋電図検査等),内視鏡検査,X線一般撮影検査,X線透視撮影検査,造影剤を用いないCT,MRI,RI(アイソトープ)検査,心理検査,経皮酸素飽和度測定検査,動脈圧測定検査,モニター(BISモニター(脳波を元に麻酔薬の効果を推定するモニター),筋弛緩モニター等),皮内反応検査(パッチテスト,皮内テスト,スクラッチテスト,ツベルクリン反応,最小紅斑量測定等),免疫学的検査(ウイルス検査等)
(3)【処置】
診察室や処置室で行う簡易な処置(創傷の処置,抜糸,抜釘等), 静脈血採血,動脈血採血,動脈留置針挿入,簡易血糖測定,痰等の吸引,胃管カテーテル,膀胱留置カテーテル,口腔ケア等の処置,チューブやドレーン類の固定・脱着,小皮膚切開,縫合,ドレーン挿入・抜去,簡単なデブリードマン,耳鼻処置(鼻茸切除, 鼓膜切開, 鼻内処置等),眼処置(点眼処置, 睫毛脱毛,涙管洗浄,ブジ挿入等),口内処置,爪切り, フットケア等
(4)【投薬,投与】
通常の投薬,注射,末梢静脈内留置針挿入(点滴路の確保),持続皮下留置針挿入,酸素投与等
上記の診療行為は一定以上の経験を有する者によって行われますが,それでも出血や痛み等の併発症を伴うことがあり得ます。時に出血,痺れ,アナフィラキシー,その他予期せぬ併発症を伴うことがあり得ます。このような場合の,併発症の治療は通常の保険診療として行われます。ご理解いただきますようお願いいたします。
(5)【服薬内容の伝達】
患者さまが服薬している薬の種類によっては,一時服用を中止することが必要な,手術・処置があります。出血を伴う可能性がある手術や処置が予定された時には,服用している薬剤の詳細についてスタッフまでお知らせください。服薬内容についてのお申し出がなく,手術・処置等が中止となった場合,入院費等の費用が患者さまのご負担になる場合があります。手術目的の入院で,お申し出なく服用されていた薬剤の影響(作用)によって,手術が中止または延期する必要が生じ,一旦退院となった場合の入院費用,給食費用等は患者さまにご負担いただきます。
(6)【診療のために必要な画像等】
診察室,手術室,ICU(集中治療室),HCU,CCU,内視鏡室、放射線治療室,MRI室,CT室,透視室では,治療上必要な場合は,患者さまの検査,診療行為,リハビリの様子等をカメラ等による撮影,録音,記録,保管をしております。
3.学生実習と特定行為研修生(看護師)が行う特定行為実習について
当院は,診療を行う医療機関であると共に,教育研究機関として医療の「教育」と「研究」を使命とし,次世代を担う医療人育成を行っております。その一環として,学生等の実習生を受け入れて,教員指導下に教育を行っており,学生等の実習生が診察等に同席させていただくことがあります。特定行為とは、医師の判断を待たずに予め定められた手順書により、看護師が診療の補助を行うことです。当院は、実務経験を有する看護師に対してこの研修を行っています。患者さまには,ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
4.チーム医療の関わり
当院では,診療科以外に患者さまのケアを充実させるために,必要に応じて多職種が診療に参加することがあります。
5.診療に伴い発生する情報の利用について
すべての患者の皆様に診療情報・試料等のご提供をお願いしています。研究への診療情報・試料等の提供は,自由意志によります。不参加の意思表示がない場合は,原則として同意をいただいたものとみなします。現在,当院が提供している治療は,現時点でもっとも良いと科学的に評価されている治療法が中心になっています。医療は,研究を積み重ねることによって進歩を続けております。そのため,新しい治療法や診断法等を開発する研究には患者さまから得られる情報が不可欠です。当院でも,診療を行うとともに医学の発展に寄与するような臨床研究や基礎研究を行っておりこれらの情報を利用することが必要な場合があります。
患者さまには,ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
(1)【診療に伴い発生する情報】
