高い診断精度とガイドラインに従った治療手技及び管理体制により、高い治療成績を上げています。子宮頚部上皮内腫瘍に対する円錐切除手術は、年齢や妊孕能などを考えて、2通りの手術対応を用意しています。短期間入院を希望されれば、1泊入院で行っています。広汎子宮全摘術では植物神経温存法を取り入れて排尿・排便機能の早期回復を目指しています。術後のリンパ浮腫にも慎重な予防策をとっています。
特に最近では、癌の化学療法や放射線療法においても、QOLに重点をおいて治療ができるようにしています。抗悪性腫瘍薬の種類によっては外来での化学療法も取り入れています。また緩和ケアとしてペインクリニックとの連携や他施設との病診連携もはかって対応しています。