私は、皮膚・排泄ケア認定看護師として「WOCケア相談外来」という名称で
看護外来を担当しています。
本日は、今年ストーマ(人工肛門)を造設された患者様が定期受診のために
来院されました。外来では、ストーマやその周囲の皮膚トラブルのチェックと、
日常生活の療養指導を行っています。
患者様は御輿担ぎの趣味が再開できるようになられたようで、「観ていることが
多いけど、参加できるだけで楽しいよ」とお話してくださいました。
ストーマは、自分の意思で肛門を緩めたり閉めたりすることができないので、
装具(パウチ)を常に装着する必要があります。手術前の患者様から、「ストーマ
を造ると趣味の水泳やスポーツができない」という思いを聞くことがありますが、
そのようなことは決してありません。患者様がストーマのある生活を受け入れ、
ストーマがあるからといって活動を制限せずにストーマ保有前の生活がおくれるよう、
これからも支援していきたいと考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 島児 真奈己