当院で診療を受けると,診療録(カルテ),画像検査(単純X線写真,CT、MRI、PET、血管造影、核医学検査),患部の画像等のデータ,血液検査(血算、生化学、血糖関連、凝固、腫瘍マーカー、血液ガス、内分泌関連),尿・便検査,細菌学的検査,内視鏡検査,病理組織検査,免疫組織検査,生理機能検査結果(心電図,各種超音波検査,聴力検査,平衡機能検査,呼吸機能検査等)の診療情報が集められます。また,血液や尿等の検査試料,診断のための生検(胃内視鏡検査等の際に組織の一部を採取すること)した試料,手術で切除した組織等の試料が集められます。
これらの集められた診療情報及び試料は,診療に必要なものとして保管されていますが,その後, 診療上不必要となった場合でも,医学研究・教育のための大切な情報となります。
当院では,これらの情報を病気の発生,進行,再発,予後等との関わりや,病気に伴う症状,治療の効果,副作用等について研究する目的で利用することがあります。
(2)【情報の提供】
当院では,すべての患者さまにこれらの情報のご提供をお願いしています。この情報提供は,自由意思によります。原則として,不同意の意思表示がない場合は,同意をいただいたものとみなして医学教育・研究に利用させていただきます。
(3)【秘密の保持】
研究への診療情報・試料等の提供によって,患者の皆様に直接の危険性が及ぶことはありません。しかし万一,個人情報等が漏れた場合,患者の皆様が不利益を被る可能性があります。このため,当院では,考え得る情報漏洩を避けるため厳重に機密保持しております。研究によって得られた成果を学会や学術誌などに発表する場合個人が特定されることはありません。情報は匿名化して扱いますので,研究責任者及び関係者以外は患者さまの氏名等と結びつけることはできません。また,研究によって得られた成果を学会や科学専門誌等に発表する場合にも,個人が特定されることはありません。
(4)【知的財産権】
研究によって得られた情報や,提供いただいた試料を用いた研究の成果によって,特許権などの知的財産権などが生じる可能性がありますが,当院と研究者の帰属となり患者さまには供与されません。権利は日本大学や研究組織などに帰属し,患者さまご本人には帰属しないことをご了承ください。
(5)【包括同意を受ける時点では特定されなかった利用目的等が新たに特定された場合】
利用目的等が新たに特定された場合の研究では,当院の医療倫理委員会で本包括同意を受ける利用目的等の範囲内かどうかを審査し,利用目的等が新たに特定された研究の内容は当院のホームページ上に公開します。
6.宗教と文化と嗜好
当院では患者さまの宗教や文化に対し配慮をしておりますが,診療にあたる医療者の性別や宗教食(宗教に配慮したお食事)について,希望に沿えない,もしくは対応が難しい場合がございます。「ハラール認証された食品」を当院給食で使用することはしておりません。ヴィ-ガン・ベジタリアンなどの食事につきましても、希望に沿えない,もしくは対応が難しい場合があります。
また,当院は「相対的無輸血」治療の方針を決定しておりますので,病院ホームページ内にございます「宗教的輸血拒否に関する基本方針」のご確認をお願いいたします。輸血療法が必要とされる治療が必要な患者さまには,別途,輸血療法等の説明と同意書のご記入をお願いしております。
7.問い合わせ窓口
包括同意について,ご不明な点がある場合又は意思表示をされる場合につきましては医療安全室にご相談ください。それぞれの担当部署等をご案内いたします。以上につきまして,不明点や異議がある場合には,
- 診療(診療情報・試料等の利用)や学生等実習に関する事項の場合:診察時に担当医までお申し出ください。
- 未承認医薬品の使用・医薬品の適応外使用に関する場合:医事課へお申し出ください。
- この包括同意全般に関わる場合:庶務課へお申し出下さい。
- どこへ申し出たらよいかわからない場合:医事課にお申し出ください。それぞれの担当部署をご案内いたします。
- Contact : If you have any questions, please do not hesitate to contact your doctor, nurse, or other staff member.
