当院に通院中や入院中の患者さん及び来院予定の皆様には感謝申し上げます。
このたび,感染力が強い新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)のまん延に伴い,本日以降に当院の業務を一部で縮小する場合がありますので,お知らせいたします。
職員の感染は散発していますが,感染防止の取り組みにより,院内クラスターの発生を防止しています。しかし,報道にもあるように,当院でも保育園や学童保育の閉鎖あるいは同居家族の感染によって,勤務できない医療スタッフが増加しています。
そこで,重症診療や救急応需を行う大学病院として,当院は,次の診療・治療を優先して実施いたします。
①入院治療
②延期できない手術やカテーテル治療及び抗がん剤治療
③救急をはじめとする初診診療
これにより,再診や外来検査の延期や予約時間よりお待ちいただくなどのご不便をおかけすることが予想されますが,どうぞご理解のほどお願い申し上げます。なお,症状の安定している方々には,お住まいや職場近くの地域の先生方への紹介(逆紹介)を推進しておりますので,ご協力ください。
私達は, “病院は病者のためにある”という当院の理念を,“患者さんが納得のいく治療を行い,患者さんを日常へ戻すこと”と定めて継続しています。今般の状況下では皆様を日常から最も遠ざけてしまう脳出血,心筋梗塞,悪性腫瘍や救急疾患などの治療を優先させます。新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)の感染が収束に向かい,スタッフ数が通常に戻り次第,すべての診療の充実に再び取り組みますので,どうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。
令和4年1月28日 病院長 天 野 康 雄