プログラム概要
医師臨床研修プログラム(2,300KB)プログラムの目的・概要
日本大学病院医師臨床研修プログラムは,医師としての人格を涵養し,将来の専門性にかかわらず医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるようプライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることを目的としています。本プログラムでは,研修医の自主性と主体性を尊重する自由選択枠を大幅に拡大しました。これにより,プライマリ・ケアに関する研修から後期研修や将来の専門領域への速やかな移行と継続性が確保されるものと考えています。
研修修了後の専門科目は研修中に自らの経験で選択すべきですが,専門進路が明らかな研修医は専門科の指導医と相談し,将来の専門領域に必要なプライマリ・ケアを重点的に研修することをお薦めします。
プログラムの特徴
2020年度の研修制度の見直しに伴い,本プログラムは国の制度改革を踏まえて,より魅力あるプログラム作りを目指し,自由度を増した新たなプログラムへと改編されました。
改編の特徴としては,医師としてスタートする研修医1年目に必修科目の内科部門24週・救急科12週(麻酔科4週を含む)・外科・小児科・産婦人科(日大板橋病院,大森赤十字病院)・精神科(日大板橋病院)をそれぞれ4週以上研修します。
2年目には4週以上の地域医療が必修となりますが,研修期間をとおして最大48週という長期にわたって希望選択科目を研修することが出来ます。
4週(ブロック研修として40単位:午前ないし午後を1単位(1日2単位)とし月~金曜までの5日間×4週の合計)以上の一般外来研修が必要となりますが,本プログラムでは,これを各必修科における平行研修とし,内科24週のうち週1単位,外科・小児科各4週中のうち週1単位,地域医療4週のうち,週2単位の一般外来研修が可能です。
地域医療研修では,緩和ケアを中心とした要町病院,在宅医療を中心とした山田英明下町クリニック,全身的サポートを掲げる岡田病院,都心千代田区で在宅医療を行う杏雲堂病院の4つから選択可能です。すなわち研修医自らの意思で自由に幅広いかつ多様な研修をすることが可能となりました。これにより,専門医研修への円滑な移行と継続的指導を受けることが可能となりました。
研修プログラム基本計画
1年目
- 内科(呼吸器内科)
- 8週
- 消化器内科
- 8週
- 循環器内科
- 8週
- 救急科
- 12週
- 外科
- 4週
- 小児科
- 4週
- 産婦人科
- 4週
- 精神科
- 4週
2年目
- 地域医療
- 4週
- 選択科目
- 4週×12
科目一覧
- 必修科目
- 内科,救急科(麻酔科を含む),外科,小児科,産婦人科,精神科,地域医療
- 選択科目
- 内科,呼吸器内科,消化器内科,循環器内科,消化器外科,救急科,整形外科,泌尿器科,脳神経外科,心臓血管外科,呼吸器外科,耳鼻咽喉科,眼科,麻酔科,小児科,皮膚科,乳腺・内分泌外科,産婦人科,精神科,放射線科,病理科,臨床検査科,地域医療