学部連携でAIの研究拠点設立

研究
2021年04月21日

新たな日本大学の看板へ

日本大学人工知能ソサエティ・NUAIS(Nihon University AI Society)の設立シンポジウム

日本大学人工知能ソサエティ・NUAIS(Nihon University AI Society)の設立シンポジウム

学部連携による人工知能拠点形成のための日本大学人工知能ソサエティ・NUAIS(Nihon University AI Society)の設立シンポジウムが3月6日、開催された。

本シンポジウムはNUAISのキックオフとして実施。本来であれば多くの研究者が一堂に会し行われる予定だったが、国の緊急事態宣言を受け、オンライン配信での開催となった。

開会に当たり、シンポジウムの主幹学部である生産工学部清水正一学部長があいさつで「NUAISは文理学部、理工学部、生産工学部、工学部、薬学部の研究者54人により構成される人工知能の研究の場。

今後、全ての学部が関わり、AIと言えば『日本大学』の名前が挙がるような看板の一つになれることを期待しています」と述べた。

日本大学人工知能ソサエティ・NUAIS(Nihon University AI Society)のロゴ

日本大学人工知能ソサエティ・NUAIS(Nihon University AI Society)のロゴ

文理学部・大澤正彦助教を皮切りに、一般講演・スポットライト講演で合わせて15人の本学研究者が、人工知能研究を発表。

医学、薬学、自然科学だけではなく芸術や心理に至るまで、さまざまな分野に用いられていることを伝えた。質疑応答では他分野への応用や、より深い内容に踏み込んだ議論が活発に行われた。

また、本シンポジウムの代表の生産工学部・原一之教授が今後の方針について「既存の科学・技術者と人工知能研究者の知恵の融合が必要。先行しているNUROS(日本大学ロボティクスソサエティ)と連携、AIが本学の看板の一つに加わることを目指します」と述べた。

今後、学部連携という本学の強みと、多様な価値を最大限に生かして研究成果を豊かに育む。その成果は全学部へと注がれ、さらに大きな成果となり、社会へと還元されることが期待されている。NUAISのロゴは、人工知能を連想させる知的で幾何学的なイメージを基に、本学の芸術学部生が制作。アクセントに赤丸を使用し、本学らしさを意識した。