「2027年度日本大学進学ガイド」
インタビュー
学部を超えた議論を通し,
大学をよりよく
歯学部 歯学科 5年(取材時)
今仲 晏智
私立学習院高等科(東京都)出身
学部ごとの視点を交わらせ,大学の課題を考える

「日本大学 学生FD CHAmmiT」は,日本大学の学生と教職員が一堂に会し,大学の教育改善について語り合うイベントです。他学部の学生との交流に興味を持ち,今回初めて参加しました。歯学部では,「学修向上委員会」という歯科医師国家試験の合格に向けて活動を推進する委員会の代表をしています。その中で日々大学の学修環境に意識を向けていたことから,学生の学修を後押しする取り組みや課題意識を他学部と共有したいという思いもありました。
イベントを迎える前には,学部内で大学・学部に対する意見を集約。試験前の休日に図書館を開館してほしい,医歯薬系の学部と連動して学ぶ機会をほしいなど,さまざまな意見がありました。イベント当日は各学部のディスカッションに参加した学生が集まり,学部単独では改善できない課題や,全学に関わるもの,各学部で実施している教育改善の好事例を共有しました。

同じテーブルを囲んだのは,法,文理,芸術,理工,医,薬学部の学生と教職員の方。歯学部という専門的な環境にいる私にとって,他学部の学生の価値観やカリキュラムなどが新鮮に映ったのを覚えています。例えば,歯学部生の多くは歯科医師を目指して国家試験を乗り越えますが,就職活動を行う他学部の学生は3年生になると企業探しを始めます。社会との接点を持ちながら大学生活を送る姿勢に強い刺激を受けました。一方で,同じ日大生として共感できる部分も多く,普段身を置く環境が異なっても安心して議論を深めることができました。
キャンパス間の距離を越えて。SNSでつなぐ日大生のバトン

議論の中で浮かび上がった共通の課題は「他学部との交流の少なさ」でした。キャンパスが分散しているからこそ,心理的な距離を縮めるきっかけが必要だと多くの学生が考えていたのです。そこで私は,各学部で開催される学部祭で一体感を醸成する「文化祭バトンプロジェクト」を提案。これは,昨年度行った歯学部と理工学部の学部祭でのコラボ企画を発展させたもので,その時は歯学部のキャンパスに理工学部の学部祭ポスターを貼ったり,SNSで相互に情報発信したりすることでイベントを盛り上げました。こういった連携を全学部に広げられたら,位置が離れていてもつながりを感じられるのではないかと思い,提案しました。例えば,各学部の文化祭実行委員がリレー形式で,他学部への応援メッセージやバトンを渡すシーンの写真をSNSに投稿していくなど,発想は広がります。
最終発表の場でこの案のプレゼンテーションをしたところ「ぜひやりたい」という賛同の声を多くいただけました。また,私が歯学部で取り組んでいる学修向上委員会の取り組みに興味を持ってくれた方の姿もあり,学部間で共感やつながりが生まれた嬉しさを実感しました。
「自主創造」の精神で新たな価値を生み出す

「学生の手で環境をよりよくする」という姿勢は,まさに日本大学の教育理念である「自主創造」です。目指す将来や興味関心が異なる他学部生と,その思いを共有できたことは非常に貴重な経験となりました。さらに今後も,研究やビジネスなど日大生,もしくは同窓生同士で関わるシーンがあるかもしれません。広大な学問フィールドを擁する日本大学だからこそ,コラボレーションによって新たな価値が誕生するのではないか。そういった期待感が高まる機会にもなりました。この刺激を忘れずに,これからも学部内での活動に加えて,さまざまな人と積極的に関わり,世界を広げていきたいです。
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