平素より当院整形外科センターに患者様をご紹介いただきありがとうございます。整形外科センターの青木 俊祐(あおき しゅんすけ)と申し上げます。当院整形外科センターにて膝・股関節の人工関節手術や、救命センターにおける多発外傷を中心に診療を担当させていただいております。
新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の感染はいまだに終息する気配はなく、診療中も感染防止に神経を使われ、医療機関の運営にお困りの先生方も多くいらっしゃることと存じます。心から御慰労を申し上げます。
僭越ながら私の専門としている分野である人工関節手術につきまして、少しご紹介させていただきます。当院の人工股関節手術に関しましては、人工股関節の権威であられる久留隆史先生のもと、筋腱完全温存で行っております。筋腱を切離せずに温存して手術を行うことで、術後の脱臼の危険性が低く、術後リハビリの回復が早いことがメリットとして挙げられます。いずれの手術も入院期間は10日〜2週間ほどであり、自宅へ退院される患者様がほとんどです。
人工膝関節全置換術では、前十字靭帯機能を残した人工膝関節置換術を行うことでより正常膝に近い人工膝関節置換術を行うことができるようになっております。
最近では、人工膝関節の適応まで病状が進行していない症例に対しても膝関節周囲骨切り術なども導入しており、患者様それぞれに適した治療を提案させていただいております。股関節・膝関節疾患につきましてお困りの患者樣がいらっしゃいましたらご相談いただければ幸いです。
末筆となりますが、今後の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。今後ともよろしくお願いいたします。