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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2026年5月号

二次性骨折予防継続管理について

平素より整形外科センターに患者さまをご紹介いただき、まことにありがとうございます。整形外科センター長の上井 浩(うえい ひろし)です。今回は二次性骨折予防継続管理について紹介させていただきます。

当院では2025年4月から、該当する患者さんより二次性骨折予防継続管理料を徴収させていただいております。これは大腿骨近位部骨折の再骨折予防とともに、骨粗鬆症リエゾンサービスの活動そのものを広く推進するために大きな意義を持つものと考えられます。

まず背景として、大腿骨近位部骨折は高齢者の生命予後に大きく影響することが挙げられます。大腿骨近位部骨折後の患者さんの1年後の生存率は、80歳未満でおおよそ90%、80歳以上では50~85%程度との報告があります。また、一度骨折した患者さんは2〜3倍以上の再骨折リスクがあると報告されています。さらに、骨折で介護が必要となった場合の5年間の自己負担額は1540万円との試算があります。2022年度の国民生活基礎調査では、要介護・要支援になった原因の第3位は骨折・転倒です。骨粗鬆症治療の未実施が大きな課題となっており、これらを改善するために二次性骨折予防継続管理料が新設されました。

大腿骨近位部骨折後の骨粗鬆症の評価と治療を行うことは、再骨折予防にとても重要です。この管理料は、急性期病院で評価と治療を行い、回復期病院や外来診療を行う施設で、その評価と治療をしっかり継続することで算定できるものです。二次性骨折予防継続管理料は施設ごとに算定できる項目が異なります。当院では算定基準を満たすために、専任の常勤医師、常勤看護師、常勤薬剤師を配置しております。また、院内職員を対象とした「骨粗鬆症に対する知識の共有と骨折リエゾンサービスの意義について」の研修会を年に1回以上実施しております。

当整形外科センターでは大腿骨近位部骨折に対して、入院後速やかに最新の機器による手術を行っております。そして、必要な患者さんには適切な時期に回復期リハビリテーション病院へ転院していただいております。我々は患者さんの健康管理の一翼を担えるよう、これからも全力で取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

整形外科センター

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