看護師による特定行為の包括同意についてのお願い
特定行為とは、医師の指示に基づいて作成した手順書に準じて、看護師が行う「診療の補助」行為であり、厚生労働省が定める38行為となっています。この行為は、特定行為研修を修了し専門的な知識・技術を身につけた看護師だけが実践可能な診療の補助行為です。特定行為を実施する看護師を当院では特定看護師といいます。看護師による特定行為を実施するメリットは、常に患者様のそばにいる看護師が医療チームの一員として、患者様の状態に応じた適切な医療を提供できることです。患者様やご家族の立場に立って「治療」と「生活」の両面から支援します。
特定行為の実施について
当院では、この研修を修了し、さらに病院から実施することの承認を受けた特定看護師が、特定行為を実施しています。
当院で実施している特定行為
| 特定行為区分 |
特定行為 |
| 呼吸器(気道確保に係わるもの)関連 |
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置調整 |
| 呼吸器(人工呼吸療法に係わるもの)関連 |
侵襲的陽圧換気の設定の変更
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
|
栄養に係わるカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連 |
中心静脈カテーテルの抜去 |
| 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 |
| 創傷管理関連 |
褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
| 動脈血液ガス分析関連 |
直接動脈穿刺法による採血 橈骨動脈ラインの確保 |
| 栄養及び水分管理に係わる薬剤投与関連 |
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 脱水症状に対する輸液による補正 |
| 感染に係わる薬剤投与関連 |
感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 |
| 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
インスリン投与量の調整 |
| 循環動態に係る薬剤投与関連 |
持続点滴中のカテコルアミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム・カリウム又はクロールの投与量の調整
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
|
| 精神及び神経症状に係わる薬剤投与関連 |
抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与
|
特定行為実施に対する同意について
上記にお示しした特定行為実施へのご協力に関しましては、この記載(文面)による包括同意をもって、ご了承いただいたものと判断させていただきます(これを包括同意と言います)。特定行為実践に関して、ご質問・ご意見やご相談がございましたら、主治医や看護師または患者サポート相談支援にお尋ねください。ご理解とご協力をお願い致します。
患者サポート相談支援
当院では,疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等,さまざまな相談をお伺いする窓口を1階ウェルカムホールに設置しています。ご希望の方は相談窓口(受付)をお気軽にお尋ねください。
患者サポート相談支援窓口時間
月~金曜日
午前8時30分~午後4時30分
土曜日
午前8時30分~午後1時
カスタマーハラスメントへの対応につきまして
患者さまとご家族に対して真摯に対応し,信頼や期待に応え,より良い医療サービスの提供に心掛けています。これらの医療サービスを持続的に提供するためには,その医療を支える職員が誇りを持って活躍し尊厳が保たれていることが不可欠です。患者さまやその関係者からの要求や言動の中には,職員の人格を否定する言動,暴力,セクシュアルハラスメント等の尊厳を傷つけるものもあり,これらの行為は職場環境や診療環境の悪化を招く重大な問題と捉えております。
当院は,職員の人権を尊重するため,これらの要求や言動をされる患者に対しては誠意をもって対応しつつも,毅然とした態度で臨みます。職員が患者様からこれらの行為を受けた際は,上司,院長等に報告することを奨励しており,相談があった際は組織的に対応いたします。厚生労働省による「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を参照し,当院ではカスタマーハラスメントを「患者または家族による妥当性を欠いた要求や、社会通念上不相当な言動(威圧、暴言、暴行、脅迫等)により、当院職員の就業環境が害されること」と定義しております。
「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」(厚生労働省作成pdf)
カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(厚生労働省)では,カスタマー(ペイシェント)ハラスメントを,患者さま・ ご家族からのクレーム 言動のうち,①当該クレーム 言動の要求の内容の妥当性に照らして ②当該要求を実現するための手段 態様が社会通念上不相当なものであって,当該手段 態様により、病院職員の就業環境が害されるもの と定義しています。
以下のようの行為はカスタマー(ペイシェント)ハラスメントに該当します。
患者・家族からの要求の内容が妥当性を欠く場合
- 病院の提供する医療サービスに過誤 過失が認められない場合
- 要求の内容が、病院が提供する医療サービスの内容とは関係がない場合
要求内容の妥当性にかかわらず不相当とされる可能性が高いもの
- 身体的な攻撃 暴行、傷害
- 精神的な攻撃 脅迫、中傷、名誉棄損、侮辱、暴言
- 威圧的な言動 大声
- 土下座の要求
- 継続的な(繰り返される)、執拗な(しつこい)言動
- 拘束的な行動(不退去、居座り、監禁、長時間の電話や対応)
- 差別的な言動
- 性的な言動 セクシャルハラスメント
- 職員個人への攻撃、要求
- 病院利用者に迷惑を及ぼす行為 行動 当院職員の業務を妨げること
- 長時間(30分以上)の電話や対応により、当院職員の業務を妨げること
要求内容の妥当性に照らして不相当とされる場合があるもの
- 交通費の請求や診療費の不払い要求
- 金銭保証の要求
- 謝罪の要求(土下座を除く)
- 解決しがたい要求を繰り返し行う
- 謝罪や謝罪文の強要
- 無許可での病院内の撮影や録画 録音を行うこと
- 当院職員の指示に従わない行為(飲酒・喫煙・無断離院等)
- 正当な理由のない状態での不退去、建物設備等を故意に破損する等の行為
- その他、医療に支障を来す迷惑行為と認められるもの
カスタマーハラスメントへの対応方針
当院では暴言 暴力 迷惑行為等のカスタマーハラスメントに該当すると認められた場合、対面や電話等での対応を中断するほか、安心・安全な医療の提供を継続するため院外退去(強制退院を含む)を命じます。また、応じていただけない場合や被害を受ける恐れがある場合には警察に介入を依頼します。さらに、当院と患者様等の間で診療を継続していくための信頼関係が破綻していると当院が判断した場合は新たな診療には応じられません。