4月の入職時研修で日本大学病院の医療安全、感染対策、看護記録などのルールについて講義や演習で学びました。また、配属後にすぐに活用できるよう段階的に看護技術演習を行っています。看護技術演習は、当院の看護業務基準に沿って、実際の器具や医材を用いた標準的な方法を演習で学ぶことが目的です。看護技術演習の担当者はキャリア開発ラダーStepⅣである平成29年度新人教育担当です。前年度から準備を重ね、経験で身につけた看護の技を伝授し、実践に即した演習を実施することができました。患者役、看護師役をすることで、ケアを受ける側の気持ちや処置に伴う痛みなどを感じ、実践に活かしています。
また、当院の新人看護職員研修には、配属部署での看護を体験する「さくら研修」があります。看護職員が共に看護をする仲間として職場にスムーズに溶け込み、リアリティショックを緩和することを目的にしています。さくら研修初日は、緊張した表情で担当看護師と一緒に行動していましたが、2日目、3日目と徐々に緊張がほぐれ、清拭などのケアに参加していました。 研修の振り返りでは「部署の先輩看護師たちが情報交換や情報共有をして、協力し合い患者さんのケアを行っていた。」、「担当看護師の看護観を聞けて参考になった」などの意見がありました。
夜勤のため、朝、新人に会えない師長からのメッセージ。
簡易血糖測定の技術演習時、部署からの持参物品に沿えてありました。
「嬉しいです。大事にとっておきます」と大切に扱っていました。
初々しい姿に、自分の新人時代を思いだしました。